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#019 | 白井市立清水口保育園 | 保育士 M.Mさん

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第19回は、千葉県白井市 白井市立清水口保育園 M.Mさんにお話を伺いました。



―担当業務、役割を教えてください。

2歳児クラスを担当しています。
2歳児クラスは園児数26名、5名の職員で担当しています。
 
クラス担任とは別に行事担当業務があり、年に2回、月ごとに当番制で担当します。
今年度は11月、2月の担当をします。
 
(行事担当とは?)
毎週水曜日の『体操デー』で、私はアナウンスと音楽を流す係を担当しました。
担当した11月は、4歳児クラスが園庭に出て、運動会で披露したドラえもんの曲に合わせて踊ってくれました(^▽^)/
4歳児クラス以外の子ども達もウッドデッキなどに出てきて一緒に踊ったり、楽しそうに体を動かしたりしています。
2月は5歳児クラス(年長クラス)の予定なので、お兄さん・お姉さんをお手本にみんなで楽しく踊るつもりです♫
 
また、清水口保育園では毎月避難訓練があります。
11月は地震の避難訓練を行い、近くの公園へ避難する誘導を担当しました。
2月は予告なしで火災の避難訓練を行いました。
事前周知無しで、放送機器は使えない設定でしたので、園全体へ自分の声で火災発生を伝えました。
 
(避難訓練の合言葉はありますか?)
『おかしも』です。
「押さない・駆けない・喋らない・戻らない」の頭文字をとって「おかしも」と呼んでいます。

―公立保育園で働きたいと思い始めたのはいつ?

大学2~3年生頃に保育の先生方にお話しを聞いたのがきっかけで、将来は公立保育園で働きたいと思うようになりました。
就活時に公立園を3つ受けたのですが、その時は縁がなく、民間の保育園に就職しました。そして、働きながら「また機会があれば…」と参考書を読みながら勉強を続けていたところ、白井市の公立保育園保育士募集を知り、採用試験に挑みました。
 
(公立園の保育士になるために取り組んだことは?)
大学の先生推薦の『スイスイわかる保育士採用 〇〇試験 問題集』という、自治体実施の保育士公務員採用試験の受験用参考書を使って勉強したことと、面接試験に向けていろいろな先生に面接練習をお願いしました。
 
(民間と公立の保育施設で働いてみて何か違いはありますか?)
働いていた民間の保育園は食育に力を入れている園でした。
園によって力を入れるところがそれぞれ違うなと思います。
また、福利厚生の面や、役所ならではの公務員研修が民間とは違うと感じました。

―白井市立清水口保育園の自慢は?

先輩方がとても優しく、色々サポートしていただけるアットホームなところです。
また、園周辺は駅近にもかかわらず緑豊かで、近くに公園もあり、子どもたちがのびのびと体を動かせる環境も自慢です。
 
(えんみっけ!に職員数68名とあるのですが!!)
はい(笑)
特に関わるのは同じ2歳児クラスの先生が中心となりますが、廊下ですれ違う時に声をかけていただくこともありますし、お話をする機会も結構あります。
現在私が一番下になるので頼れる先輩が沢山います。

―働く前に準備しておいて良かったこと、準備しておけば良かったことは?

準備しておいて良かったことは『パネルシアター』や『ペープサート』など、子どもたちの前で披露するものです。
そして準備しておけば良かったことも『パネルシアター』『ペープサート』です。
たくさんあればあるほど役に立つと思っていますので、準備しておいて良かったなと思いつつ、もう少しやっておけば良かったなと、今でも時間を見つけては作っています。

(ポケットに入るような小さいものをよく使いますか?それとも大きなものですか?)
そうですね。一斉に集まることがあるので、大きい方が子どもたちに見やすくて良いかなと思います。
出来るだけ子どもたちを待たせないよう心掛けているので、ほんの少し時間が空いたなという時にも、待つ時間も楽しめるような小さいものがあってもいいなとは思っています。
 
(一つ準備するのに製作時間はどれくらい?)
物にもよりますが、一日でできるものもありますし、もう少し長くかかる物もあります。
 
(作るときは何か参考にしますか?)
先輩保育士の製作物を見せていただいたり、保育雑誌やInstagramも時々参考にしながら作っています。

―園児たちと接する際に意識していることは?

子どもたちの目線の高さに合わせるということを大事にしています。
子どもたちとは身長差があるので、子どもたちと話したり声をかけたりするときには膝立ちをして、子どもたちの目線に合うように心がけています。
 
もう一つは、気持ちを受け止めることをとても大切にしています。
子どもたちの中にはまだ自分の気持ちをうまく伝えられない子もいるので、「どうなのかな」と私から話しかけて、子どもの気持ちを受け止めることを大事にしています。
 
新年度が始まったばかりの頃は、新入園児もいるので、親と離れるのが初めてという子どもにどうしたら落ち着いて過ごせるようになるかを意識していました。
抱っこをしたり絵本を一緒に見たりなど、体のコミュニケーションと言いますか、スキンシップを多くとるようにして関わりました。


 
(2歳児は自己主張も出てくる時期ですよね)
そうですね(笑)
先日、ズボンを脱ぐのを嫌がっていた子がいたのですが、ズボンのお尻にキャラクターが描いてあったので「先生と一緒にこのキャラクターを見てみようよ」と声を掛けたら、「見てみる!」と言って楽しくお着替えが出来たことがありました。
声のかけ方一つで「イヤイヤ」から楽しく行動してくれるというのは嬉しかったですし、大事にしています。

ー実際に保育の現場に立って新たに感じたことは?

子どもだけではなく、保護者との関わりも大事だなと働いてみて感じています。
実習では保護者の方とあまり接することはなかったのですが、実際に働いてみると、保護者の方とのコミュニケーションはとても大事だなと日々感じています。
 
(保護者の方とのやり取りで印象に残っているエピソードはありますか?)
保育園に来るのに泣いていた子が、ある日お母様に抱っこされながら私のほうを指さして「あの先生のところに行きたい」というような反応をしてくれました。
そして私のところに来た時に笑顔になってくれたのです!
次の日の連絡帳で『先生が好きみたいで』と書いてくださったのは、子どもを通してですけれども保護者の方とのやり取り、関係性が少しずつできていることを実感しました。

ー有休は取りやすい環境ですか?

はい。有給休暇はとても取りやすい環境です。クラスの先生からも園長先生からも「お休みとってね」と声をかけてくださって、先生方と調整しながら取ります。

ー最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!

毎日予想もしなかったことが起きたりしますし、子どもと関わるだけでなく事務作業もあって大変なこともあるのですが、子どもたちの可愛い笑顔にとても癒される仕事だと感じています。
また、子どもの「出来た!」を身近で関わり、見守ることができるとても素敵な職業だなと思いますので、実習や勉強などを頑張って、素敵な保育士さんになって戴けたら嬉しいです。


私たちの質問に一生懸命に答えていただき、微笑ましいエピソードをたくさんお話しくださいました。
慣れないインタビューで緊張されていたと思いますが、優しい笑顔にとても癒されました。
M.Mさんありがとうございました。

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取材日:2024年2月5日
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今回お話をお伺いした白井市立清水口保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。


インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄


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