図書委員にしかられたおはなし。

一昨年の10月から仕事が始まったものの
学校図書館についてはなにひとつ知らないわたし。

一日だけ他校で研修を受けたので、
PCの貸出・返却処理はできたものの、
こどもたちの名前を追うのに精一杯。

この地域では児童の名前にすべてバーコードが
割り振られていて、貸出時はバーコードリーダーで
名前を読み込み、処理をする。

貸出で並ぶ児童ひとりひとりに名前を聞き、
差し出される図書のバーコードもスキャンしていく。

画面に映るタイトルを見ながら
はーい、ありがとー。と返し、次の児童の名前を聞き、
名前のバーコードをスキャンし、図書をスキャンする。

じぶん、できるやん……☆

…とほっとしているうちに、休み時間に。

図書委員の子たちがきて、自分たちの席に座り
待機する。

「あー!もう、名前変わってないじゃん!」
「えーっと今日は何曜日だっけ? あれ?」

壁にあるなにかを持ちながら、図書委員同士で話している。
なんだろう。と見てみると、そこには曜日ごとの担当が
書かれてあった。

「先生、これ毎日変えるんです。おねがいしますよっ」

と注意されてしまった。
そっかー。そうなんだね。しらんかったー。

なんせ引継ぎもないもんだから
その学校で行われていたルールはまったくわからないのだった。

後日、また別のことで叱られてしまうけれど
その話はまた次回。



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