【第5回】『ジンクス』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第3節 vs栃木~

せっかくのホーム開幕戦でしたが、とっても悔しい負け試合のため雑感です。

前半風下でのプレーを強いられ、ここで我慢できれば今シーズン一味違うかもとか思ってたのですが、案の定序盤に失点して、いつぞやの伊藤彰仙台に敗れたあの試合を思い出した方も少なくないはず。水戸戦の終盤も苦しんだ風下のプレーを改善しなければ、シーズン序盤戦乗り切れないと思うので、そういう意味では前半1-1で折り返せたのは大きかったなと思いますね。

それにしたって後半、風上に立って自分たちの時間をある程度作りやすくなったにもかかわらず、栃木にかなり決定機作られて自分たちは満足に決定機を作れずという内容には納得いきませんし、シンプルに力負けだよなという感じ。ACL2試合を戦った経験値って、こういう難しい試合にこそ発揮できなきゃ意味がないと思っていて、槍玉に挙げられるほどの失態を犯した選手はいない(強いて言うならゴール決めて甲府ゴール裏を煽っちゃった栃木・宮崎選手)ですけど、こんな負け試合たる負け試合になっちゃったのってチーム力がまだまだであるとしか言いよう無いのかなみたいな。

前半最初にバタバタして自滅してという流れから、好調のアダイウトン中心に攻撃シーン作り出して追いついて、息を吹き返して後半へという流れまでは本当に今年のチーム凄いかもとか思ったのに、なんか後半変にアバウトなプレーで追い風を掴みきれずにミスしてボールロストするみたいなシーンが増えて、前半できてたやつをできなかったというよりやろうとしなかったことがめちゃくちゃ残念。これが選手の意図か監督の意図かはわからないけれど、色々ダメではある中で一応チャンスを作って、ボール支配率も60%超えてるのに、後半ロクな決定機がなくあってもカウンターみたいな試合だったことに「チーム力の敗北」感を凄い感じています。

いや結果論なのでこんなん言ってもどうしようもないんですけど、後半押し込んで流れ掴みたいぜ！のタイミングで、ポゼッションでめちゃくちゃ気が利く三平下げて、前節ロングボール収めてくれてカウンターの脅威になっていたウタカを入れて、勝ち越されてパワープレーだぜ！のタイミングで、明確なターゲットのラッソ下げて飯島入れるっていう選手交代がエグい滑り方したのもキツかったですね。開幕戦でカオス、水戸戦でパーフェクトだった篠田監督でしたが、今節は上手く行かなかったっすねっていう。ジャッジに対するフラストレーションとかホーム開幕戦のナーバスな雰囲気とか、そういうものが影響したかどうかわからないですけど、監督の感覚なんかもシーズン進むにつれて徐々に研ぎ澄まされて行ってほしいなと感じています。

全然関係ない話ですけど、ゼロックス杯負けて、昨季勝てばプレーオフの山形戦負けて、ACLグループステージ最終戦2点返されて最終的に他力本願になって、蔚山に合計スコア1-5で負けて、ホーム開幕戦で負けて、なんか地味に勝負弱い監督だなあというめちゃくちゃ無責任な雑統計があるので、本気で昇格を勝ち取るなら、ここ一番での勝負強さはつけていって欲しいですね。なんか色々と酷いですねこの段落。

雑感なのでダラダラ続けても仕方が無いとは思いつつ、まあ毎週毎週飽きもせず待ちわびる推しクラブの試合が敗北ということで悲しみが止まりません。アダちゃんPK外すかと思ったよ～見くびってごめんね♡みたいなツイートしかできずスマホ放り投げてたら休日が終わりました。ほんで次山形戦とかもうちょっと日程くんイカツい。ここまでスコアも内容も右肩下がり傾向の中で、昇格を争うライバル候補の山形とやる、それもお互い開幕連勝ストップの直後ってどんだけ痺れる第4節。いきなり勝負強さ試される篠田師範のマネジメントに期待いたします。

ということで次は勝ちましょう。FORZA KOFU