誰でも知っているし、時に論争にもなるのに、言っている人の間で意味が違う言葉は結構ある。
たとえば大学。
大学に通った経験がある人はそれなりにいる。現在は同世代の50%程度だが、我々世代が大学に入ったときは20%程度だった。
私たちはいわゆる団塊ジュニア世代で、大学の定員増が受験人口増に間に合っていなかったので、私が現役で受験した1990年度の入試が、ここ45年くらいでは最も厳しかったわけだ。
このように、大学といっても時代によって進学率は違うし、ましてやカリキュラムはかなり異なる。
とくに、私たち団塊ジュニア世代にとって、「大学レジャーランド」論はある種常識だったが、今の大学は全く異なる。そのことを知らず、あいも変わらず大学は遊べる的な発言をする中高年は、ちょっと恥ずかしいぞ。
検索すれば分かるが、多数の大学がこのUNIPAを導入し、学生の出席管理などをしている。もはや「代返」「代筆」など死語なのだ。
このように、同じ大学という言葉を論じているのに、その内容、イメージしているものが異なるので、すれ違いや誤解が生じてしまう。議論をするときには注意が必要だ。
もう一つ、人によって定義が異なるのに、多用されている言葉がある。それは…。
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