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「改めて、新作の話」

2022年 2月14日 のブログ

CMS Records web site  http://cms-records.biz

このブログはCMSレコード HP のブログ http://soboro.sblo.jp/ 「そぼろ」by CMSレコードエンジニア 小宮山英一郎 から、転載しています。


 このブログを最近よく読んでいらっしゃって頂いている方はご存知かとは思いますが、ここ10日くらいは、超久しぶりのCMSレコードの新作のミキシングをしています。

 と、書きましたが、CMSレコードってなあに?、、っていう人もいらっしゃると思いますので(え〜?)、ご説明しますと、CMSというのは「Conemporary Music Site」の略で、ジャズピアニストの細川正彦主宰するCDレーベルで、今までに9枚のアルバム(http://cms-records.biz/albums/albums_top.html)を出しています。

 それで、かなり久しぶりに新しいアルバムを出すのですが、去年の8月にそれを録音していて、やっと今年の2月になってからミキシングを始めました。

 

 ミキシングというのは、今回のアルバムはピアノとベースとドラムの三つの楽器を録音しているのですが、それらの楽器をスタジオで、たくさんマイクを立てて、別々のトラックに録音しています。トラックというのはチャンネルのことで、マイクの数だけトラックがあり、それを各チャンネルのバランスとか音色を調整して、2トラックのステレオにする作業をミキシングと言います。たくさんのトラックから、2つのトラックにする(ミキシングする)ので、この作業を「トラックダウン」とも言います。

 具体的には、一つずつの曲を何回も聞いて、各トラックの音、これは音質もなんですが、音楽的な要素も含めて、耳で把握してゆきます。その作業の中に、曲によってはおんなじ曲を何回も録っていることもあるので、どの曲をアルバムに入れるのか、、?ということをそれらを聞いて決めたりもします。これを「テイク」を決めると言います。

 テイクが決まったら、それぞれの曲を本格的にバランスや音質を決めるミキシング作業をします。と、、、さらっと書きましたが、これが大変面倒な作業なんです。どうして面倒なのか、、というと、各楽器のバランス、、つまり音の大きさを決めたり音色を調整するという作業は音楽の内容というか、聴く人にどういう風に音楽が聞こえるかということが、この作業で決まってしまうということだからです。

 たとえ良い演奏を記録できていても、そのミキシングがうまくいかなければ、イマイチな演奏に聞こえてしまったり、うっかりすれば台無しになってしまうということがあるからです。それから、音楽全体の雰囲気を決めるという意味でもとても大切な作業です。

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 この作業について、文章で書くことはとても難しく、書いてもなかなか読み手に伝わりにくい類の話ですが、とにかく曲を何回も聞かなければならないのは当たり前で、その数は数えたことはありませんが、10回や20回では済みません。部分的に調整のために聴く箇所も入れると、気の遠くなるような数です。

 つまり一曲を仕上げるまでには、何日かは費やさなければなりません。それから一度仕上げた!と思っても、何度かプレイバックしてみて、「これはまだだな、、」という感じで、やり直すこともとても多いです。

 実は昨日の夜から早朝にかけて、ある曲を仕上げたのですが、もう何日も前から取り組んでいて、一度終わらせて、またやり直しを、していたのですが、なんとか完成ということで、作業を終わらせ、床について、それを今朝方スマートフォンに入れ込んで、ヘッドフォンで試聴しました。

 こういう場合、気分転換と客観性を持つために、スマホに入れて、外へ出て聞いてみたりするのですが、今日の場合外を歩きながら、聴きだしてすぐに、「あれ〜なんじゃこりゃ〜」みたいになりました。つまり、改めて聴いてみたら、全然思ったような仕上がりになっていなかったんです、、(>人<;)。

 なんというか、「徹夜で書いたラヴレター」みたいな感じでしょうか、、(笑)。別に素人ではあるまいし、、と思うのですが、こういうことは、未だに時々あります。

 そういう場合それから後が、また辛いのです。もう飽きるほど聴いた音源というか、まだ音源としてはちゃんとした音になっていない音源を、また何回も聴きながら、修正していかなければならないのですから、これはもう例え様もない、気持ちで、作業しなければなりません。

 何回も聞き返すうちに、演奏自体のアラも見えてきたりすることもあり、これってホント大変なんですよ、、とか、書いて、そろそろ、少しうっぷんを晴らして、作業に戻りたいと思いま〜す(笑)。

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CMS レコード主宰 細川正彦の演奏情報

トリオHTK 8thライヴ 時間が変更になりました。(終了しました)

2022年 1月13日木曜日 at GROOVE 19:00~ 

〒901-2122 浦添市勢理客 2-18-10 地下一階. tel,fax (098)879-4977.

メンバー 細川正彦 p 高尾英樹 b 川原大輔 ds


2022年 2月13日日曜日 鹿児島県 徳之島 A-House (中止)                                             〒891-7101 鹿児島県大島郡徳之島町亀津7315 0997-83-2981

細川正彦トリオ ベース ジェフ 蔵方 ドラム 川原大輔

細川正彦トリオ ベース 古荘昇龍  ドラム Sebastiaan Kaptein 熊本ライヴ(終了しました)

2021年 10月26日火曜日  大劇会館   〒860-0808 熊本県熊本市中央区手取本町4-1

       

     10月27日水曜日  おくら 〒860-0848 熊本県熊本市中央区南坪井町1−12


〒901-2122 沖縄県浦添市勢理客2丁目18-10 098-879-4977
大森ひろ"The Drummist" レコ発ツアー 細川正彦p トリオ 加藤雅史ba 大森ひろds(終了)
8月25日 水曜日  名古屋 キャバレロ クラブ  〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目15-28 小島ビル 1F 052-931-0914
 8月26日 水曜日 岐阜 アイランド カフェ 〒502-0911 岐阜県岐阜市北島5丁目3−5 058-213-7505
 8月27日 木曜日 大阪 八戸ノ里 バー蓄音機 〒577-0803 大阪府東大阪市下小阪5丁目6-5 06-4307-0080 中止
8月28日 金曜日 高知 Panchos(パンチョス) 〒780-0841 高知県高知市帯屋町1丁目2−1 088-823-0647 中止
 8月29日 土曜日 兵庫 明石 Pochi
 〒673-0892 兵庫県明石市本町1−1−2丁目 ローソンストア100明石本町店 B1F 中止
2021年 7 月 ライヴスケジュール(終了)
  7月14日 水曜日  名古屋 キャバレロ クラブ 18:00〜
〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2丁目15-28 小島ビル 1F 052-931-0914
 ピアノトリオ  山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano
 7月16日 金曜日 大阪 梅田 ジャズオントップ 19:00〜
  〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町15−17 ACTⅢ 06-6311-0147
 ピアノトリオ 山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano
 7月17日 土曜日 大阪 放出 ディアロード 14:00〜
 〒538-0044 大阪府 大阪市 鶴見区 放出東3丁目-20-21東大阪リビングセンター 4F 090-8141-7309
 ピアノトリオ 山本 学 bass 弦牧 潔 drums 細川正彦 piano
 7月19日 月曜日  名古屋 スターアイズ
〒464-0836 愛知県名古屋市千種区菊坂町3丁目4−1052-763-2636
   竹中優子 as 加藤雅史 bass 細川正彦 piano

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