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稀有な誕生日

あらすじ

私には心を許せる友達が二人いる。

今回旅の途中で出会った女性に「二人はドラえもんとのび太くんみたいだね」と言われ、それがしっくりきたので使わせてもらう。

これまでのnoteでも記述しておるが、
一人は頭がよく、計画性があり、人柄もよく、尊敬している
今回は出てこないが、以降出来杉くんと呼ぶ。

もう一方は勉強と仕事ができず、ノリと勢いだけで生きているけど、他人を大事にし、優しくできる
以降のび太くんと呼ぶ

のび太は現在、5年間付き合っていたしずかちゃんに振られ、傷心中である。

しずかちゃんとのび太と私は同じ大学のゼミで、
彼らが付き合ったのは、5年前のゼミ合宿で今回の舞台となる熱海である。

ゼミの合宿で二人がいい感じになっているのを察し、私や当時の友人達で、のび太としずかちゃんがくっつくようにサポートし(二人でお酒を買ってくるようにお願いしたり、、、今思えばすごい青春😭)うまくいって付き合った。

二人とも私から見たらいい人でこれからも上手くやっていくだろうと思っていた。
結婚式の友人代表スピーチも私がやるよう頼まれていたので、こんな結果になり驚いている。

下ネタでラップをして、大幅にがっかりさせた後、すごく良いことを言って感動させようと戦略を練っていたが、それは必要なくなった。

今回は、私の立てた計画がのび太くんのドジやバカによってことごとく壊されていくが、結構それが楽しかった話である。

私をドラえもんとして、今回を劇場版風にタイトルをつけるなら

ドラえもんとのび太の熱海大パニック

とでも呼ぼうか

今は家に帰ってきており、のび太の馬鹿さに振り回された怒りや疲れがどっと込み上げてきているが、旅全体は楽しかったので忘れないように記しておこうということで書いている。(全部書くのに三日かかった。)

2024年 7月13日 13時頃 自宅

朝、スマホを見ると、のび太から「今日は海へ行こう」とLINEがきていた。
13時に横浜駅集合とのことだったが、私はこの暑さで日中に外出したく無いので、断った。

すると、のび太は15時でもいいから海行きたいと言ってきたので、15時横浜駅集合に決まった。

15時頃  横浜駅

私がまだ、電車に乗っていると、のび太くんから「着いた」とLINEが来た。
正直横浜駅はあまり行かないので、
一応西口集合と決めてはいたものの、スムーズに合流できるようにどの辺にいるか写真を送って欲しいとLINEした。
するとのび太は駅に着いたとのことで待ち合わせ場所には着いていなかった。
今思えば、この時からのび太くんの馬鹿さへの怒りの積み重ねが始まっていたのかもしれない。

そして、そういった彼自身の能力の低さによるストレスの積み重ねでしずかちゃんは遠くへ行ってしまったのではないかと考えている。

私が彼と旅をしていて、しずかちゃんが去っていった原因だと思った行動を今後「お前そういうとこだぜポイント」と呼ぼう。

現在のお前そういうとこだぜポイント=1

横浜駅に到着するとのび太とほぼ同時に待ち合わせ場所に着いた。

待ち合わせてJRの電光掲示板を見ると宇都宮行きもあった。
こっち言って日光東照宮とか見るのもありやな〜みたいな会話をしながら歩いていた。この時はのび太と行くノープランな旅も悪くないと思っていた。

待ち合わせると、駅弁を食べよう!と言い出した。
私は15時集合なので普通に家で食べてきてしまった。
駅弁を食べたいなら、あらかじめその旨を私に伝えておくべきだったというのに。

現在のお前そういうとこだぜポイント=2

飯を食べてきたことを伝えると彼はKIOSKでおにぎりを3つとハイボールを買った。私はつまみとメロンサワーというのが気になったのでそれを買った。

横浜駅のホーム

そしてJRの熱海行きの電車のホームに着いて、のび太くんが
「グリーン車に乗ろう」と言い出した。

私は普段本当に一人で籠っているので、旅に関しては何が定石かわからない。
なので、彼のいう通りグリーン車に乗ることにした。

グリーン車はどこもいっぱいでなんとか通路を挟んで二人の席を確保した。

途中で、二人席が空いたのでその席に移った。

その時の様子

そして、私のMBTIがよく変わる話になり、指揮官と建築家でこれらが動物に例えるとライオンと虎とのことで、のび太くんは何?と聞いたらチンパンジーでこれをバカにしてずっと酒のつまみにしていた。

彼は鬼滅の刃が好きなので、彼を移動中はバカ柱とよび、
「今、言葉に詰まって何も言い返せないのはバカの呼吸、何の型ですか〜?」
「そんな感情的になるとアザが浮き出てきますよ!おや、、、これは、、、!?失恋のアザかな?www」

などと私も酒が回り、舌も回ってきた。彼はブチギレてこちょこちょをしてきていたがそんなのはお構いなく、煽り続けた。

16時頃 熱海到着

熱海駅に到着した。さぁ、海へ行こう!
という時にのび太くんは
「ちょっとタバコ吸わせて」と言い、近くの喫煙所に行った

現在のお前そういうとこだぜポイント=3

我々が最初に向かったのは海ではなくCanDo付近の喫煙所である。
しょうがないからCanDoをぶらぶらしているとすごく懐かしいものを見つけた。


キャンドゥのおもちゃ

これでテンションが上がった方、おめでとうございます!

私と同世代です。

ファミレスとかで子供の頃、キッズプレートについてくるアレです。
アクアゲームって言うのか!
ボタンを押すと泡が中央のパネルに入り、リングが浮き、それを棒に通すゲームだ。
買おうか悩んだが、絶対後でゴミになると思い、買わなかった。

ぼーっと熱海の街を眺めていると、のび太くんが喫煙所から帰ってきた。

キャンドゥから眺める熱海

16時30分頃 熱海旅スタート!食べ歩き!

7/13~15は三連休ということもあり、人が多かった。
私は人混みが大嫌いである。そもそも人が嫌いなのでそれがいっぱいいるともっと嫌いになる。当然の原理だ。

これは私が悪いと思っているが、のび太くんが熱海プリンや人気な食べ歩き店に行こうと元気な顔で誘ってきたのに、私の顔色を見て、それを察して、空いている店で全然おしゃれじゃないソフトクリームを買った。
(誰も並んでおらず、頼んだらすぐ出てきた👍)

溶けかけのソフトクリーム

そして、観光地特有の顔ハメパネルがあった。

誰も並んでいなかった。

しかし、撮りたそうにしているカップルがいたので「良ければ撮りますよ!!」とお願いした。

これは親切ではない、私も顔ハメパネルをしたかったからなのだ。

すると女性側は絶対やりたくないといい、彼氏さんがウキウキした表情でやりたいと言っていた

やってもらわないと私たちが顔ハメパネルを撮ってもらうときに気まずいので彼氏側の肩を持ち、なんとか交渉成立した。

彼女さん側が嫌々やっているので、顔ハメパネルとの距離が遠く、暗くなっていた。
顔ハメパネル愛好家の私にとってはそれが気になったので、もう少し顔ハメパネルに顔を近づけるようにお願いし、良い写真を撮ってあげた。

それが終わると我々も撮ってもらった。

人がうじゃうじゃいる食べ歩きのスポットをチャチャッと済ませて、コンビニで缶のチューハイを買い、海へ向かった。

歩いていると、彼は私に「え、何を撮っているの?」と聞いてきた。
私がその時撮っていたのはこれである。

パイプ〜!!!

なんか制作に使えそうと思ったものを見つけると写真を撮ってしまうので海に行くまでに時間をかけてしまった。

17時30分頃 海

やっと海に着いた。
海には3割カップル割、3割家族旅、2割女子旅、2割男女グループ
で、一人で来ている人がごく少数いたくらい。

日が暮れればくれるほどカップル率が高まっていった。
と言った感じで男二人で来ているのはあまり見当たらず、おそらく我々とナンパのために来たであろう猿達が一組だけだった。

海を歩いていると、
彼は自撮り写真を撮っているカップルに「良かったら写真撮りましょうか?」と話しかけた。

私は考えるよりも先に「お前すごいな!」と言ってしまった。

向こうのカップルがキョトンとしていたので、

「こいつこの前5年付き合っていた彼女に振られてるんですよ」というと

「きゃー!!!」

と、まるで怪談話のオチを聴いたかのような悲鳴を挙げられたので

「お二人は大丈夫だと思いますよ!お幸せに!」

と雑なフォローをして去った。

私は失恋中に他人のカップルの写真を撮ってあげるなんて絶対できないので軽く尊敬した。

海の景色

しばらく海を見ながら酒を飲み、

「そういえば俺ら、ここに5年前しずかちゃんと一緒にきたよな〜」
「その時もこの酒だったんじゃない?」

などと昔の思い出を話していた。

酒がなくなればコンビニに行き、

日本酒やウィスキーも買いたし、ポテチとかビーフジャーキーなどつまみも買って、海に戻った。

誰かが作った砂の城?かな

そして、海岸沿いを散歩して、お互いの写真を取り合ったり、ちょっとだけ海に入ったりしていた。

19時頃 花火

19時頃になると、チラホラ花火をやり始める人がいた。

のび太くんはそれを見て、

「そうだ!俺たちも花火を買いに行こう」と言い出した。

二人でコンビニに行き、花火を買った。

友達の少ない私は花火なんてほとんどしたことが無かったので、彼に買うものは全て任せ、お金を半分出した。
バケツが必要なのも知らなかった。

そして砂浜に戻り、花火をやろうと思って
「準備ってどうやるか教えて?」って彼の顔を見て質問したら、
まるでずっと一緒にいたペットでも死んだかのような悲しすぎる表情をしていた。

現在のお前そういうとこだぜポイント=3

周りを見ると花火をしているカップルしかおらず、のび太くんはそれを羨ましそうな顔で眺めていた。

「俺たちこれから男二人で花火するのかぁ、、、」
「男二人で花火するのは渋いなぁ。。。」

と他人のカップル達を見ながらのび太くんが一人でブツブツ言うので、もう私が耐えきれず動くことにした。

「お前ちょっとここで準備して待ってろ、俺が女の子を連れてくる」

と伝え、女の子を探しに出かけた。

カップルではなく女子だけで来ていて、

あいつの好きそうな「美しい顔立ちで、スタイルが良く、明るくて、可愛い」典型的なTHE美人!って感じの人を探した。

割とすぐ見つけたのでその女性達に直行した。

私のナンパ経験について

一応言っておくが私はナンパなんてほとんどしたことがない。

私がナンパまがいな行動をしたのは、

・男子校の頃の文化祭
・ブックカフェで毎日他人のおすすめ本を聴くのにハマった時期
くらいだ。

最後に知らない女性に話しかけたのは3年前、大雨の日に池袋で傘をさしていない女性を駅まで私の傘に入れて送ったくらいである。
(これも色々あったが今は書くと話が逸れるので省略)

そして、以前の記事で述べたが、私はナンパをする男を軽蔑している。
お金、勝利、食欲、そして性欲、欲望を剥き出しにしている人間ほど愚かに見えるものはないからだ。

ではなぜ、今回ナンパをする決断をしたのか?


答えは3つある。

1つは、酔っ払っており、判断能力が下がっていたため。
いくら崇高な私でさえ、浴びるように酒を飲み続ければ、軽蔑している猿共に知能を寄せることはできる。シンプルに思考が浅くなり女の子と花火がしたいという考えが私にも生じていたのである。

2つは、この旅で友人の失恋をいたわるため。
5年付き合っていた彼女と別れ、なかなか前を向けないのび太くんを、今回の旅をいい思い出にし、少しでも背中を押したかったのである。

3つは、仮に失敗しても、空気が良くなると思ったから。

男だけで花火をすることにテンションが下がっている。そんな落ち込んだ馬鹿と花火をしても私も全く楽しくない。

のび太くんは私をなんでもできるすごい人だと思っている。

そんな私が美女二人をナンパし、玉砕すれば、それはそれで笑い話となり、このしみったれた空気をなんとかできると思ったからだ。

19時30分頃 女性達と花火


意外なことに私のナンパは成功した。そして、その後、長いこと一緒にいることになるのだが、すごく優しくて明るい人たちだった。

話しかけたセリフは

「お姉さん達、良かったら一緒に花火しない?」

である。
色々考えたが、口から出たセリフは実にシンプルだった。

すると、私が話しかけた綺麗系の女性と可愛い系の女性はお互いの意思を確認し合うように、少しの間、会議をし始めた。

ナンパは失敗率が高いと聞くので、断られる心の準備をしていたが、答えはOKだった。

花火の準備をしているのび太くんの元に、女性二人を連れて歩いている間、私はその女性達とお互いの旅の流れやどこから来たのかの話をしていた。

家は会えない距離ではなく、年齢は21歳だった。
我々より4~5個年下であった。

夜の熱海

自己紹介や、仕事の話、どの花火から順番にやるか、お互いの呼び方など、そんな話をしながらしばらく花火をしていた。

花火の様子

花火の残りが減ってくるとともに、お酒も無くなってきたので、男女ペアに別れて追加のお酒を買いに出かけた。

私は可愛い系の女性と一緒にコンビニまで歩いて行くことになった。
ここで色々話した。のび太くんがいないことで会話のレベルが上がった。

その子は、英語を勉強しており最近通訳の仕事をできるようになったこと。
今後の夢の話までしてくれた。

私も英語を勉強しており、TOEIC先月受験したこと、デザイナーをしていたことと、作品を少し見せたりしながら歩いていた。

意外にも卓球がお互いに強いことがわかり、その子とはLINEを交換し、来月卓球することになっている。

この時期になってから卓球仲間を見つけるのは難しかったので貴重な出会いに感謝している。

戻ってくると、花火を一回休憩し、お酒を飲みながら談笑する時間を過ごした。二人の間何を話していたかという話をするとのび太君側は失恋の詳細と、私のことを自慢の友人だと話していたらしい。

一方私は移動中のび太君の話をしていなかったので、どことなく罪悪感を覚えた。

雨が降ってきて、花火を急いで終えると、この後どうするかという話になった。

のび太は温泉に行こうと言い始めた。

どうやら歩いて30分くらいのところに有名な温泉があるらしいとのこと。
女子達にここで解散するかと聞いたが、この後の予定はないらしく、一緒に温泉へ向かった。

21時 温泉へ出発

のび太君が何度も行ったことがあるらしいので先導してくれた。

早く行った方が良かったのでタクシーをのび太が呼ぼうとしてくれたが、どこも呼べないとのことだった。

この時は休日だからなのかと思っていたが、彼が入れていたアプリが近くにタクシーがいる時しか呼べないやつらしく、ちゃんとタクシー会社から呼べば24時間どこでも呼べるとのことだった。(これは私も覚えておこう)

現在のお前そういうとこだぜポイント=4

その間、会話は途切れることがなく、楽しかった。

女性達にも楽しんでもらえていたらしく、

女子達は熱海のビーチに来る前に来宮神社で

「今回の旅が面白くなりますように」とお祈りしていたので、

早速願いが叶った!と言っていた。

しかし、歩いて30分くらいのはずが、1時間くらい経ってもつかず、心霊スポットのような道になっていたので一度彼の先導を止めた。

先導を止めた場所


このトンネルを越えてはいけないような気がして、そこで本当に道が合っているか調べさせた。

すると随分前に曲がり角を間違えており、全然違うところについていた。

調べると、確か22時にはもう受付終了のようで、
今からでは絶対に間に合わないことがわかった。

そして、ちょうど我々の気持ちを表すかのように雨が強くなった。

現在のお前そういうとこだぜポイント=5

その後、のび太は体感1分に20回くらいのペースで「ごめん」しか言わなくなった。

彼がごめんと言う度に女の子達が「歩くの慣れているので!」などと気を使っていた。

私は「あと20分くらいしたらこいつ元気になるからほっといていいよ」と伝えた。

彼には「フォローする側も疲れるからもう謝るな」といい、少し空気が悪くなったので、「嘘、愛してるよ」と言いグータッチをしたが、そんなに空気は良くならなかった。

22時 セブンイレブン


めちゃくちゃ謝っていた割にセブンに着くと速攻でタバコを吸いに行った。

現在のお前そういうとこだぜポイント=6

私と女性達は全員非喫煙者だ。トイレを済まし、ゴミをすて、申し訳程度に水などを買った後も、女性達は彼の落ち込み用を心配していた。

この人たち本当に優しい人だなと思った。

良い人だと思えば思うほど、
私が海で声をかけてしまったばっかりにこの子達にも馬鹿の被害が及んでしまったことがたまらなく申し訳なかった。

私は普段、私が計画して出かけると計画通りに旅が終わる。

完璧というのは存外退屈なもので、ハンターハンターでいうジンの名言のように、目標があるなら、その寄り道の方が楽しく、大事なものはそっちに隠れているのかもしれない。

だから、旅に行く時はあえて彼を泳がせておき、そのハプニングを楽しんでいた。
そして、彼がそういう失敗を積み重ねるたびに「今度からはこうしようね。」と成長を見守っていた。

ハンターハンターでいう、カイトがクレイジースロットを使っているようなものである。

しかし、今回は悪い目が出すぎた。

女の子達と「帰る?どこかへいく?」という話をした。

のび太は「飲みに行くなら三人分出す、そして女の子達のタクシー代も俺が出す」と言った。

するとこんな空気のまま終わるのもアレなので、気を使ってくれたのか飲みに行くことになった。

この店選びも
彼が「ここ行こうぜ!」と言った店は23時で閉まる。

行ったてもすぐラストオーダーで閉まるだけだぞ。
現在のお前そういうとこだぜポイント=7

私は長居できる居酒屋を探していると、女の子達も彼のポンコツさを学び、
「そこ23時までですよ、24時までのお店を私が見つけからこっちにしよ」と提案してくれた。

そこに行くことにした。

23時 居酒屋

居酒屋に着いた。

そして終電がすでに近く、これから飲むなら絶対に泊まりだから宿をとっておいた方がいいと伝えると、のび太がポイントや株主優待がどうのこうので、俺が取っておいたほうが得だと言ったので任せた。

宿については、どうせタクシーで送るなら同じ宿にしたほうが楽だと思い、女の子達の宿を聴いた。

その宿の名前をのび太に伝えると、色々情報を入力し、
「宿取れたよ。」
と言った。私は「ありがとう。」と言い、

そんなことをしていると頼んでいた食べ物が届いた。

話が面白過ぎてあまり食べなかったが美味しかった

この居酒屋での談笑はすごく楽しかった。
彼のポンコツさを知った彼女達は自然と彼へのあたりも強くなった。

彼女達がのび太の傷口に塩を塗るようなことをいうと、
彼が泣いているふりをしてて「なんでお前こいつら連れてきたんだ、、、」と言い、
私は「大丈夫だよ、お前のいいところはいっぱいあるよ、だから5年も続いてきたんだよ」と擁護し
女性陣に「ちょっともうその辺にしておきなさい!」と制止した後、女性の耳元で「ありがとう」という下りをしていた。

そして親密度が上がってくると、

のび太が「俺こいつ嫌い!」と女性に指を刺した。

私がそれを制止しようとして、指を曲げようとするがまっすぐ女性を指差したままである。

すると女性がのび太と指を合わせてETをして仲直りした。

という
一連の下りが一度ウケたからといってかなりしつこくその下りを繰り返すのは
現在のお前そういうとこだぜポイント=8
である。

10回以上はしていて、正直5回目くらいから多いなと感じ、私は飽きていた。
彼が指を刺すたびに女性もETをしないと終わらないので地獄だ。

一応「そろそろ違うパターン出せるかな?」と聞いたが無駄だった。

もちろん彼の知能で思いつくわけがなかった。

途中で、女性が
「(私の本名)と(彼の本名)はドラえもんとのび太君みたいだね、

今日見てきた限りドラえもんの行動や計画を全てのび太がダメにしている。

とすごく的を得た意見を言ってくれた。

何故失恋したのか、女性側が結構攻めるので、アホが傷つき過ぎないように擁護していたが、

途中からドラえもんは気づいてしまった。

今ののび太くんに与えるべきは秘密道具ではなく絶望なのだと。

それが救済につながると思ってからは遠慮なく女性陣の攻撃に加わった。
女性達側の席に移動し、三人で彼を撃ち続けた。

復縁できるかもしれないという小さな希望を持つから辛いのであって、彼自身の能力不足でもう2度と復縁はできないと思っていた方がのび太は前を向けるんじゃないかと思ったからだ。

傷口に塩を塗るのではなく塩の塊を傷口に捩じ込むくらいしないと馬鹿には効果がないのだ。

7/14 0時 宿へ

24時の閉店でお会計とタクシーを居酒屋の人に頼み、タクシーで我々は宿に向かった。

私は日帰りの予定で準備していたのでワイドパンツにTシャツ、薄いショルダーバッグの軽装だった。

宿の周りは山奥でコンビニが無いというので、
コンタクト保存液だけ買いたいと伝え、途中でセブンに寄ってもらった。

コンタクト保存液と久々に四人揃っているのでUNOを買った。
同じ宿なら、夜な夜なUNOとかしたら楽しそうだと思ったからだ。

タクシーに戻り、UNOを見せるとみんな喜んでいた。宿についたらやろう!とウキウキで宿についた。

宿に着くと、もちろんフロントには誰もいない時間なので、ベルで呼んだ。
すると、フロントに結構お堅い感じのお爺さんが出てきた。

彼:「予約していた(のび太の本名)っす」

というとこういうお堅い感じのお爺さんに「〇〇っす」って使う当たり

現在のお前そういうとこだぜポイント=9

爺:「もう満室だよ、本当に予約しているか?」と聞かれた。

彼:「本当に予約したんすよ!(のび太の本名)で確認してください。」

ってフロントデスクに肘をつき、人差し指の腹が天井を向くようにお爺さんを指差しながら、ちょっと高圧的に言った。お爺さんが奥の部屋へ宿泊予約者の名簿の書類を取りに行った。

私はあぁ、もうそんな態度、絶対ダメと思いながら彼の肩を握り、彼を後ろに下げ、私が前に出た。

現在のお前そういうとこだぜポイント=10

私:「手数おかけしますが、よろしくお願いします。」
と言い、私はお爺さんの背中に声をかけた。

お爺さんがフロントに戻ってくると
爺:「(のび太の本名)ってのはリストにないね」と言った。

彼:「まじっすか?見せてください」

現在のお前そういうとこだぜポイント=11

爺:「これは宿泊者のプライバシーもあるから見せられないよ」

私「予約完了メールとかあるでしょ、それを見せたら予約できてるって証明できるんじゃないかな?」

彼「あ、スマホ充電切れてる。ちょっとアンカーの携帯充電器で充電するわ」
現在のお前そういうとこだぜポイント=12

すると女性達も援護をしてくれた。
女:「私たち二人で予約していますが、同じ部屋で四人で泊まることはできないでしょうか?」

爺:「なんだ、君たち、知り合いかね?」

私:「はい、熱海のビーチでバッタリあって、それで一緒に回ろうってなり、それで僕らも彼女達と同じ宿を予約したんです」

爺:「悪いけど、それは法律に触れちゃうからできないんだ。」

私:「そこをなんとか、なりませんか?僕たちここの宿が取れていないとなるとこんな時間ですし、もう電車も無くて本当に困るんです。」

爺:「悪いけど、こればっかりは、、、今からでも予約できる宿を紹介するからそっちに言ってみて。電話は充電切れてるならうちにある固定電話使っていいから」

と言われ、まだのび太がなんか言いそうだったのでグッと肩を握り、黙らせ、
私:「ありがとうございます、こんな遅い中対応してくださり、ありがとうございました!」

と言い、お爺さんは去っていった。

女性達にも私は、

「本当にありがとう、もう部屋に戻っていいよ、あとは俺らでなんとかするから、気を遣ってくれてありがとね。」

と伝え部屋に戻らせた。

のび太は真っ暗なスマホをずっと見つめているので

私:「いつになったらつくんだよ」

彼:「アンカーの充電器なんだけどな〜」

と言っていた。ケーブル挿入して10分以上経っても1%も貯まらなければそれは壊れているのである。例えそれがアンカーのだとしても。
私はアンカーの充電器にまで腹が立っていた。

私「お前、ああいう態度とるの絶対やめろよ」

彼:「そうか?あれでいけると思ったんだけど」

現在のお前そういうとこだぜポイント=13

私「そういうのは交渉成立したら言えよ、ダメだった奴が言うな」
彼「ごめん」

これからどうしようか考えていると、数分後に女性から

「うちくる?」

とLINEがきた。泊まるのはだめだが、2~3時間UNOして帰るくらいはいいだろうと思い、女性達の部屋に上がらせてもらった。

1時 UNO スタート

この時間は楽しかった。
UNOなんて何より学生以来であり、ワクワクしていた。

UNOの何も書いてないカードに好きな効果を書き込めるのはご存知だろうか?

3枚しかなかく、馬鹿は気の利いたことをかけないので、のび太以外のメンツで一枚づつ書いた。

書いたUNO

こんな感じで負けた人に罰ゲームや黒歴史を話させながら遊び、2~3時間はあっという間に過ぎた。

こんな可愛い子でもそんなDEEPな人生だったんだ、、、と他人の黒歴史は参考になった。

4時 熱海駅へ


女性達は

「ベット一個貸すから泊まって行きなよ」

と気を使ってくれたのは嬉しかったが

あの態度の奴にも親切にしてくれたお爺さんとまた揉めたり、何より彼女達に迷惑がかかってはいけないので帰ることにした。

その代わり朝飯どう?と誘い、また10時に熱海駅で待ち合わせる約束をした。

宿を出ると、外は真っ暗で、薄く霧がかかっていた。
タクシーで結構山を登っていたので帰るのも時間がかかりそうだ。

宿を出た直後

「さぁ、いくべ〜」
と馬鹿がまたノープランで歩き始めたので制止した。何も学習しないその姿はまさにチンパンジーである。

現在のお前そういうとこだぜポイント=14


ここは道を間違えると生死に関わりそうなので、完全に私の指示にしたがってもらうことにした。

そして私には弱点がある。

お化けや暗闇が苦手なのだ。

彼に対してぶっ殺したいほど腹が立っているが、日が昇るまでは彼と手を繋いでいた。

私が彼の手を握ると

彼「ははぁ〜ん、さてはお前、怖いんだろ?

と言われた。馬鹿のくせにこういうところは感が鋭い。

私「はぐれたら危ないからね。」

彼「そういうことにしておいてやるよ笑」

と言い、日が昇るまで、のび太くんと手を繋いで下山していた。

馬鹿は下山中にもタバコを吸い始めた。

当時は疲れ過ぎていて気づかなかったが、山でタバコなんて絶対吸ってはいけないと思う。

現在のお前そういうとこだぜポイント=15

日が昇ってきたら急いで手を離した

「本当にありがとう、お前ってインキャだと思ってたけど、あんな綺麗な人たちをナンパできるんだな、この二日間はすごくいい思い出になった。きっと死ぬ時の俺の走馬灯に絶対出てくると思う。」

とのび太は言った。

その走馬灯とやらを今すぐ見せてやろうかと思ったが、礼を言われているので素直に受け取った。

雨が強くなってきた。駅まではまだ遠い。
そうするとのび太は後ろから来たタクシーを見つけたらしく、私に何も言わずタクシーを拾い、熱海駅までお願いします。と伝えた。

タクシーに乗ると、こんな時間にびしょ濡れの男二人を不思議そうに見て、会話が始まった。

運転手「君たちどこから来たの?」

馬鹿「(女性達の宿の名前)からっす。」

運転手「なんでこんな時間に?」

馬鹿「俺たち宿とってないんすよ。」

運転手「!?」

私「いえ、急な用事が入ったんです、、、(要らんこと言うな馬鹿)」

現在のお前そういうとこだぜポイント=16

その後、タクシー運転手からはそのアプリじゃなくて、タクシー会社に直接電話すれば24時間呼べること、昨日のび太くんが一度もタクシーを呼べなかったのはGoなんとかっていうアプリだったからであることがわかった。

あと一つ気づいたことがある。
私は馬鹿がイキって使う「〇〇っすよ」アレルギーであることがわかった。

「〇〇っすよ」は敬語ではない、むしろ失礼語である。ある程度砕けた中で使うならまだしも、初対面のお堅い旅館のお爺さんや、タクシー運転手のお爺さんに使うのは適切では無いと思う。キモ過ぎて虫唾が走った。

29時 無人熱海駅

運転手さんに熱海駅まで送ってもらった。

もちろんこれから何をして始発を待つか、これから何をするかは全く計画がない。カラオケもマクドナルドも、ビジネスホテルも全て閉まっていた。

「なぁ、上野行かね?」

現在のお前そういうとこだぜポイント=17

始発まで30分以上あり、上野に何しに行くのか、どうせ考えもなしに馬鹿がなんか言っていると思うと自分の中で何かが切れた。

「ちょっとさ、黙っててくれないかな?」

なんとか振り絞った笑顔で彼に話しかけると、馬鹿は何かを察して私から30m以上離れたベンチでタバコを吸い始めた。

その間、私はあらゆる手段を考えた。飲食店も全てやっておらず、始発までは30分くらいある。スパとかなら24時間やってるところがあるんじゃないかと調べたら、これも営業時間中と書かれているのに電話が繋がらなかったりで八方塞がりだった。

すると、のび太は小田原に行けば万葉の湯がある。始発で行けば30分で着くとイキな提案をしてきた。

彼は馬鹿なのに行動が早い。

すでに万葉の湯に電話をかけていた。

10時に女の子達と熱海駅で待ち合わせなのに、彼は利用時間を聞かれた時になぜか10時までと答えていた。

現在のお前そういうとこだぜポイント=18

雨で髪や服がぐしょぐしょで、気持ちも沈み、早朝で一滴もお湯がない冷たいコンクリートの駅前の足湯で打ちひしがれている二人にとって、小田原の銭湯はオアシスに思えた。

そこに行くことに決めて、始発はすでに行ってしまったので、あと20分、お湯の出ていない冷たいコンクリートの足湯エリアで次の電車を待っていた。

雨はさらに強くなってきた。

彼「なぁ、お前なんで俺とずっと友達でいてくれるの?」

私は無視した。

彼「もし縁を切りたくなったらいつでも切っていいからね。」

私は無視した。

彼「直してほしいところがあるなら言って欲しい。」

私は無視した。

彼「思いっきりぶん殴っていいぞ」

私は彼を思いっきりぶん殴った。

私「よし!銭湯行くぞ!」

6時 小田原 万葉の湯

小田原についた。
雨は止んでいた。

彼が道を知っているというがもう信用していない。
彼が先を行きたがるのでついていくがGoogleMapで確認しながら進んでいる。

彼は旅をよくしており、私は作業場にこもっていることが多いので、外出時は基本的に彼を信用していたがもう微塵も信用していない。

万葉の湯についた。

ロッカーに荷物を衣服を預け、フルチンになって、風呂場へのドアを探したが、それにつながるドアもない、それどころかバスタオルも無い。

どうやら地元の銭湯とは仕様が違うらしく、1Fのロッカー室で館内着に着替えて5Fに移動して5Fに風呂があるらしい。

再び服を着てバッグと貴重品だけロッカーに入れて5Fに向かった。
実にわかりづらい設備だ。

5Fにつき、裸になり、やっとシャワーを浴びることができた。

雨と違って温かい、、、あぁ、、、シャワーってこんな幸せなのか、、、
と感じていると
のび太も「あぁ、、、シャワーってこんな幸せなのか、、、」と言っていた。

最悪だ、一瞬でもこいつと思考が被ったのである。

歯も磨けて、髭もそれた。

割と若めの女性が私の少し後ろの方で掃除していたので
何か恥ずかしく、堂々と体を洗うことはできなかった。

体を洗っているときに気づいたのだが、左足の中指が豆が潰れて真っ赤になっていた。痛いとは思っていたが、ここまでなっているとは思わなかった。

と言うのも、ちょっと海見て日帰りで帰るだけだと思っていたから、ネットで買ったら失敗したサンダルを履いて行った。

それなら歩きづらくても、砂で汚れても構わないと思ったからだ。

まさかこのサンダルでここまで歩き回されるハメになるとは思わなかった。

早朝の銭湯あるあるだが、ゲロキモ酔っ払いジジイがシャワーの場所でずっと大きい声で
「おぉぉぉぉえ!!!」と言っていたのは不快だった。

そして、室内の泡が勢いよく出ているお風呂に二人で入った。
腰に泡が勢いよく当たり気持ちよかった。

しばらく入っていると、露天に行った。

露天に行っても泡が勢いよく出ていて、かつ、寝ながら入れる風呂に入った。
泡が出る箇所が多く、腰、土踏まずなどにあたるようないつにあった。
土踏まずに泡が当たるのがとてもくすぐったかったので、足を少しどけると、タマキンに当たるので、それもすごく不快だったのですぐ出た。

思考が乱れていたので、涼み用のベンチで軽く瞑想をして、彼も満足するまで風呂に入ったら更衣室に向かった。

7時 リラックスルーム(万葉の湯)


風呂に上がって、ドライヤーで髪と服を乾かすと、4Fのリラックスルームに向かった。

薄暗くなっており、100席くらいあった。
割と席は埋まっており、リクライニングを倒して就寝したり、ひと席に一つモニターがついており、そこでテレビを見ている人がいた。

私たちも二人横並びで席をとり、彼はニュースを流しながら就寝、私は、田中みなみと滝沢カレンと知らん女優の対談番組を見た後、松丸くんとかあばれるくんが出ていたポケモンの番組を見ていた。
ゲストなのかミセスのキーボードの藤澤さんも出ていて嬉しかった。

ちょうど、私がポケモンの番組を見ている時、彼のモニターのニュース番組では都知事選が報道されており、

石丸の横に松丸が映っていた。

ニヤニヤしながら彼にそれを伝えようとしたが、彼は熟睡していたので、私は黙ってまた横になった。

私は普段テレビを見ないので新鮮な気持ちで番組を見ていると、あっという間に時は過ぎ、熱海へ向かった。

朝10時 再び熱海

10時に熱海の足湯スポットで待ち合わせをした。
もうすぐ、女の子達がつきそうだと言うのに、彼はタバコを吸いに行った。
現在のお前そういうとこだぜポイント=19

私は一人で足湯をして待っていた。
以前座っていた時は冷たいコンクリートだったので、より一層足湯が温かく感じた。

周りに誰も来なくて気まずかった

無事合流し、ご飯を食べにいくことに。
しかし、三連休ということもあり、のび太が食べたかった海鮮丼屋は49組待ちだった。

ここで彼のファインプレーなのだが、11:30開店の食べ歩き通りの裏にあるパスタ屋さんを見つけてきたのだ。

おじいちゃんちの匂いがして懐かしかった

ここに入るまでブラブラして時間を潰し、ここでランチを食べて解散した。

一人でいることが多く、この世代の女性と話す機会がなかったので、Be realというものが流行っているのを知った。

ランダムな時間に通知が来て、その時間に写真を撮らなければいけないアプリらしい。

通知を全てオフにして、ほとんどスマホを見ない私にとっては無縁のアプリだが、そういうのが好きな人が結構いるのは興味深かった。

不便さを楽しんでいるのだろうか、、、不意なタイミングだからより日常が取れるのか?仮の話、その時うんこしてたらうんこを撮るのだろうか、、、

のび太くんはこのアプリを知っていた。Z世代で結構流行っているらしい、、、

帰り道の電車で、昨日の居酒屋代奢るって言ったけどやっぱり半分出してほしい。と言われた。半分っていくら?って聞いたら、レシートをもらっていないからわからないと言われた。

現在のお前そういうとこだぜポイント=20

昼14時 帰宅

家についた途端、どっと疲れやストレスが肩にのしかかった。
そのままソファーで寝てしまった。

18時に別の知人と飲みの予定があったが、18時に起きてしまい、急いで向かい19時について飲みに行った。

のび太くんはその日、一切連絡して来なかった。今どんな気持ちでいるのかわからない。

結局宿は取れていたのか?

は彼のみぞ知る。
取れていたら、身の潔白を証明できるので連絡してくるだろう。

おそらく取れていなかったか別の日付で取っていたから連絡して来ないのだろう。

現在のお前そういうとこだぜポイント=21

そうして私の旅は幕を閉じたのである。

のび太くんとは縁は切らないが、もう2度と彼と旅行は行かない

沖縄やセブへ行こうと言われているが、行かない。
静岡なら最悪歩いて家に帰れるが、沖縄やセブまで行ってしまったら命がいくつあっても足りないだろう。

翌日、彼から電話が来て、私の家に置いてある彼の荷物を今から取りに行っていいかと聞かれた。
その日は実家に帰る予定があったので断った。

彼なりに考えた結果なのだろう。
そこで「じゃあ、いつに取りに行こうか?」という予定を決める話にならないあたりも、思いつきでそのまま電話をかけてきたんだろう。

現在のお前そういうとこだぜポイント=22

この旅行を経て、しずかちゃんがいかに寛容だったかを身に沁みて痛感した。
結果、別れているとはいえ、あの苦行を5年間耐え抜いたのだと思うと、涙が出てくる。

しずかちゃんの偉業に敬意を表する。

終わりに

最後に記載するが7/14は私の誕生日である。

私は26歳の誕生日は、ナンパした初対面の5、6個年下の女の子に祝われ、4人でUNOをし、宿が取れておらず雨の中真っ暗な竹林を歩き続け、熱海駅で足湯のスポットでお湯が全く出ていないコンクリートの足湯でこれから何をするかを考え、小田原の万葉の湯で体を流し、また熱海に戻り女の子達とパスタを食べて帰り、帰宅次第熟睡し、別の予定の待ち合わせに寝坊してしまったが、夜にまた知り合いに居酒屋で祝ってもらった。

そんな稀有な誕生日であった。

私にとってもいい意味でも悪い意味でも特別な誕生日だった。

ご愛読、ありがとうございました。








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