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3.11 2時46分
3月11日。今日も何気ない日々。
これは1人の少年のお話。
僕は朝から学校に行き、6時間目の授業を受けていた。
6時間目の授業といっても、明日の卒業式の練習をする時間だった。
その時。
「カタカタカタ…」
ん…?
「ガタガカガタ」
学校が揺れた。
僕は、机の中に一目散に隠れた。
だが、机の中に隠れたって机ごと揺れて意味が無いくらいだった。
クラス中はパニック状態。突然の恐怖に襲われた。
「ウィーン」
今度はなんだ?
私たちはテレビも見えていない。ラジオが聞けるくらいだ。
「大津波警報。大津波警報。」
「津波!?」
このサイレンと同時に、僕達は避難を開始した。
頼むから明日の卒業式だけはやりたい。
このことは僕だけじゃなくて全員が思っていたことだろう。
避難場所に到着したのは30分後。
その時見た光景に言葉が出なかった。
「僕の学校が…」
海からそう近くもない学校があっという間に津波に飲み込まれたのだ。
学校が飲み込まれたということは、僕の家も飲み込まれたに違いない。そう思った。
それに加えて僕はもうひとつ、心配なことがあった。
「家族は大丈夫かな?」
僕には小学4年生の妹がいる。地震が来たのは妹が家に帰っている時間だった。
その後、津波は引きお父さんと連絡が取れて僕は避難所にいた。未だにお母さんと妹には連絡が取れないらしい。
この後、何が起こったかは僕は覚えていない。皆さんの想像にお任せする…。
月日は流れ僕は22歳になった。今年から社会人。どんな毎日が待っているのかな…。
おしまい
こんばんは。
今日は3.11東日本大震災の日ということで、オリジナル物語を元に日記を書きました。
全て僕のオリジナルですので実際のところ、皆さんがどのような心情だったかは分かりません。
話は変わり、以前こんな日記を書いていました。
いつ来るか分からない地震や津波に備えるいい機会かもしれません。ぜひこちらも読んでみてください。
僕も食料備蓄や避難場所などを家庭内で確認していざと言う時困らないようにしたいと思います。
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