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美術検定で力をくれたラファエロの名画【愛しのミュージアムグッズ】#4

お気に入りのミュージアムグッズ、4回目は、ヴァチカンで買ったラファエロのペンケースです。

◆ラファエロの魅力

ラファエロ・サンティ(1483-1520)は、ウルビーノ出身の芸術家。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティと並ぶ、ルネサンス三大巨匠のひとりです。

三人のうち、レオナルドもミケランジェロも気難しい芸術家だったといわれていますが、ラファエロは「誰にでも好かれる好青年」だったようで、自画像もいい感じ。

今の時代でも、アイドルになれそうな顔立ちです。

人物も作品も魅力的な巨匠です。

◆ラファエロの代表作

ラファエロ・サンティ《アテネの学堂》1509-1510年 ヴァチカン宮殿 2016年撮影

ラファエロの代表作といえば、ヴァチカン宮殿「署名の間」にある壁画《アテネの学堂》。彼のパトロンだったローマ教皇・ユリウス2世の依頼により制作されたものです。

改めて写真で見ても、本当にすばらしい作品だと思います。色彩も構図も見ていて心地よく、また学者たちの荘厳な雰囲気にも圧倒されます。

この絵には、プラトンやアリストテレス、ソクラテスなどギリシャの学者たちが描かれ、とにかく知的な雰囲気。

プラトンはレオナルド、ヘラクレイトスはミケランジェロをモデルにした、と考えられています。

《アテネの学堂》より、ヘラクレイトスの部分

知的好奇心がどんどん刺激される作品です。同時に、自分の無知も思い知らされ、もっと勉強しなければ…と、この絵の前で思った記憶があります。

ヴァチカンで見た至宝の中でも、特に印象に残っている作品です。

ヴァチカン宮殿で《アテネの学堂》を見たあと、ショップで購入したのが、こちらのペンケースです。

全面に、知の巨人たちがびっしりとデザインされています。持っているだけで頭がよくなりそうだなぁと思いました。

◆ラファエロで合格

さて、ヴァチカンを訪れたあとの私は、本当に勉強するようになりました。具体的には、美術検定と語学検定を受けようと思ったのです。

まずは、美術検定の勉強を開始。

試験を受けるときは、もちろん《アテネの学堂》ペンケースを会場に持参。テスト開始前にラファエロの絵を見るだけで、パワーが出てきました。

そして、2級に無事合格。

さらにイタリア語検定準2級、英検準1級を受けるときも、このペンケースを持っていき、合格することができました。

今や、《アテネの学堂》ペンケースは、私の合格お守りとして欠かせないグッズです。

反対面には、作品の右側にフォーカスした画像がデザインされています。右から2番目、黒いベレー帽を被った男性は、古代の天才画家アペレス。ラファエロの自画像といわれています。


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