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電動歯ブラシを使っている人への ブラッシング指導

こんにちは。歯科衛生士EMIKAです。

電動歯ブラシについて、またその歯磨き指導について歯科衛生士さんから質問される事が多々あります。

電動歯ブラシは、歯磨きを効率的にそして効果的に行うためのツールです。

電気製品になったからと言って難しく考えてはいませんか?
いろんな電動歯ブラシの商品を詳しく知っておかないといけないな…と焦ってはいませんか?

大丈夫です。

私たちは、歯の専門家。
歯磨きのことも熟知しているのですから、手段が何になったとしても基本は同じです。これを思い出してください。

電動歯ブラシについて

もちろん電動歯ブラシの基本的な種類や特性は理解しておいたほうがいいです。

これは一般の方も同じです。

電動歯ブラシについてはこちらの記事をご覧ください。


歯磨きの基本

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歯磨きで大切なことは、何ですか?

そう、『歯垢をしっかりと除去できること』です。

その為には、どんな歯ブラシを使用しても歯面にきちんと毛先が当たっていなくてはいけません。

つまり私たちが伝えるのは、まず歯ブラシの当て方です。

これは歯ブラシも電動歯ブラシ、同じです。

歯の形態や歯列に対しての知識がある私たち歯科衛生士は十分に理解していることです。

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・歯面に対する歯ブラシの当て方

・歯間部に対する歯ブラシの当て方

・歯列不正の場合の歯ブラシの当て方

どんな歯ブラシを使用してもここは変わりません。

あとは歯ブラシの特徴に合わせて、患者がやりやすいコツを私たちが指導する。

これだけです。

ブラッシング指導で大切にしていること

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私がブラッシング指導で大切にしていることは、高度なテクニックを伝えることではなく、誰でもわかる簡単な方法で伝えらること

これは、個人的な考えですが、バズ法だのローリング法だの専門的な知識をただ伝えても意味がないと思っています。

例えば、基礎化粧品を購入する際、どんなにいい商品でも使用工程が大変だったり、使用にあたっての説明が長いと、面倒になったり、結局やらなかったり、手抜きをしてしまったりしませんか?

オールインワン化粧品があるように、忙しい時間でもしっかりとお手入れできるものはとても助かりますよね。

歯磨きも丁寧にする時間をかけることは、大切ですが、みんなは簡単に時短できることは誰しもが喜びます。

だから、

難しいことはできるだけ必要ないと思っています。

小学生でもわかるように簡単に歯磨きできるように、歯ブラシの当て方、そしてその為の歯ブラシの選択をアドバイスでいることが、患者にとっては有難いことだと私は思います。

歯並びや口腔内のリスクによっては、難しい場合ももちろんあります。

そう!だから、磨きやすい環境にお口の中を整えることの大切さをお話しします。

矯正治療やセラミック治療など、自費治療の必要性はここで出てきます。

これは特に大切なことだと思っています。

まとめ

電動歯ブラシも歯ブラシも、歯磨き指導のポイントは同じです。

製品を使いこなす上でも違いはありますが、歯磨きの基本を伝えましょう。

そして、歯磨きしやすい環境にお口の中を整えることの必要性も私たち歯科衛生士がこれからどんどん伝えていきたいなと、私は思います。




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