見出し画像

【News英語/最強トレ】世界銀行, コロナによる東アジアの貧困化を警告 (36 words)

⬜︎下記は"Newsから学ぶ英語"Vimeo版のテキスト情報です。

⬜︎英語の音読トレーニンング、ボキャブラリービルディング、意味解釈のトレーニングなどにご活用ください。

1. 英文スクリプト

The economic fallout from the coronavirus pandemic could drive an additional 11 million people into poverty in East Asia and the Pacific unless "urgent action" is taken, the World Bank warned in a report released Monday.

2. ボキャブラリーチェック

✅ economic: 経済的な
✅ fallout: 副次的影響
✅ coronavirus pandemic: コロナウイルスのパンデミック(伝染病の世界的大流行)
✅ drive A into B: AをBに陥らせる
✅ additional: さらなる, 追加の
✅ million: 100万
✅ poverty: 貧困
✅ East Asia: 東アジア
✅ Pacific: 太平洋
✅ unless 〜: もし〜なければ
✅ urgent action: 至急の行動
✅ World Bank: 世界銀行
✅ warn: と警告する
✅ report: 報告, 報告書
✅ release: を発表する, を公表する

3. 日本語訳

コロナウイルスのパンデミックによる経済的副作用は、もし緊急の行動が取られなければ、東アジアと太平洋において、さらに1100万の人々を貧困に追いやる可能性があると、世界銀行は、月曜日に発表された報告書の中で警告した

4. 背景情報

今回のニュースは、新型コロナウイルスの蔓延により、東アジア・太平洋地域に貧困が増えるという内容のものです。

"貧困"とは何のか?"  世界銀行は下記リンク先の中で、それを定義しており、それは1日の生活が1.90ドル未満の状態を指します。

そして2015年の統計になりますが、東アジア・太平洋地域の人口が20億3,600万人だったのに対し、貧困者の数は、4,700万人でした。

その人口に占める貧困率は、2.32%となります。

今回は、この4,700万に、さらに1,100万が加わっていくということを示しており、もしそれが現実になれば、約23%の上昇となります。

今回のコロナウイルスのパンデミックに対し、各国の対応は様々ですが、東アジア・太平洋地域の国々はどのような対応を行っていくことになるでしょうか?

その対応により、犠牲者や被害者の数はもとより、経済損害、ひいては新たな貧困者の数も大きく変わってくることから、各国政府は、状況を的確に捉え、効果的な施策を速やかに打っていくことが求められています。

5. 意味解釈

スクリーンショット 2020-04-02 18.50.52

記事全体の構造は、SVOの第3文型(何が・どうした・何を)に、unless以下の従属節が加わり、さらにこれら全体をまとめるSVが追加される形となります。

主語となるfalloutは、もともと"核爆発で地上に降る放射性降下物"のことを指しますが、そこから"副次的影響"または"副作用"といった意味合いで使われます。

その"副作用"が、"could drive"するという述語につながります。

couldは、canの過去形ですが、こうした文の中では、"〜する可能性がある"という"推量"の意味合いでよく登場しますので、ここで押さえておくと良いでしょう。

driveは、"drive A into B"で"AをBに駆り立てる"という意味になります。ここでは、Aが"11 million people"、Bが"poverty" (貧困)で、つまり"1,100人を貧困に追いやる"といった意味になります。

それにin East Asia以下の場所を表す前置詞句が加わり、ここで主節が完了します。

スクリーンショット 2020-04-02 18.50.52

次にunless以下の従属節に入ります。

これは接続詞であるunless(もし〜なければ)以下が、先の主節を修飾する役割を果たします。修飾とは"何かの飾り役をする"という意味です。

"unless"(もし〜なければ)の"〜"の部分を見ていきましょう。

接続詞と呼ばれるものは、unlessでもifでもwhenでもそうですが、その後にS(主語)+V(動詞)が来ます。

ここでは、Sは"urgent action"(至急の行動)で、Vは"is taken"(取られる)であり、意味としては、"もし・至急の行動が・取られなければ"となります。そして、これらが、先の文を修飾します。

スクリーンショット 2020-04-02 18.50.52

そして最後の締めになりますが、以上のことを、誰が言ったのかを示すSVが来ます。

ここではSがthe World Bank(世界銀行)で、Vがwarned(警告した)となり、先に挙げたことを、"世界銀行が警告した"となります。

そして、どこでそれを警告したかを示す前置詞句in以下が加わり、文の完成となります。

in a reportで"報告書の中で"となり、それがいつ出されたのかを示すために、"released Monday"(月曜日に発表された)という分詞が、後ろから前の名詞であるreportを修飾しています。

今回の意味解釈の解説は、以上です。


◆今回の記事は、"Newsから学ぶ英語"Vimeo版で扱ったものの解説となります。

詳細は、下記トレーラー右下のロゴ、"vimeo" をクリック!


◆ "Newsから学ぶ英語" YouTube版(無料体験版)の登録は下記へ

日々の英語ニュースから英語を身に付けるためのトレーニング動画を配信!


◆ "Newsから学ぶ英語" Twitter版のフォローは下記へ

日々の英語ニュースから最新情報を配信!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?