2023/12/17 執着を捨てる手段としてのミニマリスト

あまり自分を⚪︎⚪︎イストとか名乗りたくない。
何か一つに傾倒したり、執着するのはバランスが悪いからだ。
往々にしてそういう思想やスタイルは流行に乗っているだけで、すぐに飽きて、あとで恥ずかしくなることが多い。

ただ、一つの例外はミニマリストだ。
執着を捨てるための手段としてミニマリストは有効だから。
もちろん、ミニマリストになるのが目的ではない。

「執着」はお釈迦さんの教えの通り、人間を苦しめる業だ。
人間は何かを得ると、それを失う恐怖に悩まされることになる。
だったら、最初から得ることを諦めてみたらどうだろうか。

すべての執着を捨てることは普通の人にはできないし、普通の人が出家する必要なんてないし、ある程度は受け入れていくことが重要だ。
一番最悪なのは手段と目的を間違えて、ミニマリストになるという執着に囚われてしまうことだろう。

ほとんどのモノの満足感は得た時がマックスで、あとは低下する一方だ。
特に大きなモノは管理コスト、保管コスト、廃棄コストが馬鹿にならない。
もちろん、長年愛着をもって使い続けているモノは例外だし、生活や仕事で毎日のように使うモノなどはこだわった方がいい。

何事もバランスよく折り合いをつけることが重要だね。