ビールのCMで、出会いと対話のデザインを考える その1
ハイネケンのこのCM、「出会い」と「対話」を“デザイン”することの意味を考えるうえで、とても良い見本になります。
https://www.youtube.com/watch?v=tdsFCgiVOdo
① 何をするのか、相手が誰なのか、まったく知らずに会う
② 指示に従って何かを組み立てる
③ 自分のことを「5つの形容詞」で表す
④ 相手と自分の「3つの共通点」を見つける
⑤ 組み立てが終わって、それが「カウンター」だと分かる
⑥ カウンターにビールを置く
⑦ それぞれの主張を記録した短い動画を見る
⑧ 「選択肢」が示される
⑨ 「対話」を始める
いきなりそれぞれの主張をぶつけ合うのではなく、②③④の段階があるからこそ、⑨の「対話」が可能になるわけです。
もちろん、これはCMなので、とくにうまくいったときの映像を繋いで編集しているのでしょうけど、それでも、ワークショップを「デザインする」ことの意味について考える上で格好の教材になります。
次回からは、①~⑨の各ステップに込められた「デザイナー」の意図について、さらに詳しく見ていきたいと思います。
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