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【取材後記】タイミーさんに「コロナ禍でV字回復」した戦略とストーリーを伺いました。

みなさま、こんにちは!ビジネスメディア SELECK編集部の榎本(@enomon_s)です。

コロナ禍で長らくリモートワークを続けた結果、毎日同じ光景を見る生活に飽きてしまい…(日常にもちょっとした刺激が欲しい)

住んでいた家に大きな不満はなかったものの、思いきって人生10数回目の引っ越しをしました。週末は庭造りをして、目の前の光景を変えていきたいと思います✨

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さて!本日の新着記事は、タイミーさんのコロナ禍の新戦略についてのお話です🎉

実施された施策が盛りだくさんで、「マネジメント」「マーケティング」など記事を1つのカテゴリに分けるのが難しいのですが、「今年4月に3分の1まで落ち込んだ売上を、どのような戦略でV字回復させたのか」というストーリー性のある事例なので、ぜひ色々な方に読んでいただけたらと思います^^

では早速、取材の背景からお伝えしていきます。

1. 取材の背景

タイミーさんは、代表の小川さんが大学在学中の2018年に立ち上げられた企業です。

こちらの橋本環奈さんが出演するCMで、スキマバイトアプリ「Timee」を知った方も多いのではないでしょうか。

創業当時より、飲食業界×学生アルバイトのマッチングで月次30%の急成長を遂げられていた中、突然のコロナ禍で飲食業界からのニーズ・収益が見込めなくなってしまったそう。

飲食業界に限らず、特定の業界の顧客に特化して事業展開されている場合、このような状況に陥られた企業も多いかもしれません。

そんな状況下で、どのような対策を取られたのかが気になり調べていると、

物流や小売業界に早期にターゲットを変更。新たな取引先を開拓し、売上が3分の1まで減った今年4月から半年ほどで、昨年11月水準まで一気に戻した

という情報をキャッチしました。

そこには取り組みの詳細については記載がなかったのですが、裏側(現場)ではターゲティング変更の意思決定、それに伴う営業体制や戦略の変更、組織まわりの変化が大きかったのでは?と感じ、詳細ヒアリングを依頼させていただきました。

その結果、

・いわゆるThe Model型組織を、物流・小売・飲食業界の3つのカンパニー制組織に変更。各業界に特化したKPIや営業、マーケティング戦略で一気に攻めにいった

・有力企業へのパイプや影響力を持つ顧問・株主を巻き込み、ワンチームに。toB向けのウェビナーを開始したり、ドミナント戦略で特定地域限定のtoB向けCMを放映したり。新たなターゲット業界でも早期にマーケットを開拓した

・Timeeならではのバリューが訴求できるように、営業トークを見直し。「シフトの穴埋め」ではなく、「人件費の変動費化」の訴求に変更

などなど。書ききれませんが、他にも本当にたくさんの施策を短期間で行われていたことが分かりました。

昨今の厳しい状況下で、業績回復の糸口を探している方々に、何かしら気付きが得られる戦略・ストーリーだと感じ、今回取材させていただくことになりました!

2. 記事本編に含められなかったお話

詳しい内容は、ぜひ記事本編をご覧いただけたらと思います。ここでは、本編に含められなかったけれど、個人的に「素敵なエピソードだなー✨」と思ったお話を。

Timeeは人手が欲しい企業と、今すぐ働きたい・収入を得たい働き手をマッチングするサービスなので、例えば地方の店舗が「Timeeを始めました」と募集を出しても、近くにワーカーさんがいなければ、マッチングが成立しません。

ではどうするかと言うと、まず募集し続けていただいて、その上でコンビニなどの店舗にTimeeのポスターを掲示したり、店長さんなどにチラシを配っていただいたりするそうです。(もちろん自主的に配ってくださることも多いと思います)

「募集を出すだけなら費用は掛からないので、根気強くお付き合いください」とお伝えして、一緒に協力しながら地道に活動を続けていると、働き手の少ない地域であってもきちんとマッチングし始めるとのこと。

インタビュイーの石橋さんは「マーケットをお客様と一緒に育てていく感覚」とおっしゃっていました^^

池袋の新オフィスにも、よくワーカーさんがユーザーヒアリングで来たりなど、顧客含めてユーザーとの距離が近いサービスなんだなと感じました。あったかい感じですよね。

直接取材しないと分からない、こういったハートフルなお話を聞けるのが私はとても好きです^^

記事本編はこちら👉月次30%成長からコロナ禍で売上3分の1に。半年でV字回復したタイミーの新戦略とは

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3. さいごに

今回タイミーさんが、各業界に特化したカンパニー制組織に変革したことは、顧客の企業にとっても嬉しい戦略ではないかなと思います。(ちなみに現在は約140名規模)

自分たちに特化して、向き合ってくれる専門チームができたような。

実際に、「物流チーム」の名刺を見ていただくだけで、「そういうチームを作ったんだね」と喜んでいただけたりするそうで。目に見える部分で形が変わるというのは、思った以上に相手にもインパクトを与えるものですよね。

ひとつの業界に特化していた時とは異なり、組織変革後はそれぞれが担当する業界の専門知識を入れようと、メンバーの自発的な行動やスタンスの変化が生まれたそう。

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現在23歳で、スピード感を持って上場を目指す小川さん。今後の事業展開も楽しみです。

では、今回はこの辺で!またお会いしましょう〜👋

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