ニッチの倫理
医師には地域と診療科の局在がある。
ざっくり言って仕舞えば、都会に多く、地方に少ない。楽な科、稼げる科が多く、しんどい科、地味な科は少ない。
僻地に行けば希少価値で重宝される。
もちろんそれはケースバイケースで、病理という希少価値だったはずなのに、僻地ではそれほど必要ないということで、重宝どころか厳しい評価を受けた…。
それはともかくとして、僻地、たとえばその地域で一つしかない医療機関に勤務していたら、そうとう感謝されるのは事実だ。
しかし、注意しなければならないことがある。それは…。
ここから先は
1,586字
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?