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小学校教員資格認定試験

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2020年度小学校教員資格認定試験に短期集中勉強→一発合格しました!合格までの記録&学んだ内容&試験結果考察をまとめました。
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記事一覧

文章作成のコツを教えます(最終回)出題の意図にこたえる

新しい記事の掲載が大変遅くなってしまいました…そうこうしているうちにもうすぐ1次試験ですね。連載でいろいろな文章技術を紹介しようと考えていたのですが時間がありません。最後に基本に立ち返って述べたいと思います。それは「出題の意図にこたえる」です。 出題の意図にこたえるとは 平成3年度(Ⅳ)問1の場合、出題の意図は何でしょうか。 ・「学び続ける教師」 を述べてほしいだけではありません。 ・「学び続ける教師」が求められる社会的背景をどのように考えているか、その点もこたえる必

文章作成のコツを教えます(3)文章の構成

小学校低学年では、文章の構成について「はじめ・なか・おわり」で書くと学んでいます。これが、5年生になると「序論・本論・結論」という表記に進化しています。 この「序論・本論・結論」、様々な試験での論述や学術的文章においても基本の構成となっています。 それは、小学校教員資格認定試験でも同様です。 試験Ⅳの400字の構成を序論・本論・結論の構成で書くと、読み手だけでなく書き手である自分自身にとってもわかりやすい文章が作成できます。 「序論・本論・結論」とはでは、「序論・本論・結論

文章作成のコツを教えます(2)抽象度(具体的にとは?)

小学校教員資格認定試験の論述試験の過去問を見ていると「具体的に述べなさい」と書かれている問題が多く見受けられます。問題を理解するために、今回は「抽象度」について述べていきます。 文章/文/語句の抽象度とは?次に示されている場所を、抽象度が高い順に並べるとどうなるでしょうか。 ①私は日本に住んでいます。 ②私は東京に住んでいます。 ③私は世田谷区に住んでいます。 そうです。①>②>③ですね。 これを見て、抽象度が高いと、住んでいる所がぼんやりしていてよくわからないと感じま

文章作成のコツを教えます(1)一文一義&接続表現

小学校教員資格認定試験の一次試験、2022年受験分から1か月前倒しになりました。この日程変更に対しては、私個人的には困った変更だと感じました。なぜなら、既に小学校で何らかの形で働いている受験者にとって、まとまって勉強できる夏休み(8月)が活用できないからです。 とはいえ、決まってしまった日程をどうすることもできません。受験する方の即戦力を養うため、文章作成のコツを連載していきます。一次試験のⅢ・Ⅳや二次試験の論述に役に立てていただけると幸いです。 コツ(1)一文一義&接続

二次試験の模擬授業

このnoteを読んでくださっている方や、直接文章の指導をさせていただいた方などから、一次合格のご連絡を続々といただいています。応援する者としてうれしい限りです。 さて、今年も二次試験はオンラインで実施されるとのこと。 そして、試験2日目の「模擬授業」について、もう少し詳しく知りたい、というご要望をいただきました。 昨年の私の事例をまとめておきたいと思います。 二次試験全体の振り返りはこちら 試験の流れ試験前は待合室で待っていて、自分の時間が来たら入室→1分準備時間(しー

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二次試験対策・・・

今年の小学校教員資格認定試験の一次試験から10日ほど経ったでしょうか。風のうわさでは、今年の試験の方が昨年よりも難しかったとのこと。昨年の試験が易しすぎたのでしょうか・・・ さて、何人かの方から、「昨年受験したとき、二次試験の対策は何をしましたか?」とお尋ねがあったので、参考に書いておこうと思います。 昨年度の二次試験の情報はこちら 私は主に、授業案と課題論文の練習をしました。 授業案の作成

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応援!小学校教員資格認定試験受験生へ

小学校教員資格認定試験の1次試験受験から概ね1年が過ぎました。昨年のこの時期は試験勉強にあえいでいたなあ、と思い出されます。 今年(令和3年)の一次試験は、昨年よりも半月ぐらい早まっていますね。今年受験される方は、今まさに直前追い込みをしているのではないかと思います。追い込みをかけているアナタに2点ほどエールを送ります。 ふるいにかける試験ではない基本に立ち返り、この試験の目的を今一度確認します。NITSによると 広く一般社会に人材を求め、教員の確保を図るため、大学等に

R2年度小学校教員資格認定試験二次試験を振り返る

新学期も近い今日この頃、この連載もこれで最後にしようと思います。 最後は二次試験について振り返ります。 なお、受験直後に書いた二次試験受験記録も合わせてご確認ください。 二次試験の実施目的(私見) R2年度の合格率を再度振り返ってみます。 一次試験の受験者数は819名 一次試験の合格者数は179名(一次合格率21.9%) 最終合格者数は167(一次→二次合格率93.3%/全体では20.4%) 一次試験で合格した方のほとんどは二次試験に合格しています。 この結果から、二次試

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R2年度小学校教員資格認定試験の得点開示

2月に認定試験の得点の開示請求をしました。そして3月16日に成績通知書が届きました。今回は得点を見つつ試験全体を振り返りたいと思います。 選択式の科目はぎりぎり ↓成績通知書の中身はこんな感じです。

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R2年度小学校教員資格認定試験一次試験 教科及び教職に関する科目(Ⅰ)と(Ⅲ)

今回は、これまでに触れなかった試験(Ⅰ)と試験(Ⅲ)について試験の分析と自分の事例、そして一次試験全体のまとめを記述します。 科目(Ⅰ)の出題傾向は、ここ数年と同じ最初に、R2年度科目(Ⅰ)の出題を分析してみましょう。 【日本&世界の教育史】3問 【学校教育関係法】4問 【要領(解説)総則、道徳、特別活動】6問 【通知や手引き】 3問 【教育心理・理論】4問 この構成は、ここ数年の出題傾向です。 最重要は、やはり学習指導要領&解説。全般に、基本的な内容(重箱をつつくような内

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R2年度小学校教員資格認定試験一次試験 論述(科目Ⅳ)

R2年度一次試験の論述科目(Ⅳ)を振り返り、論述対策を考えていきます。 科目(Ⅳ)は、今回試験制度が変更になり、新しくできた科目です。試験制度変更の概要はこちら← 科目(Ⅳ)とは概要資料によると、旧試験の2次試験のうち口述試験(面接)だった部分の一部が、科目(Ⅳ)に置き替わっています。 目的は、 「教育者としての使命感や責任感、児童理解等、教員として必要な能力と適正の全般に関する論述試験」 となっています。この部分を読んで、私はこの本がいいかな、と思い使っていました。試験

R2年度小学校教員資格認定試験一次試験 教科及び教職に関する科目(Ⅱ)②

前回、科目(Ⅱ)の出題を分析しました。今回は、分析を踏まえて新試験に対するしけん(私見・笑)を書きたいと思います。参考になれば幸いです。 一般教養的な問題でも要領・解説とつながっている 試験勉強中、過去問を解いて感じていたのは、「一般教養が難しい」こと。特に、図工で美術作品の作者を問われる問題など、こんなん知らないとできないやん、と思っていました。 しかし、R2の試験では「あれ?重箱の隅をつつくような問題が無い!」と感じました。

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R2年度小学校教員資格認定試験一次試験 教科及び教職に関する科目(Ⅱ)①

一発試験で小学校教員免許が取れる「小学校教員資格認定試験」。今年(2012年合格発表分)幸運なことに一発で合格しました。今回から制度が大幅に変わったのが幸いしました。 今年受験する方に参考になれば、と、これから少しずつ振り返りをしていきたいと思います。まずは教科選びが必要な科目(Ⅱ)について書きます。 教科及び教職に関する科目(Ⅱ)の出題概要科目(Ⅱ)は、試験当日、10教科のうち6科教科を選んで答えます。制度改正前は各教科20問出題されていましたが、今回(R2)から10問

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ご報告/小学校教員資格認定試験

小学校教員資格認定試験の結果が公開されました。結果は・・・ 無事合格をいただきました。ありがとうございました! この試験に関しては、制度も変わって情報が少ないですね。試験内容や試験方法、手続きなどについて、今後、こちらに詳しく連載をしていきたいと考えています。今年受験されるみなさま、しばしお待ちください。 まずは合格のご報告まで。