「マヨ抜きてり男」 23'0130の日記

仕事で車に乗っている時、小雨が降ってきた。

・僕は雨具が嫌いだ。特にカッパは最悪。暑いし蒸れるし、どのみち靴は濡れるし。着たあとのビショビショのカッパは嵩張るし、干さなきゃいけないし。傘はまだマシな方だが、手は塞がるし、原付きなどに乗っている時は使えない。そしてビショビショ嵩張る問題は変わらない。

・雨の日に外出するなら、できることなら雨具など使わず、全身ズブ濡れで行きたい。豪雨の中をスクーターでかっ飛ばして、「あ~~~~~~雨~~~~~!!!」って感じで濡れ鼠になりたい。さぞ気持ちが良いだろう。ただ現代社会ではズブ濡れの人間が電車やファミレスなどに入るのは迷惑とされているため、仕方なく僕は傘やカッパを身に纏う。

・これを友人に話したら「意味わからん」と返されたので落ち込んだ。みんなはどう思いますか?バケツを引っくり返したようなドカ雨の中、可能なら一糸纏わず飛び出していきたい、そんな欲望はありませんか?「ショーシャンクの空に」とか「雨に唄えば」みたいになって絵的にも映えると思うし。

昼食がずれこんで、夕方頃にマクドナルドで食事を摂った。

・僕は「てりやきマックバーガーのセット、マヨネーズ抜き、ポテトとコーラ」以外絶対に注文しない(アレルギーのため)ので、店員さんから変なあだ名をつけられていないか心配だ。陰で「マヨ抜きてり男」とか呼ばれてるかもしれない。ムカつくな。

・店内では、恐らく高校生と思われる男子達がカードゲームをしていた。僕も学生時代はカードゲーム(デュエルマスターズ)に傾倒していた事があり、なんだかノスタルジーを感じた。こうやって放課後にフードコートで遊んだりしたな。

・僕は当時から完全に性格が悪かったので、『とにかく相手のプレイングを邪魔/無効化/遅滞させ、打つ手が無くなった相手をチクチク削って勝つ』というデッキを愛用していた。友達からは割と本気で嫌がられていた。勝てればいいんだよ勝てれば。

・急に思い出した。更に昔、小学生くらいの頃も僕はカードゲームをやっていた。その時、狡猾……というかただの悪ガキがクラスにいて、そいつはカードゲームをプレイするor他の児童がプレイしているの眺めている隙を突いて、レアカードをこっそり盗んでいくのである。大悪党だ。

・僕も一度そいつにレアカードを盗まれた。デュエルマスターズの「アストラル・リーフ」だ。未だに覚えている。僕はもちろん抗議したが、「これは俺がもともと持っていたカードだ。お前のは自分で失くしたんじゃねーの」と言い返されてしまい、泣き寝入りした。

・そこで僕は自分が持っているレアカードに、見えづらいようにマジックで小さく印を付けた。それから暫くして、また僕はカードを盗まれた。しかし今度は前のようにはいかない。容疑者であり、僕の物であるはずのカードを自慢気に見せびらかしている悪ガキに「そのカードを見せてみろ。僕が付けた印が書いてあるはずだ」と要求した。これでヤツは己の罪を認めざるを得ない。完璧な作戦だった。

・悪ガキは「嫌だ」と即答した。そのカードは未だに戻ってきていない。たぶん盗まれたと思うんだけどなぁ。それとも失くしたのかな。

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