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【取材後記】LAPRASさんに「オフィス解約」決断の裏側と、広報時の工夫を伺いました。

みなさま、こんにちは! ビジネスメディア SELECK編集部の榎本(@enomon_s)です。

すごく個人的な話ですが、最近 NiziU(ニジュー)という新生アイドルグループにハマっています。アイドルに心を持って行かれるのは人生初。

夢を持ってひたむきに努力する姿って、こんなに惹かれるんですね…!

毎日「Nizi Project」のオーディション動画を見て、元気をチャージしてから執筆に勤しんでいます✨ 元気を補充したい方に、おすすめです^^

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さて!早速、今回も取材の背景からお伝えしていきます。

今回の新着記事は、このコロナ禍で「オフィスの解約」を決断されたLAPRAS(ラプラス)さんの、決断の裏側についてです👏👏

1.取材の背景

LAPRASさんは、エンジニアのオープンデータを元にスカウトを送付できるAIヘッドハンティングサービス「LAPRAS SCOUT」を展開されています。

旧社名scoutyの時に、日本で数少ない「ホラクラシー組織」を運営している企業として取材させていただきました。

その後、SELECKを運営するRELATIONS株式会社でも、ホラクラシーを導入することとなり、 LAPRASさんに外部講師として運営をサポートいただいたりと、何かとご縁のある企業さまです。

今回の取材は、PRを担うインタビュイーの伊藤さんが出された、こちらのnoteがきっかけでした。(スキも多く注目度の高いnoteです✨)

ちょうど公開された夜に、SELECK5周年のゆるのみ(イベント)に参加してくださっていて、取材でその裏側を聞かせていただけることになりました💡

4月以降、コロナ禍でのコスト面の負荷などを理由に、オフィスを解約された企業のお話しを耳にすることも増えてきました。個人的には、何となく「解約することが先進的・トレンドである」かのように報じられている風潮も感じます。

一方で伊藤さんは、オフィス解約はネガティブに捉えられることも多く、プロダクトのPRに繋がるわけでもないので、客観的に見ても「その判断は合理的だ」と納得してもらえるような工夫をして、対外的に広報したとのことでした。

今回は、「オフィスは本当に不要なのか。そのリスクは?」といった部分も含めて、LAPRASさんがどのように考えて方針を決定されたのか、リアルなお声を伺わせていただきました。

2.事例のポイント

LAPRASさんでは3月下旬から全社フルリモートに移行し、オフィスが遊休資産化している状況から、意思決定を担う方が先に「オフィス解約の方針」を固めていました。

ただ、その決定による潜在リスクがないかを確認するため、社内周知する前に全社員へのアンケート調査を実施しファクトを集めて、懸念点を解消したところがポイントです。

そのアンケートでは、約80%の社員が「リモートによるマイナスの影響がない」という回答結果だったそうです。

オフィス解約を社外に発表することのメリットは特にないそうですが、LAPRASさんの場合は居抜き先を探していて、その行動を取るタイミングで社内アンケートのファクトも添えて公表したとのこと。

コロナ禍は初めてのことですし、その状況下でのオフィス解約について誰も正解を知らないからこそ、社員はもちろん、対外的に公表する時に「根拠となるファクト」を揃えて、誰が見ても納得感を得られるように公表することが重要とのお話しでした


また私が概要を伺った時は、オフィスを解約したら(コロナ収束後も)オフィスなしで完全リモートワークをするお話しなのかな、と思っていました💡

実際は、現在の広いオフィスは一旦解約するものの、社員のコミュニケーションの場として、小規模なオフィスを持つという方針になったそうです。

その背景にある想いは、こちらをご覧ください。

僕たちはこれまで、オフィスを「働く場所」と捉えていたのですが、フルリモートワークをしてみて、そうじゃないんだなと気付きました。

オフィスは「コミュニケーションを取るために必要な場」であって、あるに越したことはないと思っています。

この状況なので一旦退去するものの、いずれ小さい規模で、コミュニケーションに特化したオフィスを持つのが良いかなと思ってます。(本文より)

実際にフルリモートワークをしてみて、社員が同じ空間に集まることで生まれていた「偶発的なアイディア」がひとりの場では難しくなるなど、「目に見えていないけど機会損失になっていることがある」と実感されたそうです。

やはりオフラインと全く同じような環境をオンライン上に作るのは難しく、今も試行錯誤中とのこと。現在はオンライン上で雑談の機会や、固まっていないアイデアを壁打ちする時間を意図的に設けたり、1on1やフィードバックを増やすなど、コミュニケーションを増やすための施策をしているとのことでした。

今の状況が落ち着いた時に、LAPRASさんが「コミュニケーションに特化したオフィス」としてどんな空間を持たれるのかが、楽しみです^^

今まさに、オフィス契約を今後どのようにするか悩まれている企業さまも多いと思うので、いち事例として参考にしていただけたらと思います💡

記事はこちら👉 遊休資産と化したオフィスを解約!LAPRASが「合理的な決断」をいち早く下せた理由

3.さいごに

取材の時に、印象的だった伊藤さんのお言葉がこちらです。

メディアには失敗事例があまり出てこないんですが、多分失敗を経験している企業も結構あると思います。実際に僕たちもオンラインのオンボーディングで苦労したり、コミュニケーション上の失敗もありました。

僕らはまだまだし足りないところはあるんですけど、失敗をきちんとあぶり出すために、定量の分析を定期的にしていくことがすごく大事だなと思っています。

(※取材音源から一部抜粋し、編集させていただいております)

まだフルリモート環境下になって数ヶ月ですが、「リモート環境とオフィスでのパフォーマンス変化」などを定量で分析するのは、とても重要になりそうですね。

そして、確かに失敗談はあまりメディアに出てこない気がします。SELECKの記事は、過去の課題や時には失敗談を踏まえて、どんな施策を打ったのかをお聞かせいただく構成なので、リアル感が出て参考にしていただきやすいのかもと思ったり。

今回の事例も、現場の試行錯誤を含めてリアルにお話しいただいたので、ぜひ記事本編もご覧ください^^


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