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チャージ3回、フリーエントリー、ノーオプション カブトとボーグの話

 ボーグ、防具、セーフティーギア。
 カブトもあるのでいいチャージインだ。

 ここまで全く判らない人には全く意味不明である。 まあそれは置いといて今回はセーフティーギアの話を書いてみようかと思う。

 BMXといえばスケーターファッションで颯爽と格好よく、派手に転んでもショルダーロール的な受け身を決めてコロリと立ち上がり平然として、または笑いながら何事もなかったかのよう。 そんなイメージがついてしまいがちだ。 4mくらいの高さから顔から落ちても死なないのではないかと思えるような映像ばかりを見ていると人間の丈夫さに思いを巡らさずにはいられない。

 そんなのは御伽噺で、ビデオに出てくるプロライダーとかはサイボーグか何かで生身の人の所行ではない…… くらいには思っておいた方がいいと思うし、ケガをしなければまたすぐに楽しんだり練習したり出来るものだ。
 あとぼくらくらいになると骨と筋と関節の怪我はもう元通りにはならないと覚悟しておくべきで、もし壊したら復帰までの間に棺桶にまでたどり着いてしまうかもしれないというわけだ。

 とエラそうに始めておきながら広場で乗るときに膝とスネとくるぶしのガードを付けているくらいで現状、ヘルメットすら被っていない。

一丁前な物は持っている。 パークで使うつもりで買ったがまだデビューしていない。 努力義務化なので街中ライドで使ったりもするが今は暑いのでもう少し涼しげなファッションメットもいいなとかなんとか。

 さて、BMXで一番欲しいプロテクターといえばやはりシンガードだろう。 スネペは考えただけで、いややめておこう。 金属ペダルや金属ピンペダルは使える気がしない。
 あと膝ステムもなかなか涙溢れる思い出か尽きないライダーも多いと思うから膝プロテクターも欲しい。 あと回転系の練習をたくさんすると内側くるぶしがかなり辛いことになるのでくるぶしも何らか保護したい。 

ワイの答えはこうや!

 突然こんな記事を書き始めたのもこの膝プロテクターを新しく買ったからで、これがすこぶる調子がいい。 前につかっていたウレタンがギュッと入れてあるようなニーガードはかなりモッコリしていて、ズボン下に履いているといかにもツイてます、って感じであったのと、乗っている間に内側向いたり外側向いたり、シンガードに上手く乗っかっていないと着地の度にずり落ちてくる。 あとこの季節にはスゴく暑い。 それはもう新手の拷問器具の如しだけど、乗っていると集中しているので忘れているが休憩に入るととてつもない勢いで不快感に包まれる。
 それが今回買ったG-Foumのプロテクターはあまり不快感はない。 装着感も無くはないがおそらくズレない事が異物感を減らしてくれているのだと思う。 あと何の生地か判らないけど暑ぅいというのもかなりマシだ。 汗も相当かいているはずだけど不快感はない。 パッドも柔らかく、薄い。 ウレタンガードの半分くらいの厚みでしなやかだけど、衝撃が加わると瞬時に硬くなる素材らしい。 その機能はまだ試せていないのでここには記すことが出来ないけれど、評判は悪くないので恐らく期待はそんなに裏切らないだろうと思っている。

曲げも滑らか。 

 さてシンガードはBMXメーカーのshadowのものを使っている。 くるぶしとかかと下のゴムまでが一体で装着感はさておき安心感は非常に高い。
 このペアはかなり気に入ったので壊れてきたらリピートする気持ちでいる。 が、シンガードがなかなか販売店に並ばないのが難点。 この状態でズボンを履くとそこまで物々しくはならない。

 この手のプロテクターは装着が面倒というので買ってもなかなか使わないという人も多いと思うし、ぼくも長らく倉庫の肥やしだった。
 だけどYouTubeで見ているフラットライダーの人が転倒で膝を割り、完治に一年かかるのではという話を聞いて、年齢的に絶界行(ラストダイブ)なぼくにとって一年は致命的であり、彼が一年ならぼくは二年で治るか直らないかだろうなと思ってプロテクターを真面目に付けだした、というのが本音である。 それなりにライドの勢いも付いてきた。 この膝プロテクターも彼の動画で見たものだが安いだけのウレタンプロテクターなんてものを買わずもっと調べてからいい物を買えばよかった。

G-Foumとウレタンプロテクター

 とにかくこの新しく膝プロテクターは気に入ったのでパーク行くチャンスがあれば肘プロテクターも導入してみたい。 全身プロテクターとかダサい、と思われる人もいるかもしれないけれど、ヘルメットもそうなんだけどアレを付けると脳のセーフティースイッチがいくつか外れて余計に転ぶんだよね。 あと膝スネガードの安心感から思い切って行けるのもいい。 真剣に練習するなら絶対にあったほうがいいと思うようになった。
 こないだも捲れ転けをやったとき無様にも受け身が取りきれなくて後頭部を打ちつけたけれど、ポニーテールがあるので命拾いした。 このポニーテールに命を救われたのは三回目である。
 ただポニテはヘルメットとの親和性がよくない。 髪を下ろしてロールバックをするとこの季節、顔面に巻き付いて視界ゼロでフェイキーをするハメになる。

手はお仕事で大切なので

 グローブはずっとこのtroy lee designsのものを使っている。 厚すぎず薄すぎないで耐久性がありかなり初期に買った物だけど未だに穴ひとつ空かない。 装着感もいい。 でも手袋は寒いときと手汗で滑る時と本気でやるぞってテンションの時しか付けてないのでもう少し真面目に付けた方がいいかなと思っている。 他にもいくつかグローブはあるけど薄すぎるものや、ゴツすぎる割にすぐに穴があいた物など。 これもリピートしたいけどあれ以来店頭で見つけていない。

セーフティーギアではないけれどペダルは滑る滑らないの大事な部分。

 靴はなんとなくずっとEtniesのを履いている。 VANSにも手を出してみたいのだけどだいたい海外のBMXショップから通販で買うときに、セールのものをついでに買っている。 いわゆるスケーターシューズだけど、このペダルピンと靴裏のワッフル目がいい引っかかりを生む。 そして引っかかるけど外したいときには外れる事も大切で、これが外れなくて転けるのもなかなかの恐怖体験になる。 靴裏の情報はとても大切だ。

 右から歴代

 右の紺色はかなり気に入っていたが長く履いたので型くずれがヒドく、かかとは一切踏んでいないにもかかわらずグズグズになり脱げてくるし、靴裏が減ってペダルに食いつかなくなったので引退。
 真ん中の茶は底が固く乗りにくかったので普段履きにしていた。
 左の黒はネイサン・ウィリアムズモデルという事で期待していたが、靴裏が柔らかくすごい勢いで靴裏が砕けていくので困ったなあと思ていたが、普段履きにしていた茶がこなれやわらかくなりいい感じになっていたので今は真ん中の茶を愛用している。

これもセールで買った予備。 運がいいと$40とかで手に入る。 混ぜ送料ならアリだ。 日本で買うと9,000円から16,000円とか値札が付いている。

 靴はいろんなライダーがかなり重要だというし、入手が容易でそこそこのお値段のものを見つけたい。 やはりVANSか。 

 そんなこんなでセーフティーギアやなんかの記事でした。

 ご安全に。

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