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天才たちから、クリエイティブを最大限に発揮する方法を学ぶ

最近、『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』という本をちまちまと読んでいる。

2014年に発売された本で、もしかしたら知っている人も多いかもしれない。

フロイト、ベートヴェン、マルクス、カント、ピカソなど、歴史に名を残した天才たち161人の習慣を一冊の本にまとめたものだ。日本からは唯一村上春樹が選出されている。

大体の天才たちは朝に仕事をすることが多い。今みたいにインターネットが普及していないせいもあったと思うが、大体が朝早く起き、昼過ぎまで仕事をして、あとは散歩をしたり、飲んだり、本を読んだりしている。

この前、人生で初めて9時寝3時起きを実践して、朝(とらえようによれば深夜)から仕事をしてみたが、メッセージは来ないし、SNSを開いても誰も更新していないから開く意味も無く、えらく集中できた。集中できた、というより、集中するしかやることが無かったというのが正しいかもしれないが。

人間が1日に発揮できるクリエイティビティなんてたかが知れている。

たとえば、映画監督のベイルマンは毎日8時間働いたとしても、本当に創造的な時間は10分か20分しかない。むしろ、そんな時間が1日の中にあることすらラッキーだと話す。

天才たちが朝に仕事をするのは、まだ脳を使っていないフレッシュな状態の方が斬新なアイデアが生まれるからだろう。早起きは三文の徳では無いけれど、ランチまでに仕事を一通り片付けると、その日心に余裕が出るのも確かだ。

また、習慣化は余計なことに頭を使わなくて済むようになる。1日で使える意思は量が決まっているらしく、いちいち少しづつ使っていたらすぐになくってしまう。スティーブ・ジョブスが毎日同じ服を着ていたのは有名だろう。まぁ、僕は服選び自体が楽しいと思うので、彼のようにはなれないと思うけど。

ただ、もちろん天才たちの中にも規則正しい生活を送っていない者や完全に夜型の者もいる。

人の体って、それぞれ違う時計に従っていると思うの。たとえば私はいま起きたばかりのように感じるけど、じつは起きてからもう三、四時間も経っている。こんな状態が続いて、午後七時くらいになったら調子が出てきて、九時にはもう書きはじめられる。一番書けるのは午前零時から午前三時までよ。

そう話すのは、アメリカの作家アン・ビューティーだ。彼女は「スケージュールなんて全然守らない」と自分でもいう通り、何ヶ月も筆を取らないこともあるそうだ。

対する村上春樹は午前4時に起きて、午後9時には寝る。

人のライフスタイルなんてそれぞれで、自分が一番クリエイティブになれる時間を探すのが良いと思うが、ちょっとでもクリエイティビティの質をあげてみたいと思ったら、この本を参考にしてみたはいかがだろうか。

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