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REVOLOOP BMX ULTRA TUBE TPUチューブ

 チューブレスにするべきか、噂のTPUチューブにするべきか、今まで通り扱いが楽なブチルチューブで行くか。 この辺の一長一短はみんな(主語)のほうが詳しいと思うので細かくは書きませんが、一番みんな(主語)が求めるのは軽量化ですよね。 あとは低圧運用だの転がり抵抗だのそれぞれあると思いますが、ことBMXに置いては漕ぎ出しの軽さや乗り心地というより軽量化とパンクトラブルの低減ですね。 そこにメンテの手間と価格がバランスしてきてどうしたこうしたと。

 まあ結論からいうと練習車にTPUチューブから試すことにしたのですが、サイクリング車はTCSなチューブレスリムが揃いつつあります。

Alienation TCS MALICEリム。 325g レース用

 が、まだ部品がそろっていないのと心の準備が出来ていないのでしばらく先の楽しみに。
 サイクリング車にチューブレスレディ、練習車にTPUチューブって普通逆くない? って思いそうだけどチューブレスリムが軽すぎて練習車には不安がすごいからとりあえず薄軽チューブで。

薄すぎてヘナチョコで頼んなくて扱いにくい

 組み付けについては手慣れたもの…… と思っていたけど慣れるまで大変ねこれ。 タイヤの中に居ない状態でエアを入れすぎると膨らんで戻らなくなるから最低限扱える程度のエアで、とあるけどそもそもですよ、

チューブがリムに対して短くてハメにくい。

 チューブがズルズルとはみ出てきて収まらない。 なんじゃこりゃ。 タイヤをハメながら、同時にチューブを仕込んでいくやり方でやったはいいものの、エアが少ないのでタイヤの中でヨレた状態になりがちで何度も確認しては外したりハメたり、

ヨコチン

 あと米式バルブの穴に仏式バルブを入れるとガバガバナンスで先のチューブヨレヨレ問題と、バルブの付け根の補強部分が狭いのでバルブと穴の隙間からチューブが脱腸してきてヨコチンになってしまう。 何度も何度も組み直してたまたま上手くいくこともあったけど、二本目でこれはアカンわとなりバルブ穴にいい感じのカラーを打ち込んでみた。 たぶんキャリパーブレーキのなんかの部品。

たまたまあってよかった。 ここに
こんな感じで スポーク組み替えるときにリムテープ剥がすときに打ち換えになるね。 リムテープの下に仕込めばよかったが就寝時間が迫っていた。

 これで脱腸は回避されかなり作業性はよくなった気がする。 でもこれパンク修理も難しいと聞くし、慣れなければかなり億劫な事になりそうな手間だねぇと思ったりした。 そもそもブチルチューブの三倍はする価格もネ。

とりあえず組めたぞ 仏式バルブ長いー

 あと、リムを買ったついでにいい出物があったのでフォークも買ってみた。 以前に長いオフセットのフォークを使っている事を書いたけどいわゆる普通の一般サイズのオフセットフォークに戻したらどうなるかをやってみたかった。

FitbikeのSHIV V3 25mm offset

 FITは車体をS&Mで作っているのでマッチングはバッチリのはず。 作っているというかS&Mの別ブランドだよねFITBIKES。 フォークは軽くなることはなく、なんかややこしい製法で僅かに重い。 ただほんのりと強いというか今の流行の製法が全てふんだんに使われている感じらしい。 クロモリの4Q焼きとか。
 

元のS/M PitchForkは34mm offset

 あと、このフォークはコラム長が少し短く、ヘッドパーツの蓋を手持ちの一番薄い物に換えないとトップキャップのネジが届かなかった。 スペーサーも無くなったのと併せてバーは半インチはどまた低くなってしまったが、ほんのりと今までのセッティングがバーが少し高すぎる気がしていたので渡りに船かもしれない。

突然のシルバー! 赤と黒とゴールドで揃えていたのでまた塗りたいね。

 最近はヘッドチューブが伸びコラムが短くなり、ステムスペーサーを挟まないシンプル仕上がりがトレンドのようだけど、こういう風に付かないまたは大変な事になるシチュエーションは増えそうな気がするね。

 そしてホイールを外すといつも確認するけど最近ハブベアリングの消耗が激しい。 このハブ買ったのが去年の8月だから、5ヵ月で去んだ事になるね。 

6903ベアリング。 これダースで買わんとダメか?

 コグ側(スプロケット側)がゴリゴリしてるーって外してみたら軸方向に0.3mm程ガタがある。 BMX界ではまだまだ使えるのかもしれないけど工業的にはどうしてここまでほっといたんだ状態。
 ノンコグ側は大丈夫そうだねーと思ったけど、軸方向に固定されているコグ側が減っているんだから…? と思って外してみたらこちらも同じくガタガタでした。 これは開ける度に交換することになりそうでゲスねぇ…… まあそういう乗り物だと認識するべきなのでしょう。 見なければどうという事はない!

このコグ本体にもベアリングが3つ4つ入っているのだけれど、ここは車重もかからないので未だかつて痛んだ事がない。
ワテもあきまへんわ~
もう少し大型のベアリング入りそうじゃない?

 さて、消耗品の交換も終え、翌日になっても空気圧は落ちていなかったので本格的♂に乗ってみましたよ。 
 乗り始めはまず、軽い。 何が軽いってよくわからないけどなんか軽い。 なるほどな! って気持ちで少し遊ぶと、空気圧はいつもの4barなんだけれど、いつもより1~1.5bar空気圧が高いかのような転がり方。 抵抗感が少ないというか、空気圧が高いというか。 それでいて実質4barなので乗り心地というか突き上げは強くない。 なるほどこれが乗り心地効果というやつかーと感じつつ、ロールバックをいつも通りにやると驚きの軽さ。 いやこれはフォークのオフセット効果だね。車軸がマスに寄ったので簡単にリヤが上がる。

特に意識せずとも

 あとBMXの両ホイールは軸回転と車体に対して横回転と時には縦回転など行うもので、両端にあるタイヤチューブが軽いことはとても好効果があるよね。 いいえ、そんなアイテムに頼るなど… という人格も居はするのですがご老体にはこれくらいでも全然大丈夫やろーって満場一致。 いやあ、本当に扱いやすいですね。

フルボッコのチューブ君、お疲れ様でした!

 あと低くなったバーについては今までが少し高すぎる気がしていたと書いたけれど、一番影響有りそうなバニーホップはむしろ軽くなった感がありますね。 低い分、今まで通りに引くとフロントタイヤはより高く上がるのでその感触がなんかいい。

しゅばっとフロントが上がる。 バニホスランプの時だったら難しく感じたかもしれない。

 全体的に調子よくなった感じがしてルンルンでしたけど、フェイキーはスランプしました。 なんというか怖い。 今までと挙動が違って全然落ち着いて操作できない。 これもまた慣れが必要なやつですかねー。 オフセット短くなってトレイルが伸びるからクイックだけど安定性上がるの? よくわからないけれどその辺にロングオフセットフォークでいきなりフェイキー戻りが出来るようになった秘密があるのかもしれない。 秘密という程でもないかもしれない。

いつもの仕様記念撮影も違いが全く判らないですね。

 自転車がめっちゃ言うことを聞いてくれるようになると愛着を通り越して愛おしいまで行くのだけど、こないだ高速なフェイキー戻りが出来るようになってきてウキウキだったのが元通りになったのさ。 必ず乗りこなしてやるからなという気持ちとセコセコと部品を換えて誤魔化す自分がいる。 

同じ方向にばかり回るのでタイヤが偏って減っていく。

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