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自分の良心とイメージ対話して人生を悔いなく生きよう

人生の大きな決断をしたり、ふとしたアイデアに重要な意味が込められていると感じた時、そこに自分の良心を感じることはないでしょうか。
良心は人生の進むべき道や行動を指し示すとても大切なものだと思います。そんな良心とイメージ上で対話するメリットや、イメージ習得方法について書いてみたいと思います。


良心をどんな時に感じるか

私たちが自分の思いや行動について「正しいのかそれとも間違っているのか」と真摯に自問自答する時、そこには良心が働いていると思います。良心とは自分の考え方・行動が善悪や社会的な倫理に沿っているかを判断したり、悪意ある行為の自制や大きな決断を行う時に感じられたりします。

良心は心の働きなので物理・客観的なものではなく、主観やイメージを多く含んでいます。そのため自分の思考や感性や意志の力が関わってきます。

重大な局面で選択を迫られた時、人は常識と良心のどちらに従うべきかで苦悩したりします。そんな中、良心は進むべき道や決断について自分はどう生きて行くべきかを指し示すとても重要なものだと思います。


スピリチュアリズムにおける霊の心、肉の心

人間の霊体と肉体

スピリチュアリズムにも良心についての説明があります。
人間は霊体と肉体という「2つの身体の重複構造」でできているとされます。そして霊体と肉体にはそれぞれ心・意識があり、その意識は「霊の心」「肉の心」と呼ばれます。また「霊の心」の中心には、永続的かつ最も重要な意識である「霊」があるとされます。

心とは顕在意識に潜在意識の一部が混ざった状態

霊の心で感じている意識内容は、潜在意識を超えて出てくることは少なく、ごく一部のみが顕在意識に伝わります。私たちの日常で感じているいわゆる「心」は、こうした顕在意識に一部の潜在意識が混ざってできているようです。


良心の声を聞き良い結果に繋げるシンプルな方法

スピリチュアリズムでは「良心」を、潜在意識側である「霊の心」から伝わる高次元の意識として捉えています。良心は全ての人間の内面に備わっており、その声の先には一人一人が進むべき霊的成長の方向が示されています。

そのため正しく良心の声を聞いたら、怯むことなく耳を傾けて迷わず従うことこそが、最終的な良い結果を生む一番シンプルな方法としています。

(参考)外部リンク: スピリチュアリズム・ブックス > シルバーバーチの霊訓―地上人類への最高の福音 > 1章 この私が誰であるかは、どうでもよいことです


自分の良心とイメージ対話するメリット

自分の良心をイメージしその意識とイメージ対話すると、自分の中の精妙な感情に対してその意味や由来、インスピレーションの理解が得られるように思います。これは大きなメリットがあると思います。
例えば自分の取るべき選択や困難な問題を理解したり、過酷なカルマ的状況に正しく対処したり、どう生きるべきかのインスピレーションを洞察したりしやすくなります。(個人的な解釈です)

これらは個人の心の中やイメージなので、言語化や物理的な説明がとても難しいです。そんな中、個人的な試行錯誤や経験からとなりますが、自分の良心がイメージできるメリットとして次のようなことが挙げられると思います。

  • 自分の小さな違和感や感情を、広く深く精妙に洞察・分析できる

  • イメージ力を強化できる。繊細な感情を壊さずに、丁寧に奥深くまで潜り理解できるようになる

  • 言語化で削られる前の、豊富な感性に満ちたイメージの源流を辿り、シンボルイメージを通した対話や洞察ができる

  • 自分の得意な五感(またはそれ以上)の感覚を深く伸ばし、真に自分らしく心地よいイメージ感性を育てられる

  • 自分が感じているものの意味や由来、品格・霊格の高低、この感情はどんな欲から由来したのかを理解し、制御しやすくなる

  • 肉体に由来する感情やノイズ的感情を見分ける力がつくことで「霊主肉従」が具体的に行いやすくなる

  • 自分の良心意識が敷くカルマ的なものの意図を理解し、自分の人生の苦難のテーマや量、代償がイメージしやすくなる。苦難の因果関係と納得感が理解しやすくなる

  • 無意味な空想と大切なインスピレーションの判別がしやすくなり、人生の岐路や生き方の選択で良心の声に従いやすくなる

(参考)外部リンク: スピリチュアリズム・ブックス > 続スピリチュアリズム入門 > 第2部 霊的真理の実践(霊的成長のための実践論) > 第2章 霊的真理の実践内容(霊的人生の実際) > (1)霊主肉従の努力(霊優位のための自己コントロール)

イメージ対話の実際の活用

違和感の意味や分析ができる
自分の中で気になる違和感や物事の第一印象、言語化できないもやもやする感情があったりします。これらの感情に対し、自分の得意な感性で沈潜し比較や分析、過去の類似パターン等から洞察ができます。

苦しみの意味や由来の理解
人の内面には様々な不安や恐怖、自己肯定感の低さ、優越感・劣等感やルサンチマン等のネガティブな感情があります。自分の感情に沈潜し分析することで、表面的な要因だけでなく、どんな欲に由来しているかや何の影響で困難なのか、内面のどこに紐付いているのか、高次の良心と低次の肉体意識の階層でどのあたりに位置するのか等がイメージとして理解できます。

自分との約束によるカルマ的困難の解消
自分の辛さや困難に対して、どんな部分やレベルが問題を引き起こしているかを解析して行きます。その上で、困難を消すために自分の良心イメージと対話と洞察を繰り返すことで原因を探ります。
基本的にカルマ的な困難を解消するためには努力・償いといった代償が必要です。自分の良心とイメージ対話し、必要な代償を払うことで困難を解消・和らげる約束を交わせます。イメージ対話ではありますが、これで消える困難さもあると思います。(個人的推測です)
なお困難解消で差し出す代償は、困難解消に関連する建設的で前向きなものがよいです。努力やチャレンジ、強い意志、継続習慣、利他愛的な行動等で得られるポジティブなものが望ましいです。良心に反したり不自然さや利己的なものでは根本的な困難解消にならないと思います。

良心の性格とカルマの難易度が予想できる
良心とのイメージ対話を繰り返す中で、良心側(良心=自分自身でもある)の性格がなんとなく予想できるようになります。
厳しくとも徹底的にやる性格の良心であれば、人生の中で多くのカルマ解消や「成長への磨き粉」のハードルを盛り込むので、紆余曲折が多い人生を設計していそうです。
また、弱気で逃げ出しやすい傾向がある方は、良心側としては逃げ道を塞ぐため、そう簡単に逃げられないようなカルマ解消の人生設計を描くでしょう。
基本的に、良心側は自分の成長とカルマの償いを人生目的とするので、自分が耐えられる範囲に収めつつたくさんの課題解決を行おうとするでしょう。こうして、自分の良心の性格を理解することで、自分の今生のテーマ、困難さの対象や範囲、性質等がある程度予想・予感できると思います。

インスピレーションの判別ができ、いざという時の決断力が上がる
自分の感情沈潜とイメージ対話をしていると、対象感情の80%くらいは何らかの欲に由来することがほとんどです。ですが真剣に自問自答を繰り返していると、ふとした時に急にアイデアが湧くような瞬間があったりします。
この湧き出たアイデアについて、ノイズの取捨選択に慣れていると、受けた内容がインスピレーションとして信じるに足るものかが判別しやすくなります。
また日頃良心の意図や人生のテーマが描けていると、いざという時に選ぶべき道の決断力とスピードが上がります。時にはインスピレーション的に、選ぶべき内容が言語化を超えて直感で感じられたりします。


イメージ対話の習得方法

ここでご説明しているイメージ対話や習得方法については、私がスピリチュアリズムの書籍を読んだり、イメージトレーニングをしたり、スポーツや芸術での感覚強化、日常の物事の感じ方を鋭敏にする等、試行錯誤して行っている自己流の方法です。それをご理解の上、各自に合った判断ややり方で捉えてみてください。

イメージという心の中を扱うもののため、物質的・客観的な根拠を物理提示することは難しいです。それでもこれまで挙げてきたようなメリットや実際の活用で使えていますし、現代社会を生きる上でもとても有用なものと思っています。
私が心がけているイメージ対話の習得方法は、別記事「違和感から探すインスピレーションと霊的バイブレーションについて」で書いているものと基本的に同じです。
以下で良心とのイメージ対話の習得についてご説明します。

イメージ世界の体系知識を理解する

自分の違和感や良心をイメージする前提として、イメージされる側の世界の構造や仕組みの理解が必要です。この知識がないと、自分のイメージの世界の中で段階を上げて行った時、先入観や欲に由来する願望、取るに足らない直感といったイメージ上のノイズに対抗できなくなりがちです。

また良心といった高次のイメージでは、五感を超えた豊かなイメージ要素と感覚を扱うので、ある程度体系だった仕組みの理解がないと、解釈の糸口が掴めないと思います。これらはスピリチュアリズムの思想体系の知識から学べると思いますので、事前に理解しておくとスムーズにイメージの洞察ができます。(個人的な解釈です)

スピリチュアリズムの思想体系の情報は膨大にあります。良心とのイメージ対話で特に重要なのは、人間の心の構成、霊主肉従、幽界低層、霊界、類魂、再生、カルマ等だと思います。これらを理性での照らし合わせをしつつ読んでみてください。


イメージ力を強化して感情からメッセージを導く

1: まずは違和感を包みこむ

イメージ力を強化し自分の感情を深く理解するには、まず「違和感」を入り口にするとよいです。
みなさんは日常の中で何か心に留まる違和感を感じることはないでしょうか。もし違和感が見つかったら、すぐに言語化したり結論を出さずにまず違和感をイメージして包み込んでみましょう。

  • 違和感の感情をイメージし、その位置や雰囲気を感じます。そしてイメージ上の手や気のようなもので包んでください。違和感を見失わないようにしたいので、包んで消えたり逃げたりしないようにします。

  • イメージを包んだらそのまま判断や言語化を抑え、いわゆる瞑想のように感じるままの感覚で留まってください。例えば60〜100秒の間静かに沈潜状態を維持して、さらににじみ出るもの気配や予感を感じてください。

2: 違和感の中に浸る

違和感の中にはたくさんのイメージ感覚があります。視覚、聴覚、味や匂い、触った感触、色、熱さ、尖り具合、のどごし、呼吸等です。
深く沈潜していくと、肉体的な五感を超えた感覚というか予感・余韻が含まれている気配が感じられてきます。
例えば、なつかしさ、心地よさ・不快さ、親近感・拒絶感、本質からのずれ感、重力、上下左右の有無、真空さ、充足感、真っ当さ・毒っぽさ、自分の欲に由来するもの、高次の階層に由来するもの、自分に属するもの、外部に属するもの、物質臭さ、崇高さ等です。

  • イメージ力や感受性を使って違和感から多くの感覚や情報を感じ取ります。

  • 違和感は深く沈潜するほど、シャボン玉や煙以上に精妙になります。ちょっとした言語化や不自然な解釈のショックで壊れてしまったり、こうだろうと決めつけた考えにすぐ染められてしまいます。元の姿を壊さないよう柔らかく丁寧にイメージしてあげてください。

3: 自分の得意な感覚を見つける

違和感の沈潜を繰り返していると、違和感の感情を受け取りやすい得意な感覚イメージがあることに気づきます。例えば音や色彩、熱さ、匂い等です。
ここは個人個人でとても個性豊かに特色が出る所なので、思う存分自分の得意な感覚で潜ってみてください。慣れてくると自分の得意な感覚にも敏感さが増し、感受性の彩りや確かさがぐっと上がって楽しくなると思います。
(私は味覚や声音の感覚がやりやすく感じています)

  • 自分の得意なイメージ感覚を探してみてください。

  • 普段物事を捉えるのによく使う感覚や、会話でものを例えるのに使う比喩、利き手・利き目のようについ使ってしまう感覚に含まれている可能性があると思います。

4: 感情の階層を感じる

違和感の沈潜に慣れてきたら感情の対象を広げます。自分のポジティブ・ネガティブな感情や悩みを抱えている物事の感情等、様々な感情に沈潜してみてください。
そして感情に沈潜したら、その感情の低俗・崇高さの階層や位置関係を感じてみてください。対象の感情が位置する高さから、どの程度の品格・霊格レベルなのかの目安を付けることができます。

  • 対象の感情がどんな階層にあるのかを探します。

  • 高さだけでなく前後左右の空間や重力、真空さ等の感覚でも比較し、対象感情のおおよその位置関係を探してみてください。

  • 例えば「青」というイメージでも、塗料の青さなのか空や宇宙の青さなのかで階層の高さや崇高さが変わる感じです。

5: 欲由来のものを判別

感情に沈潜してイメージする世界は、大抵が単なる空想や自分の欲由来のものが多いです。個人差はありますが約80%は欲に由来するノイズと思います。そのためイメージ力と理性で取捨選択をするプロセスが重要です。

  • どの欲に由来するかを探ります。対象感情の品格・霊格レベルの位置が低い、または明らかに肉体に関するものの場合は、一次的欲求面(食欲・性欲・睡眠・呼吸・苦痛回避等)に由来している可能性があります。

  • 同様に社会的欲求面(達成感や人との交流親和や承認等)や嫉妬や復讐、優越感・劣等感、自己肯定感の渇望や恐怖、刺激欲しさ等の欲に由来するものを探っていきます。

  • 欲由来の感情と分かったら、それを意志や自制心、バランス感覚を使って受け流したり抑えたり説得してノイズを除去します。

  • 「霊主肉従」の実践程度によって、欲のコントロール力が変わってきます。イメージ力と同時に欲の制御も心がけ、欲感情のノイズが感受性の妨げにならないようにします。

6: 感情のシンボルイメージから洞察してメッセージを導く

欲のノイズを除去したら、対象感情から意味やメッセージを洞察して行きます。この段階での感情イメージはかなり精妙なので集中力を失いがちです。イメージ力と意志力で感情を掴みつつ壊さず逃げないように丁寧に扱います。
柔らかく深い感覚・感性と、不自然さを見抜く理性・知識を駆使して、感情から湧き出るものや伝えようとしてくるものを受け取ります。大抵はシンボルや予感、余韻のような精妙かつ抽象度が高いイメージとして感じられます。

この受け取ったシンボルイメージについて、その意味や由来、解決方法を洞察してメッセージを理解して行きます。自分がこれまで失敗した何らかの物事や経験に似ているとか、共通のパターン性はないか、仮説を立てて当てはめてみる等、比較や分析をする感じだと掴みやすいと思います。
この段階でスピリチュアリズムの体系的な知識があると、人生の意味やカルマ、良心等のシンボルイメージに対する切り口や仮説が描け、洞察が行いやすくなります。

人生の困難な問題について、それがどんなことに由来しているのかや、その影響で出ている良い面悪い面、どんな努力・償いがあれば解消できそうか等、いわゆるカルマの洞察のようなインスピレーションが得られることもあると思います。
また良心にとっての正しい決断や人生の生きる目的に照らした選択等、良心とのイメージ対話やメッセージも感じられることがあるかもしれません。貴重なメッセージを解像度高く受け取れるようにして行けるとよいと思います。(個人的推測です)

  • この段階での感情イメージはかなり精妙なので、イメージ力で包んで壊さず丁寧に扱います。

  • シンボルイメージは無理に言語化や概念化はしなくてよいです。言語化するとイメージが物質寄りになり、情報量が1%くらいに削ぎ落とされることがあります。予感・余韻のような精妙な状態のままで扱いましょう。

  • シンボルイメージについて、何かの比喩と見立ててみたり、過去に似た経験はなかったか、パターン性はないか、解釈の仮説を立てつつ当てはめてみてしっくりくるかどうかといった分析的なやり方が効果的です。

  • ここでもスピリチュアリズムの体系的な知識があると、人生の意味やカルマ、良心等への洞察が行いやすくなります。

7: メッセージについて理性での照らし合わせをする

シンボルイメージからメッセージを洞察したら、理性での照らし合わせを行います。メッセージには良いもの悪いものが混ざっています。また自分に由来しないものや貴重なインスピレーションであることもあります。

シンボルイメージの分析やインスピレーションの解釈は心の中で行われるため、自分の都合のいいように解釈しがちなので、常に自分を律しないとノイズが混じります。特に人生の選択や苦難への対処等重要な判断は影響が大きいので、不自然な方向にメッセージを解釈しないことが重要です。
理性の照らし合わせは、自分の理性や良心、知識に照らしておかしな所が無いかを自問自答して行きます。

また、シルバーバーチの説く理性での照らし合わせのチェックポイントである「理性に照らして真実とは思えないようなこと、人間としての品位にもとること、卑劣なこと、人類を侮辱するようなこと」はないかを冷静に見つめます。

これらを経て、得られたメッセージやインスピレーションの中に良心の声が含まれている場合があると思います。この声をよく理解して自身の決断や理解、生き方に活かして行くとよいと思います。

  • 理性での照らし合わせでは「理性に照らして真実とは思えないようなこと、人間としての品位にもとること、卑劣なこと、人類を侮辱するようなこと」がないかを確認します。

  • ここから得られたメッセージやインスピレーションの中に、良心の声が含まれている場合があると思います。この声を決断や生き方に取り入れて行きます。

参考:
「本物の霊能者、霊界通信と偽物の見分け方 > シルバーバーチの説く理性に照らした判断
「違和感から探すインスピレーションと霊的バイブレーションについて > インスピレーションを過信する危険性


イメージ実践のポイント

イメージの沈潜をする中で「2: 違和感の中に浸る」や「6: 感情のシンボルイメージから洞察してメッセージを導く」の工程は難しい部分と思います。曖昧なイメージの中で対象感情を捉え続け、そこから感じるシンボルをキャッチするというのは強いイメージ力や集中力が必要です。すぐ疲れたり他のことに関心が移ったりしがちです。
イメージ力を強化するために以下のような方法も有効でしたので、実践のポイントとして挙げてみます。

高負荷な環境でのイメージ強度アップ

イメージは落ち着いてリラックスした中で行ってもよいですが、イメージの世界で思い通りに対象感情を捉え続けるには、高い集中力や感受性が必要です。またノイズや雑念に負けないよう、意志力や自制心が必要になります。これらを鍛えるために、あえて集中力が薄くなるような高負荷な状態を作り、その中で感情の沈潜やイメージ操作をしようとすることでイメージ力を大きく強化できます。

特にスポーツや有酸素運動、一定のフォームやリズムのある運動等は、身体を健康的に動かしたりリズム感やバランス感覚を使うことで、肉体への感覚を掴み地に足をつけられます。そして負荷のレベルも運動強度を上げることで自分の意志で自由にコントロールできます。
この高負荷環境の中で感情イメージを行い、強化トレーニングをして行きます。現実世界とイメージ世界のバランスを取りつつ、イメージ力強化も同時にできるのでとてもおすすめです。

  • ジョギングや水泳、ダンス等自分に合った運動をし、集中力がリラックス状態より70%以下になるような高負荷状況を作ります。ここで頑張って感情の沈潜やシンボルの洞察をします。高負荷な状況なのでほんの少しでもイメージを汲み取れれば、通常時よりイメージ力がアップします。(強度や集中力レベルは各自に合ったものにしてください)

  • 高負荷な中での感情イメージをすると、余裕がなさ過ぎて雑念や欲まで湧きにくくなる効果があります。これを利用して運動中というノイズが少ない状況で感情イメージの沈潜やシンボルの意味の洞察をします。そこで汲み取れたメッセージもそのまま一定時間維持してみて、もし維持できなければ何か不自然なものがあると判断し取捨選択します。こうしたスパルタ的ですが効率的な感情イメージ法もあります。

創作活動で感受性を磨く

感情に沈潜している時は、様々な角度から見つめたり、使用する感覚を切り替えたりしてイメージしてきます。この工程は創作活動時の感性にも近いと思います。そのため自分に合った創作活動や芸術を通して、感情沈潜時のイメージ手段を増やすことをおすすめします。

自分に合ったものがよいので「3: 自分の得意な感覚を見つける」で感じた得意な感覚の延長でできることが良さそうです。
視覚や形状への感覚が鋭ければ、絵画やイラスト等がよさそうです。例えばりんごをデッサンする時にりんごに感情沈潜して、重さや匂いや甘さ、育てた農家の作物への愛情、豊かな山肌の土壌や寒暖差のある気候の厳しさ等を感じて描いて行きます。
音や歌に敏感であれば、楽器演奏やボイストレーニング等でしょうか。例えば音程だけでなく響きの立体感やバイブレーション、観客に伝わる情熱や癒やし等を感じて行きます。物質を超えたイメージで響きを制御できると良さそうです。

自分自身をスキャンして観察

感情沈潜の対象を自分の身体にすることで、自分の体の調子を感じることもできると思います。健康管理や調子の善し悪しを把握するヒントにもなり、生活にもプラスの効果があると思います。

  • 自分の体をイメージし、コピー機が読み取るように自分の体をスキャンするイメージをします。

  • 調子が悪そうだったり、淀み、黒さ、毒っぽさ、異物感等ネガティブなものを感じたら、感じた違和感をイメージで包みます。

  • 表面だけで判断できない場合は、イメージ上で対象部位の中(血管や神経、骨等)に入ったり、断面図にしたり色んな感覚に切り替えてイメージしたりして、悪い箇所を細かくイメージして行きます。

  • 悪い箇所が見つかったらその部位をイメージ上の手や気でしっかり掴みつつ、原因を引き抜いたり、毒素を吸い出したり、強い光で消し飛ばしたりするイメージをしてみます。

  • イメージ上での操作なので直接物質的な影響を及ぼしたりはしません。ですがイメージの操作力アップや感覚切り替えの多様化ができたり、すっきりしたりします。

その他のポイント

透明度のイメージ法
「4: 感情の階層を感じる」の段階は、例えば透明度という感覚に置き換えるとイメージしやすい場合があります。
参考: 「違和感から探すインスピレーションと霊的バイブレーションについて > バイブレーションを透明度としてイメージする

ジャイロスコープのイメージ法
「2: 違和感の中に浸る」で、対象をイメージしても何も湧いてこなかったり、一通りイメージを出し切ってしまってもはや切り口がないように感じることがあります。その場合「ジャイロスコープ」のコマが回転している感覚に置き換える方法があります。
対象感情を高速回転しているジャイロスコープと見立てて、一見静止しているかのように見えるが、その周りに強い力場や波動的なものが存在し、それを汲み取ろうとするとイメージしやすい場合があります。
参考: (高速回転しているジャイロ動画です)  YouTube > 「8.01x - Lect 24 - Rolling Motion, Gyroscopes, VERY NON-INTUITIVE」
https://youtu.be/XPUuF_dECVI?si=idD8nxb9TZ7EKVcU&t=2782


まとめ

今回違和感の沈潜から始まり、感情イメージの深掘りと得意な感覚探し、インスピレーションを正しく洞察する方法について書いてみました。

生きていると自分の存在意義を否定したり、様々な深刻な問題に苦しめられる時があります。そんな時に感情イメージの理解を通して問題の因果関係を見通したりメッセージを感じたりできると、苦しみに対してこれまでと違った視点と感覚を覚えたりします。
そして克服するための建設的な努力・代償を払うことで、自分がより強く愛情深くなったり、ついに問題を乗り越える道が見えることもあると思います。

自分のやるべきことをしっかり果たし、悔いを残さない生き方をして行きたいです。そのためにも良心とのイメージ対話の中で人生の目的の解像度を上げ、自分が実践すべき事を明確に理解し、より具体的に取り組めるようにしたいと思います。

みなさんの人生の目的や生きる指針の洞察力が増し、より良く生きるためのヒントの助けになればとても嬉しく思います。

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