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患者の理解度を意識しよう

先日こんな話を聞きました。

知り合いの歯科に紹介して通院している知人が
「ずっと痛いと思っていた歯、様子見てたけどめちゃくちゃ腫れて…」

それは辛かったですね。と話を伺うと、どうも理由や詳しいことはあまり理解していない様子。そして知人は痛みが恐怖で次回の治療にも不安を抱えているようでした。知り合いの歯科なので先生のことや治療についても少し話を聞けば状況は把握できる…のですが。本人に聞く話では、全くわかなかったんです。

その時に私は思いました。

毎日の診療で治療や原因の説明、たくさん行っているけれど…

それって患者はどれだけ理解しているんだろう?
一方的に話してるだけになっていないだろうか?

私たち専門家は当たり前の内容も患者にしては全く無知な内容で、専門用語はわからないし、言葉だけでも理解できないことも多いです。

だからこそ、患者の理解度を意識して話すことが大切です。

言葉の選択、そして話すペース。
特に専門用語には注意したいですね。
私は小学生でもわかるような説明を心がけています。
言葉だけでなく写真やイラストを利用して説明するのも良いですよね。
そして、こちら側が話して終わりではなく、患者に
「質問はないですか?」
「不安なことやわからないことはないですか?」と尋ねるようにしています。
お互いに理解しあっているかを確認するできることが大事です。

患者の歯医者や治療に対して不安や恐怖を和らげるのは、痛みのない治療だけではなく、心の安心感はすごく重要です。

その為にも一方的ではなく、きちんとコミュニケーションをとって、治療や患者自身の口腔内についてきちんと理解してもらうことに努めること。私たち歯科衛生士の大切な役割ではないでしょうか。


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