台商社VSミリオンゴッド神々の凱旋、沖ドキを使い続けるパチンコ屋の裁判について

3月末に裁判がありました。プレイグラフさん、アミューズメントプレスジャパンさん、日本遊技さん、シークエンスさんなどパチンコホール向けの業界紙も一斉に報じるものなのか?まったく書かないのか?はわかりません。おそらくおいおい記事ができてくるとは思いますが、裁判の記録を読んでみました。けっこう早い記事と思います。記事の内容は、業界の方向けになります。

パチンコ屋、パチンコパチスロ台を作るメーカー、台の販売をする商社の組合は、合同で2020年5月にギャンブル性が強いと言われる台は、行政の一般規則ではまだ使ってよいとされても、営業に使用しないとの約束を業界の総意として約束しました。

しかし、まだミリオンゴッド神々の凱旋とか沖ドキ(これはギャンブル性強いが、高射幸性には分類されていないものの撤去対象)を使用し続けているお店がありました。

業界の約束をみんなで守るために、台の販売会社たちは、このお店に台を売ることができないことを伝え、台を売ることをやめました。そうしたら、独占禁止法に違反するから、平たい言葉でいうととっとと台を売れ!(厳密には新台入れ替えの手続きで警察に資料を提出するときに必要な業務をしてください)という仮の処分を求める裁判をパチンコ屋が起こしました。2020年の11月から争われ、2021年3月末に裁判所は、裁判(決定)をしました。

裁判所は、業界の実態をどうとらえ、どんな判断をしたのでしょうか?

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