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カードリーディング・準備体操

初めは、カードの読み方について簡単なところから話していこう。
「魔術師のカードはうんたら」なんて話は一切ないぞ。
小学生でもわかる、読み方のコツの練習じゃ。

カードは連想ゲームの答えに近いものがある。
連想ゲームはわかるかい?
「バナナといったら、果物」「果物といったら、甘い」
「甘いといったら、砂糖」「砂糖といったら、黒と白」……
こんな風に、与えられたキーワードから関連する言葉を次々と挙げていくゲームじゃ。

タロット占いで出たカードは、『バナナといったら、果物』の『果物』の部分になってくる。
そこから「果物が出たということは……」と考えるわけじゃ。

相談者が「黄色くて重たいものを拾ってきたんです」と来て『果物』のカードが出ていれば、
「それはもしかしたらバナナかもしれんのう」
「ザボンという線もあるが、柑橘系じゃなければバナナであろうの」
……なんてことを導けるわけじゃ。

さて、仮に『野球』というカードが出たら、みんなはどんな言葉が浮かぶかね?
『白球』『9人』、うんうん。
『キャッチ』『チーム』、これはなかなか。
『コミュニケーション』『足腰』『表裏』なんてのが出ればリーディングぽいで、なお良いぞ。

じゃあこの『野球』の次に『歌劇』というカードが出たらどうなる?
おんしの頭に浮かぶ言葉は何だい?

ほうれ、もう2枚のカードを繋げたリーディングが出来てしもたぞ。
簡単、簡単。

婆に恵もうと思うてくれたなら、よしなに。