見出し画像

 時々言われることがある。

 「文章ではあんな大胆なことを書くのに、会ってみると穏やかで気さくな人ですね」。

 怖い人だと思っていたなどと言われたこともある。え、そうなんだ、とちょっと自己認識とギャップがあって面白い。

 自分のことを自分で分かっているわけではないが、なんとなく自覚はしている。

 文章では確かに手厳しい批判的なことを書くことも多い。そもそもですますではなくである、だ調も怖くみえる原因だろう。

 一方、ひとあたりに関しては、少なくとも初対面の人などには相当腰を低くしている。これには理由がある。

ここから先は

1,407字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?