足元の不安に飲み込まれそうな時は。
言いようもない不安にここ最近常に襲われている感覚がここ最近あったので、どうしたらいいか考えてみた。
そもそもなぜ今の立場に不安を感じるかというと、人との比較で自分の立場を考えすぎだからな気がする。Twitterとか見てると、そこに書かれていることはその人の一側面でしかないとわかりつつも、やっぱり不安になる。
自分で自分を納得させて、大丈夫だって思うのすごい難しい。でも、比較でしか担保できないのはきつい。立つフィールドが変わることで揺らぐ自信は自信とは正直言いづらいな、と僕は思う。
じゃあどうするか。自身とは努力の上にしか成り立たないと僕は思っている。不安や恐怖に立ち向かってきた努力だけが自分を支えてくれる。どこに行っても、一定これはできるって言えるには、数を重ねるしかない。成果が出なくても、数をこなしたことは自信につながる。生まれつきなんの因果か自信満々、みたいな人がいるが、そういう人は周りの人がめちゃくちゃ賞賛してくれたとかで、「自分っていけてるやん」みたいな経験を積んできているから。回数という塵が積もって、強固な山になっているから。その上に立っているから、不安の壁の向こうを見渡せる。
何か新しいことに取り組む場合、挑戦する数と自分で指標を作って、それが達成できたかどうか振り返りのサイクルを回しまくると不安がだんだんと薄れていく。この時の指標は会社の目標とかじゃなくてもよくて、自分がちょっと背伸びしたら達成できそうな目標とかでよい。大事なのは、「できた・できなかった」の要因を分析して、次に生かすこと。何回失敗したっていい。次に何かが生きていればそれでいい。ちょっとづつ、勘所を掴んでくるはず。
僕から見て頭一つ抜き出ている人は、やっぱり数をこなしている。すごいバズったとか、売り上げ何億とかになったとかじゃなくて、(それも一つの要素ではあると思うけど)、数っていう経験が今のその人を支えていると思う。
例えば、今の会社の社長であるジュンヤさんはフリーランス時代、1ヶ月に40記事くらい書いていたっていうし、営業で成果を出していた先輩は最初の頃、1日100件電話したと言っていた。(そう言う意味で、新卒社員のテレアポ修行はある側面では理にかなっている気がする。もちろん向き不向きはあるので、全員に押し付けるのはよくないと思うけど)
よく考えると、自分もそうだなと思う。僕は人前に出てしゃべることがそんなに苦手ではないのだけど、それは中高6年間演劇部で役者やって、ずっと人前に立ってたから。前職では採用担当として数えきれないくらい最初の面談をしてきたから、多分どこの会社に行っても最初の面談はできる自信がある。もちろん、最初は会社説明はろくにできないは、エンジニアとの面談では知ったかぶりするは、たまにキラー質問みたいなのきて内心めっちゃ冷や汗いたり、といろいろ失敗しまくってきたけど。でも、それがあるから、面談は自信を持ってできる気がしてる。
今取り組んでいることが一つのサイクルが長くて、自分は今大丈夫なのか、と不安にかられるなら、その仕事に結びつく小さくて早く回せるサイクルを見つけると、ひょっとしたら少しは不安な足元が固まるかもしれない。
あと、不安っていうのは自分が想像している時が一番強くて、それが現実として襲ってくる時は想像していた不安よりも小さい時の方が多い。フランスのてづ学者アランも「幸福論」のなかで、「苦痛がありのままに想像されることなどありえないのだ」と述べている。不確定要素に対する想像上の恐怖なんてほとんど意味がないもの。それに、回を重ねて何かをしていても、常識をわきまえていれば、誰かに迷惑をかけることなんてほとんどない。失敗しまくることが自信への唯一の近道なのだ。
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