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「特刀剣乱舞花丸雪ノ巻」感想(ネタバレあり)

2022年5月20日、発表の時から約一年ずっと公開を待ちわびてた映画が公開した。その名も「特刀剣乱舞花丸雪ノ巻」。この映画は日本刀を擬人化したキャラが出てくるソーシャルゲームの刀剣乱舞のメディアミックス作品の一つである「刀剣乱舞花丸」の劇場版で、他の刀剣乱舞のメディアミックス作品と比べてほのぼのとして優しい世界なのが特徴である。

僕は刀剣乱舞はもちろん、刀剣乱舞花丸も大好きである。オンエアを見始めたのは2018年にやってた2期の「続刀剣乱舞花丸」であり、本格的に刀剣乱舞にハマった2020年には残り見てない回を全て見終えた(総集編映画は除く)。
可愛らしいキャラデザ(特に短刀と脇差と蛍丸がそれ)、そして先ほども述べたようにほのぼのとして優しいストーリーが、僕を魅了してくる。特に僕の推しコンビである堀川国広と和泉守兼定(通称土方組)がかなりコンビコンビしてるのもありがたい。(コンビコンビって何)

話を映画の方に戻すが、本作は三部作のうちの最初の方で、残りの月ノ巻、華ノ巻ものちに公開が控えている。(ちなみにトップ画像は雪ノ巻パンフレットと入場者特典と月ノ巻のムビチケ特典のファイル)

公開初日の夕方、学業を終わらせて即映画館へと向かった。
映画館に着き、まずドリンクを買おうとしたが思った以上に並んでおり(同日に公開された五等分の花嫁劇場版を見にきたと思われる人がいっぱいだった)、間に合わないかなと思いドリンクは諦めスクリーンへ(しかし実際予告が10分もあったので全然間に合っていたのだ

ここからは雪ノ巻の本編感想となるので、まだ観てないという方はブラウザバックするか閉じるをタップしてほしい。



〜雪ノ巻 感想〜
オープニング、シリアスな雰囲気から始まる豆まき(山姥切国広と三日月宗近が対峙していたのをみて「花丸本丸のこの二振もこういうやつなのかよ」となった)。そして思い思いの節分を過ごす刀剣男士と、相変わらず事務作業のへしきり長谷部と山姥切長義。
そして序盤の見どころである新キャラクターの山姥切長義と山姥切国広、通称伯仲組のやりとりと山姥切長義のおそらく原作以上である高プライドマンさ

山姥切長義は写しである山姥切国広の本歌であり、プライドが高く高慢な性格なのだが、本作では原作以上(おそらく。僕は彼の原作ゲーム初登場イベントの特命調査聚楽亭をプレイしたことがないので彼のことは無双でしか知らない)にそれが出ていて非常にツンツンした態度で来た当初は周りの刀剣男士につっけんどんな態度をとりややギスギス気味で始まっていたのでびっくりしてしまった。
特に自分の写しである国広には「やあ偽物くん」「本物は僕だ」とプライドの高さをアピール。それに対する国広も自分の本歌である長義に複雑な感じ。
そこで二振に出陣命令が下る。隊長は経歴の長い国広の方になったのだが、長義は「なぜ偽物が隊長なのか、本物は俺だぞ」と不満を漏らす。こんな長義見たことないぞ。

出陣先、突然同じ出陣メンバーの御手杵と同田貫正国(通称無用組)が自分が活躍できることについて語っておりオイ突然ここで無用組の絡みを出すのか!?となったが、なんと原作以外で無用組が絡んだのは初めてらしい。無用組の民の方々、やったね!

出陣先で指揮をとる国広だがそれを遮るように自分で命令を出し勝手に行動する長義。しかもそれに合わせてみんなも長義に同行してしまう。国広ェ

向かった先には時間遡行軍がおり、バッサバッサと始末。そこで出陣先の時代の人に気づかれそうになり、一旦退避すると長義がまたもや「本物は僕なのに!」と本歌アピール。こんな長義見たことないぞ(二回目)
しかしそこにも時間遡行軍が来て、長義は怪我を負ってしまう。しかも国広に庇われたこともあり、悔しさが盛大に溢れる長義

出陣が終わったあと、加州清光と相談した国広。清光は過去の自分の経験を元に国広にアドバイスしていたのだが、これは二期五話の伏線回収だ!となりちょっと感動。国広は万葉桜の下で不貞腐れてる(のかな)長義に思いを伝えることに。
国広に対し弱音を吐く長義。本歌である自分より写しである国広の方が強いことで「お前が妬ましい」と漏らす。こんな長義見たことないぞ(三回目)しかし国広は自分の本歌でありつつ自信の高い長義に「お前が羨ましい」と告げる。それを見た安定が「似たもの同士だね」と言い、なんなかんやあって2人は仲直り。(そして他の出陣メンバーにも菓子折り持って謝罪する長義。こんな長義見たことないぞ(四回目))
その後も長義の国広に対するツンツンとした態度は変わらないがなんやかんやでうまくいってるのであった

そして次の見どころは花丸で初めて描かれる特命調査と、そこで活躍する陸奥守吉行、肥前忠弘、南海太郎長尊の通称土佐組のやりとりと静形薙刀と小夜左文字(と、大阪城)

土佐組が原作で初めて登場する特命調査文久土佐も僕は未プレイなのでここで土佐組のやりとりを始めてみることになってしまった。

歴史改変された文久土佐に出陣命令が下った陸奥守吉行、小夜左文字、静形薙刀、白山吉光、大般若長光
向かった先の歴史改変された文久土佐は人気もなく暗いのだが、空が異様な雰囲気でまるでまどマギの魔女空間。
そこで肥前を見つけた陸奥守が「久しぶりじゃのお」と。お前は顔馴染みだったのか
そして後に南海先生とも合流。彼にも顔馴染みな言葉をかける陸奥守。土佐組ってみんな顔馴染みだったのか。

ここで南海太郎長尊の十八番、「罠作り」に協力させられる出陣メンバーたち。材料は時間遡行軍の残骸。闇のワクワクさん、南海先生。
そして出来上がった罠は時間遡行軍の薙刀と容姿がそっくりのもの。罠てこんな感じなんだ。
これらをいくつかつくり歴史改変された原因の首謀者のいる高知城の周辺に設置

土佐組+αが特命調査をしてる間、大阪城で小判稼ぎをしてる博多藤四郎と毛利藤四郎と包丁藤四郎と山伏国広と日本号と物吉貞宗。
なかなか小判が見つからず不貞腐れてペロペロキャンディー舐める包丁くんとそれに萌え萌えする毛利くん。俺もお前に萌え萌えしてるぞ。
そんな中物吉が壁の方を指し幸運の気配がと。花丸本編でのチート級の幸運持ちである物吉貞宗を大阪城に持ってくやり方、花丸らしいね
何もないと思いきや山伏が得意の力技で壁をこじ開け、見事隠し通路発見、花丸らしくて安心したぜ。  

また同じく、本丸で最初の特命調査に参加した(長義が加入するイベ)一期一振、愛染国俊、薬研藤四郎、厚藤四郎(とあと一振いたのだが忘れてしまった)らが小龍景光と放棄された世界について話し合っており、特に薬研藤四郎と愛染国俊が並んで話してるシーンは「山下誠一郎と山下誠一郎だ…(2人とも同じ声優)」となった。もしかしたらスタッフの遊び心なのかもしれない

話を特命調査に戻すが、出陣メンバーの二振である静形薙刀と小夜左文字のやりとりも良い。
出陣前、自分の不注意で小夜左文字のもってた花瓶を割ってしまった静、そのせいで同行した小夜に対しオロオロ気味。
小夜と白山と罠を設置し終え、目的地に向かおうとするその時、何者かが打った弾丸(を静が薙ぎ払った残骸)で小夜が顔に傷を負ってしまい。また傷つけてしまったと落ち込む静。しかしそんな静に「誰かに思われるって、嬉しいことだから」と小夜。
前半の伯仲組の時でもあったが、本丸での経歴の長い者が新参者に対しなにかを教える立場になってる構図がいいなあとなった。
そしてこれがラストのお花のやりとりに繋がる。

高知城天守閣に向かった一向、天守閣の中は正にまどマギの魔女空間というにふさわしい異様さ。
そして罠を起動する南海先生。凄まじい勢いで爆発する罠の数々、南海先生の罠ってこんなにヤバいんだと認識される。
天守閣で敵と対峙する男士たち、そして1人首謀者へと向かう陸奥守。
敵を斬ってる時の肥前くん、最初のぶっきらぼうな態度からは想像のつかないほどの「ヒャッハー!(イメージ)」的な声を出してる。これが公開前肥前くんの声優さんが言ってた「肥前の狂気」かあ。
そして南海先生もちゃんと敵を斬る。斬るのにふさわしい刀なので。
ちゃんと真剣必殺も出してくれたよ、やったね。

天守閣最上階についた陸奥守を待ち侘びてたのは、元主に極似した遡行軍(?)(とはいえ偽物)
しかしそれでも刀剣男士としての役目を果たすために斬り、そして撃つ。この切ない演出も良い。

そしてラスト、本丸に加入した肥前と南海先生の歓迎会シーン。先生下戸なので次郎太刀に少しの酒を飲まされると即真っ赤になり透明少年探偵アキラのz団長のような1人EXILEする肥前の幻覚をみてしまう。

そしてラスト、前半の出陣で安定に「もっと強くなりたい?」と言われ「当たり前じゃん」と返した加州がとうとう極の修行に行く。加州の極の修行自体は公開前から(そもそも発表前から)予想してた。ので「当たったな」となったのは僕以外にもいると思う。そしてそこにいた陸奥守のセリフが本当に良い。特命調査を終えたからこそ言えることなんだな。お見送りは安定。花丸だし、沖田組なのだから、やっぱりこの子じゃないとね
そして加州が修行に行ってエンディング………
えっこのエンディング微妙に見づらいけどエンドロールの絵良すぎる、絵巻風?そしてかまくらの中にいる土方組で困惑(褒めてる)(嬉しい意味で)
エンディングの土佐組のユニットソング、カッコよくて良いな!

感想というよりほとんど作品解説になってしまった気がするが、言いたいことは言えたのでよしとする

また一ヶ月ちょっともしなければ月ノ巻も公開するし、その前には予告も公開される。
まだ出てない男士で出るであろう水心子正秀と源清麿、通称天保江戸組は僕のまた推しコンビである。
彼らも特命調査男士だし、今回の雪ノ巻で特命調査男士三振り出たのだから次のその次も出る可能性が高い。土佐組と伯仲組がエンディング歌うし、天保江戸組もデュエットエンディング歌うのか…………
†昇天†する。

月ノ巻、華ノ巻でももしかしたら感想note書くかもしれない

月ノ巻公開、本当に楽しみだし雪ノ巻もあと二回は観る予定である。

そして本筋とは関係ないけど活撃刀剣乱舞の劇場版もちゃんと公開してね!!!!!

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