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【徹底比較】#2 市販のプラントベースナゲット編

最近、プラントベースのナゲットも増えてきています。チキンナゲットと聞いて、だいたいの人は味が想像できるとおもいます。では、プラントベースナゲットはどんな味か、どんな材料、どれくらいの価格なのかなど、リサーチ部からご紹介していきます。

プラントベースのナゲットは、結構おいしい

プラントベースのナゲットはどんな味かというと、各段に美味しいというよりは、ファストフードで無難な味・結構馴染みがある味というのが全体的な印象です。今回は、下記の4種類の商品についてレビューをしていきます。(レビューワーは#1大豆ハンバーグ編と同じ、Rを参考にA・B・Cを6名でレビュー、番外編は筆者のみ)

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〇アニマルベース(動物性)
 R. 丸大食品:チキンナゲット280g 298円
〇プラントベース(植物性)
 A.伊藤ハム:大豆ミートのナゲット 160g 330円
 B.日本ハム:大豆ミートナゲット 152g 281円
 C.ベジタリアンブッチャー:LITTLE PECKERS180g 427円
 番外編.日清商会:ヴィーガンやわらかナゲット 450g 1080円
*価格は、商品購入時の値段を記載

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(総合評価は平均値)

レビューは各メーカーごとに比較的おいしい、食べやすいという意見が多く、豆の臭いが気になるというのはベジタリアンブッチャーだけ。食感では、やわらかめ・しっかりめという評価が商品によって分かれました。

プラントベース(植物性)のナゲットってどうやってできている?

【徹底比較】#2 市販のナゲット (1)

●原材料について
植物性ナゲットの主な原材料は小麦粉、植物油、維状大豆たん白、大豆たん白*の記載があります。また、伊藤ハムや日本ハムは卵白を使用、ベジタリアンブッチャーや日清商会は、動物性不使用という特徴があります。

*「植物性たん白」とは、食品業界では、大豆や小麦を原料として、それに含まれる「蛋白質」を独自の製法により抽出し、主として、食品の素材として使われるものを言います。現在商品として大豆系は粉末、粒状、繊維状、小麦系は粉末、粒状・ペースト状(冷凍品)があります。(引用:日本植物蛋白食品協会

●食品添加物について
原材料のスラッシュ(/)以降に記載されています。日清商会だけ2種類で少ないものの、他の商品に8種類程度は確認できます。結構多い印象。


上述のように実は、植物性たん白は食感や結着性を高めるためにハンバーグやソーセージ、シュウマイやミートボールなどの加工食品に使用されています。今回の参考にした丸大食品のリアルなチキンナゲットにも”植物性たん白”が使用され、プラントベースであってもつなぎの役割は同じ原料が使われていると考えられます。このように、主原料とつなぎで、ナゲット独特の食感は作られているため、”よくあるチキンナゲット”感が再現され、伊藤ハムや日本ハムの商品は違和感なく食べることができたと推察します。ややかため・しっかりしている評価があった商品は海外での製造品であり、少し製法が異なる事によって日本人になじみのある食感ではなかったために得られた結果なのでしょう。

プラントベースのナゲットはビギナーでも食べやすい、しかし…

今回比較検証した結果、プラントベースのナゲットは、特に国内で製造されたおいしいという評価が多かったです。これらの商品では食べ慣れた味や食感が再現されていたからだと考えられます。ですが、鶏肉の代わりに小麦粉や油をベースに作られているということも分かりました。また、“植物性たん白“は今でこそ注目されていますが、既につなぎとしてナゲットだけでなく、ハンバーグや餃子、シューマイなど様々な肉の加工品に使用されており知らぬ間に食べていたということも調査しながらの発見でした。
そして、食品添加物も多く使用されていました。忙しい現代人にとっては、加工品も食卓に必要な一品なのですが、自然なものを選びたいというのは私だけではないとおもいます。できるなら、大手メーカーから手ごろでおいしい商品、できる限り添加物が少ない商品が発売されてほしいところです。まだ商品は少ないですが、みなさんも、原材料の裏面をよく見ながら、プラントベースナゲットを試してみてはいかがでしょうか。

以上、リサーチ部からお届けしました。








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