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未来の医療その1

 私はフリーランスとして日々の仕事に追われており、目の前のことで手一杯だ。

 自転車操業の日々で、今日の診断が終わったらすぐに明日の診断が待っている。

 そんな余裕のない日々でも、医療が変わりつつあるのは実感している。そもそもフリーランスになったのも、ある種医療の進歩に期待したからだ。

 そこで、今日は少し視線を先にして、未来の医療費がどうなっているのか、病理医の視点からざっくばらんに考えてみたい。

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1,605字
このマガジンでは、“めずらし医“である病理医の中でもレア中のレアなフリーランスの病理医からみた病理診断、医学界の話、研究者になることに挫折し学士編入学を経て医師になった者から見たキャリアの話、そして「科学ジャーナリスト賞」受賞者の視点から見た科学技術政策の話の3つの内容を中心に綴っていきます。

フリーランスの病理医兼科学ジャーナリストである榎木英介が、病理、医療業界や博士号取得者のキャリアパス、科学技術と社会に関する「機微」な話題…

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