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映画「プラダを着た悪魔」で英語を学ぶ。

英語の勉強方法はたくさんあると思いますが、今回は映画で学んでいきましょう。自分で着眼点を変えていくと、どんなものでも学ぶことは大いにあります。

①I am not skinny or glamorous.
「私は細身でもなし、魅力的ではないわ」

・skinny(adj) は「痩せている、細身である」。スキニージーンズなどは馴染みがある言葉でしょうか。skinnyは形容詞で、主に人の体型を表す際に用いられます。
・glamorous(adj)は「魅力的な」。glam, glamour も同じ意味です。

次にここでの文法事項は、「not A or B」で「AもBも〜ない」です。普通は「猫も犬も好きでない」と言いたかったら、I don’t like cats and dogs. になりがちです。しかし、実際はI don’t like cats or dogs. で and をor に変えましょう。

理由を簡単に上げておくと、「not A and B 」の正体は 「not (both) A and B 」です。つまりこれは、部分否定で「猫も犬もどちらも好きというわけではない」という意味です。
「not A or B 」は 「not (either) A or B 」になるため全否定になり、「猫も犬も好きではない」という意味になります。

② I bet a million girls would kill for that job.
「大勢の女性が憧れる仕事だよ」

・bet (v)  1.「…(お金)を…に賭ける」 2. 「…であると主張する」という意味で使われます。
主な使い方は、
1. I bet two dollars on the horse.  I bet you one dollars.
2. I bet (you) that he is going to come here.
第3、4文型をとります。

・one and a half millions 「150万」、millions of people 「数百万の人々」、a million questions 「無数の問題」
million は簡単な単語ですが、使い方がややこしいので、辞書で一度調べましょう。

・kill for… 「…のためなら何でもする」
このkillは自動詞で使われており「その仕事のためなら、人殺しでもできるほど、憧れている」といった感じでしょうか。
こういった婉曲的表現を日常で使えたらいいですね。

③If you mess up, my head is on the chopping block.
「もしあなたがヘマしたら、私のクビはないのよ」

・mess up  1.「しくじる、間違う」2.「…(場所)を散らかす」

・chopping block (n)「まな板」、chop(v)は「…を叩き割る」

・on the chopping block で「(まな板の上に存在するという意味から)廃止される運命にある、危機にある」といった意味です。

私はこの表現を一度も見たことはありませんでした。海外だと頻繁に使われるんですかね。よくわかりませんが、なかなか面白い表現。

④Why is it so impossible to put together a decent run-through?
「なぜ、ちゃんとしたランスルー(通し)ができないの?」

・put together… 1.「…をまとめる、寄せ集める」2.「…を構成する、組み立てる」
主な使い方、
1. I hove to put  together many ideas. I have to put together a report.
2. I will finish putting  together a shelf until tomorrow.

・decent (adj) 1.「きちんとした、見苦しくない」2.「 かなりの、相当な」3.「親切な、尊大な」
1. You should wear decent clothes.
2. He gets decent grades every semester.
3. It is decent of you to help an elderly person to carry a bag.

・run-through(n) 「ランスルー(全て本番と同じようの通しで行うこと)」

put together は簡単な単語ではありますが、スピーキングやライティングで使えたらかなり味が出ますよね。実践で使ってみたいと思いました。

⑤I turned my back on my friends and my family.
「私は友達や家族に背を向けていた」

・turn one’s back on …「…に背を向ける」
turnは「の向きを変える、ひねる、回転される」という意味を持ちます。turn back で背中の向きを変えて、相手の方に向ける。そこから「背を向ける」という意味になります。この表現に関しては、日本語と英語は似てますね。

<個人的に思う使えそうなフレーズ集>

Where are you? - どこいるの?
I’m almost there. - もうすぐで着きます。

Bloody time! - ひどい時間ね(遅すぎる)!
英国のスラング

The second assistant is supposed to do this.- 2番目のアシスタントがやることになっている。
be supposed to do… 「(義務・規則・取り決め・約束・などで)…することになっている、…するはずである、…しなければならない」

You ended up disappointing me more than any of the other silly girls.- 馬鹿な女の誰よりも、私を(最終的に)失望させた。
end up~ing 「最後には〜になる、〜で終わる」

You are whining.- 泣き言を言っているだけだ。
whine 「すすり泣く、(犬)がクンクンなく、泣き言を言う(about)」

It’s a huge imposition. - 大きな重荷だわ。
imposition「(税や義務を人に)課すこと、負わせること」

映画内には、英語学習を向上させてくれるたくさんのフレーズがあります。一つ一つ見ていくと、単語や文法の勉強になります。また、それをアウトプットという形で実践で使えれば、スピーキングなども力が付いてくると思います。

まだまだ、紹介したいフレーズはありますが、長過ぎてしまうのでこの辺で。


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