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「ボッコちゃん」を読んで

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「ボッコちゃん」を読んで
現在も引き続き本屋開業に向けて邁進中です。なかなか更新情報をお伝えできず、、、というのもお伝えするほどの内容はなく、日々選書しつつ、建築事務所との打ち合わせや備品の購入&制作、珈琲淹れる練習などなど、、、地味な準備ばかりです。そこまで多忙ではないですが、コツコツと進捗しているという状況です。10月オープンに向けて頑張っています。オープンまでは無収入期間なので、運転資金に不安を抱えつつですが。
読書も今のうちにということで、いろいろと読み漁りつつ、、、積読が増えるばかり。読むスピードと買うスピードが全然合っておりません。
そんな今回は星新一の名作「ボッコちゃん」の紹介です。私はじっくりと一つのストーリーを楽しみたい派だったので、今まで星さんのショートショートを避けてきたのですが、昨今のバイクソロキャンプツーリングの流行を受けて、まさにソロキャンに最適だと思い、一つ読んでみました。
その結果、、、キャンプ中ひとりで自然の中でこの本を読むのを想像すると、、、これは「シンプルに怖い」のではないかと思いました。確かに星さんのショートショートは読みやすく、時代の流行り廃りにも左右されず、短編にも関わらずどのストーリーも最後に驚きの展開が待っていて「ハッ」とさせられるという、非常に完成度が高いデザインされた本です。そういう面白さはあるものの、全てミステリなので「ゾワッ」とする怖さが同時に襲ってきます。世の中や人の業の風刺も入っていたり、読むと熱くなるというよりかは寒くなってしまう、、、ソロキャンには向かないかもしれません。
まさに好きな人は好き、苦手な人は苦手と好き嫌いをキッパリ分けるクセのある作品だと思いました。異星人やロボットの話も多いので、想像力はものすごく駆り立てられます。案外読書嫌いな人との相性が良いのかもしれません。

今回はこの辺で。


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