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インディ病理医・科学ジャーナリスト榎木英介の”機微”だんご

フリーランスの病理医兼科学ジャーナリストである榎木英介が、病理、医療業界や博士号取得者のキャリアパス、科学技術と社会に関する「機微」な話題を語ります。組織に属しない「インディペン…
このマガジンでは、“めずらし医“である病理医の中でもレア中のレアなフリーランスの病理医からみた病理…
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#お絵描きばりぐっどくん

いつもの仲間とつるまない

 中年になってくると、新しい友人関係を作るのが億劫になる。  どうしてもいつもの仲間と一…

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「目利き」がいない世の中で

 ノーベル賞ウィークが続いている。  医学生理学賞を受賞したカタリン・カリコ博士の壮絶な…

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お人好しの人生

 誤解されている言葉に「情けは人の為ならず」がある。  誰かを助けることで自分にもいいこ…

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AIが奪う仕事奪わない仕事

 AIが仕事を奪うだろうという言説がこの10年大きな話題だ。  何%の仕事がなくなる云々は鉄…

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人材流出の果てに

 よく研究者などに向かって、日本に職がなければ外国に行けばいいではないか、と軽く言う人が…

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東大と京大

 何かにつけて比較される東大と京大。東西を代表する歴史ある国立大学だ。  校風は異なると…

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医者は食いっぱぐれがないは本当か

 このご時世、安定した職を得ることは難しい。  一部の大企業が行なっているメンバーシップ型の雇用に潜り込めなければ、常にいつ職を辞めさせられるか、辞めざるを得なくなるか不安を抱きながら仕事をしていくことになる。  とはいえ、産業構造が転換する中、勤めていた企業がなくなることだってあり得るわけで、メンバーになれたからといって安穏としていられるわけではない。  そんな中、資格職に注目が集まるのはある種当然だと言える。  資格の世界はジョブ型が多い。もちろん、企業内でのキャ

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上京、下京

 東京は人を吸い寄せる、磁石のような街だ。  いろいろな地方の人たちが東京に集まってきて…

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医学部と「権力」雑感

 医学部医学科を持つ大学は80程度あるわけで、そりゃ千差万別だ。  北は旭川医大、南は琉球…

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充実した50代を過ごすために40代で準備しておきたいこと

 50代になって2年弱。なんとか無事過ごすことができている。  コロナ禍と重なった50代の最…

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医師と犯罪

 衝撃的な事件が世間を揺るがしている。  いったい何があったのか…。正直この段階では分か…

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医師にならなかった医学部卒業生の行方

 医学部医学科はよく医師養成専門学校とか、医師免許教習所などと言われる。  大学にある多…

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社会の縮図

 メタのスレッズ登場以降、ツイッター対スレッズ、どっちが上か論争がいまだ続いている。  …

誰のためでもなく

 医学部の志望動機には三つしかないという話を聞いたことがある。  自分が、あるいは家族が病気になったのがきっかけ、家族が医師だったのがきっかけ、そして…。  三つ目が思い出せない。医師という仕事の素晴らしさとかやりがいとか社会貢献だったか…。  少なくとも、面接の場で自己利益のような動機を言ったらアウトだろう。  医師に限らず、医療は公的な存在として社会に貢献する。これは譲れない。