#6 2024都知事選(主に石丸氏について・30代子持ち共働きの意見)

今回の都知事選を見て思ったこと。色々な意見があると思うので勉強のためコメントいただきたいです。返信はさせていただきますが、あまりレスバをする気はない点はご了承ください。

いちおう僕の投票までの思考プロセスを説明すると、僕は保守かつ経済重視なので、最初は田母神さんに入れようと思いました。ただ、さすがにあまりに票が集まる感がなかったので、彼はボディビルでいうところのファーストコールに入れなかったものと判断し、どう考えても小池政権続投は間違いないという前提で、小池氏・蓮舫氏との消去法で石丸氏に入れました。いきなり石丸氏に入れたわけではないことはご理解いただきたい(なぜそこを強調)。

あと田母神さんは10年前の公職選挙法違反については水に流すとしても、水商売の人と不倫しておいて、長年連れ添った妻に離婚訴訟提起するのは男として正直ダサいよねえ・・・政治と個人の人格をどこまで紐づけて考えるかはまたお国柄によって異なる面白い議論なんだけど。

石丸氏については、ネットでの火の付き方が直接の公職選挙法違反はしていないにしてもステマ感があると思いましたが、白寄りのグレーと判断しました。また、上野千鶴子を評価しているリベラル感はあまり好みではありませんでしたが、まあこの世代のちゃんと国際的に生きてきた人間としては自然な考えだろうとも思い許容しました。批判されているほど極端なフェミニストでもないとは思いますし、経済感覚を無視するほどの選択はしない人だと思いますが、今後も彼のこのあたりの思想や発言は気にしていこうかなと思います。

さて、以下がこの選挙で感じたことです。
①現職が圧倒的有利
→これは都知事選に限らずそう。日本人は変化を好まないし、新しい候補については知名度がない限りは調べもしない。

②政治家の力は合法に権力の力・金を使って自分に票を入れてくれる人を増やし・守ることである
→そういう意味では小池さんは有能です。政治家の能力はステークホルダーに愛されることであって、政策の素晴らしさや実行力・答弁のうまさでは決してないのです(※最低限は必要)。大企業での出世争いと一緒です。

③組織票は強いが絶対ではない
→蓮舫氏には事前の想定より票が集まらなかった。個人の票が集まらない以上に組織票(立憲民主・共産)の離反が大きかったのでは。

④都心5区が東京都の全てでは全くない
→石丸氏は頑張ったとは思うが東京は広い。

⑤残念ながら若者の投票率が上がっても全体の投票率にはあまり大きく寄与しない。
→20代~30代からいくら支持を集めても石丸氏の当選は原始的不能であった。本人もわかっていたはず。もう少し、世代代表制(という言い方が正しいかは不明)のような仕組み民主主義にしないとこの国は老衰から逃げられないでしょう。

⑥石丸氏は結局何をしたいのか。
→広島県知事が本命?のようにも思えない(国政の後の終着点としてはあるとしても)。4年後までに汚名をつくらなければ都知事チャンスがあるように思うが、良くもも悪くも若くて優秀な分、信念があるようで無い・気の多い人に見えるのでそこが心配。ネットの世界に生きすぎるといつまでたっても上の世代の信用は得られないので本気で世代を超えた信用を得られる人間になりたいのであれば、そこをどう補うかですね。橋本徹やそのまんま東のような政治タレントになるには若すぎる。