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ショートステムの誘い

 ステムを交換してみた。 いろいろ考えていてマニュアルやフロントアップの時の腕を目一杯伸ばして尻を突き出したときのリヤアクスルと尻の位置関係にTTがすごくシビアな事になっているのではないか、 と考え、算数をしてみた。
 少し前の記事

 によるとTTなんて別にたいしたことない、少々長かろうが短かろうがすぐに慣れるし、みたいなことを書いたばかりであったがこれをここに訂正しないといけない。

この瞬間の

 腰の落とし具合によっても尻の出具合が変わるのでその辺は努力でどうにかしたいところではあるが、寄る年波に削り取られてゆく筋力に喘ぎ姑息な手段をも辞さない構えである。
 20.75"のフレームである。 ぼくの身長からするとどちらかというと20.5"がマストサイズ、となるようであるがなぜ20.75"を選んだのか今となっては思い出せない。
 ジオメトリの項でも触れたがこのフレーム、ヘッドチューブが立っていて(今時のストリートフレームの流行はほぼ立ち気味のようである)、つまりバーの端が前へ移動することになる、 つまり、実際にはヘッドチューブ75度換算でいうと21"フレームに近いのではないか、 ということを考え始めたのである。

 手持ちにトップロードのショートステムはあるのだがフロントロードからまた高さまで変わったら泥沼化待ったなしなのでは、という懸念から新しいステムをポチった。 突き出しが53mmから36mmになる。

写真に付いているチタンのステムのトップキャップは径が違った☺
MADERAのがよかったのだけどものは同じなのでPROFILERACINGのものに。
こじんまりした。
さっそく中華のチタンボルトを突っ込んである。 短くなった分軽くなるかもしれない。
ヘッドチューブとのクリアランスがミチミチで。

 というわけで、これで元の状態からすると17㎜ショートになった。 5/8"くらい短くなって、まさに20.5"のトップチューブを再現できたと思う。
 乗った感じ、小さい! なんだこれ、窮屈ではないけれど小さい、近い。 たったの17㎜がこんなにも・・・ というのはいままで感じなかった違和感である。 こういうことを感じるということが成長している印であると思いたい。
 ステムを短くした効果は抜群で、即フェイキー中に捲れこけをやらかすという、とはいえこれも慣れの一環だとは思うが、捲れるポイントに達するのが少し楽になったような気がする。

 とはいえ、なんだか非常に難しくなってしまったような気がする。
これも単に慣れの部分であるとおもうのだけれど、ロールバック等で前に乗るときのそこそこ突っ込んでも大丈夫感みたいなものが行方不明になってしまった。 フェイキーはものすごくやりやすくなったように思うし、バニホのフロントアップもかなり軽くなった。 が、フロントアップ時に引ききる感触が曖昧になった。 このへんは想定通りではあるが、いささか変化が大きすぎたか、バーを1/4"くらい前傾させてもいいかなと思ったりしている。

本当はこの割れてしまったリヤハブのカラーを注文するだけだったのだが。

 ところでご無沙汰してしまっていたのは、3週連続勤務で250時間くらい働くなどをしたあげく現在無理がたたって体調を少し崩して布団に転がっているのでこんな記事を書きしたためているという案配である。
 明日晴れるらしいのだけど、広場に乗りに行ったら家族に怒られるだろうなあなどと

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