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立ち去れない人たちへ

 現状を改善しようと思った時、何をすべきだろうか。

 抗議する。これはおかしいよ、という。

 身近な問題だったらこれで改善されることもある。声を上げることは重要だ。

 選挙に行く。

 丁度今統一地方選の後半戦の選挙戦中だ。また衆院の補選も行われている。選挙に行き、投票するのは一つの大きな手段だ。立候補もそうだろう。

 先週学会で行った下関では、安倍元総理の死去に伴う補選の選挙戦最中だった。

下関駅前で演説する有田芳生氏
翌日は枝野幸男氏が応援演説していた。

 ただ、選挙では取りこぼされてしまう課題も多い。選挙は政策パッケージを競うものだからだ。

 デモやストライキも重要な手段だ。そして、アドボカシー、ロビイングなども選択肢となる。

 ほかにも、世論喚起のための新聞やメディア、あるいはインターネットへの投書、投稿も有効な手段だ。ただ、これらは外側から影響を与える間接的な手段で限界もある。

 このように取れる手段はいろいろある。

 しかし限界もある。

 丁度学会で市民向けイベントをしている最中に、大きなニュースが飛び込んできた。そう、岸田文雄首相襲撃事件だ。

 安倍氏が暗殺され、その補選を行なっている下関でこのニュースを聞くとは、複雑な思いがした。

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