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ヘアメイクになるには?って調べても学校案内しか出てこない


ヘアメイクという職業の事や、なり方、ジャンルなど、知られているようで、あまり知られていない分野なのかなと思う。

私がヘアメイクになりたいと思っていた頃、調べてもよくわからなかった。

聞ける人もあまり居なかった。


とりあえず美容師っぽい方向に進んで、その後で、ヘアメイクというジャンルに進んでいくのかな?といった漠然としたイメージだけで進んでいた。

今はそれも間違いではないと思うし、なり方なんて、色々あるし、最終的にヘアメイクになれていれば、どんな方法だって正解だと思えるけど、

情報は知っておくに損はないと今でも思う。


こんなにたくさんの情報を知れる時代だけど、本当に欲しい情報はあまり出回っていなかったり、信じられる情報なのかどうか考える必要も出てきている。



先日、私のインスタグラムに女の子からメッセージが来た。

今年コレクションのバックステージを目指してフランスに留学の予定だったけど、コロナで延期になって、今メイクや業界のことに触れていなくて、心配。

というような内容だった。


メッセージをもらった時に気付かされた。

ヘアメイクに限らず、今年留学を考えていた方がどれだけ夢を延期にすることとなっているか、新しいスタートをしようと、ワクワクしていた気持ちがどれだけ奪われたことだろうか。。

そう思うと本当に辛く、何か私にできることがあれば、、と思ってその女の子と会ってみた。


メッセージをもらった時から、多分若いのだろうけど、すごく丁寧な内容と切実な思いを感じたので、どんな子か楽しみだった。

アトリエに現れたその子はデザインが凝っている白いシャツを着ていて、可愛い二十歳の女の子だった。


今の現状の事とか、留学についての事、私の経験してきた事、今思っている事、いろんなお話をした。

あっという間に4時間ぐらいたっていて、私もびっくりした。

二十歳の子とこんなにじっくり話すことなんて、初めてだと思う。

そしてとっても素敵な考えを持った子だった。だから話がすごく楽しかったんだと思う。

その女の子は話し方も柔らかく、その子が思っている事や、今、ここにいても出来ることをちゃんと行動にうつしていて、私が尊敬してしまうぐらいだった。

今、美容の事からは離れてしまっている、、とメッセージをもらったけど、ちゃんと自分で道を切り開いていた。私が何か言うほどのことでもなかった。


二十歳の頃の自分にはない、いい意味でちゃんと今の子らしいスタイルだなって思った。そんな今に羨ましいとさえ思ったけれど、現実的には自分の力の及ばない事情で、夢を延期になっているという現実は本当に辛い事だな、と改めて思った。

出来る事ならなんでも力になってあげたいと本当に思えた。


そして私自身も彼女を見習って、今出来ることを行動していかなきゃと勇気をもらった。

そんな彼女と話している時に、嬉しい言葉を頂いた。

「美容学校の生徒に聞いてもらいたい」

と言ってくれた。

前々から私の中でも思っていたけれど、やっぱり進路を決めるタイミング、高校生や、美容学校生に何かのヒントになるなら話してみたいと思った。

ヘアメイクのなり方というか、ヘアメイクの実際の現場の話や、ジャンルの事、海外とのこととか、学校では学べない事が本当にたくさんある。私も第一線ではないけれど、少なからず、いろんな現場をみてきたので、そんな事ならいくらでも話が出来る。

以前に書いてきたような師匠との話も。

あと、今だから改めて思う美容についてやヘアメイクについて思う事。

人として感じる事や、メディアの捉え方、また、自分との向き合い方とか、


大それたことは言えないけれど、100人に話して、1人でも何かのヒントを老けとってもらえたらいいなって思う。

自分が当時欲しかった情報、簡単に手にできたなかった情報だし、沢山の経験と失敗をしたし、お金もかけて得てきた情報で、簡単に教えたくないって昔はちょっと思っていたりしたけど、

いくら話を聞いても実際経験したかしていないかは全く違うということもわかった。

だから、情報を得ても結果、それを頼りに行動するかしないかは本人次第で、そこから自分の体験として、体や心に落とし込んでいくことは本人の努力や気持ち次第だと思う。


私も気づいたら色んな経験をしてきたんだなって改めて思ったし、もうすっかりいい年齢。

チャレンジする事を諦めた訳ではないけれど、これからの未来を担っていく若者に、おせっかいおばさんとして話していく役割になってきたのかも?と思う。


久しぶりに心が動いた出来事だったし、

これをきっかけに私もそういう場が作れるように、なんでも行動にうつして行こうと思う。







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