2000語で簡単な英会話はできるんです!
当初は半信半疑でしたが・・・本当にできます!
「言いたいことを言う為に必要な英単語数は、最低2,000~3,000語だと、
多くの言語学者が言っている。」という記事を読んだ時、自分自信の体験と照らし合わせて「そんなことはあり得ない!」と思いました。
中学校で1200語 高校で1800語学んでいるとうことは、高校卒業時点で
3000語も語彙数があるんですよね? でも英語が話せる感覚は全くありませんでした。正直会話力は「ゼロ」に等しかったです。
そして私は外大受験したので、その時点で語彙数は計5000語ほどあったようです。。。が!! 大学入学後もキャンパスを歩く留学生と英語で話しすることすらできませんでした。
ある日アメリカ人らしき学生に「Where's the library?」と聞かれたんです。
私は赤面して冷や汗流しながら一所懸命、しどろもどろで何かを答えた記憶がありますが、いま思えばそんな簡単なことでさえ話せなかったのに最低2000語で自分の言いたいことが言えるなんて、あり得ない!と思っていました。
その後、21歳の時に大学1年休学してオーストラリアにワーキングホリデーにいったときも、頭をガツーン!と殴られたような衝撃を受けました。本当に聴けない・話せない状況だったんです。大学4年生だったので語彙数はもっと増えているはずで、7000語くらいはあったんじゃないかと思います。
でも、話せないんですよ!!!
もちろん簡単なことは言えますが、直ぐに会話が続かなくなってました。
単語も文法も大体わかってるのにネイティブらしい表現じゃないのでまるで本を読んでるみたいで、いまいち分からないと言われたり散々でした。
だから最低2000語で言いたいことを言えるなんてあり得ない、と思っていたんです。言語学者の言ってることにケチつけたい訳ではないけれど、自分の経験上信じられなかったのです。
でも、最近あながち間違いではなさそうだ、という方向に考えが変わってきました。それは、中国で働いた時のことを思い出したからです。2008~2010年、中国は蘇州という街で日系の機械メーカーで勤めていたとき、2年間で、中国語力ゼロから最低限の日常生活ができる程度になった体験をしたからです。
ある程度の規模の日系企業だったので日本語が話せる中国人通訳さんが数名居り、業務上はほとんど困ることはありませんでした。プライベートで何かあったときは頑張って自分の中国語力で対処しようとしましたが、最初の頃は殆ど不可能でした。そんな時は会社の通訳さんに電話をかけて助けて貰っていました。本当に有難い話しです。
会社には日本人の同僚も居たし、日本語が話せる中国人通訳さんも居たので日中は中国語を使う場面は殆どありませんでした。でも毎日中国語を聴いていると、何となく雰囲気で分かるようになってくるんです。
会社が100時間までは中国語学校での語学研修費用を出してくれたので、赴任早々学校を決めて発音から学びました。中国語は発音が間違っていると絶対に通じないと言われたので、とにかく発音習得にチカラを入れましたがこれが良かったんだと思います。
当初は簡単なセンテンスしか作れなかったけれど、ちゃんと通じたんです!
通じると嬉しいのでもっと勉強したくなりますよね。
仕事が休みの日には足マッサージに良く行ってましたが、マッサージ師のお姉さんやお兄さんと会話するのも楽しかったです。
振り返ると、2年もあったんだからもっと上達できたのでは?と思うのですが想像を絶する激務だったので語学を習得する気力があまりありませんでした。それでも、スキマ時間を見つけて少しでも多くの中国語を覚えようとはしていました。
その後、中国を離れたので久しく中国語には触れておらず2016年になり別の会社で、頻繁に中国に行くようになりました。多いときで1年に5回、中国に行き7~10日滞在していました。それまでは、すっかり忘れていた(と、思っていた)中国語をだんだんと思い出したんです! 人間の記憶って凄いなぁって思いました。
それでまた、中国語学習が再燃し「ヨ~シ、やるぞ!」とオンライン中国語スクールに入会し1日25分は何かしら勉強し始めたんです。少しでも触れていればどうにかなる、と思っていたんですがそれも結局途中で止めてしまいました。この時点では何度も何度も同じ間違いを繰り返していました。
その後中国担当ではなくなったので2018年以降中国語から離れてしまいましたが諦めきれず、2019年~今日現在まで1日25分をやり続けています。
たった25分しか中国語に触れてないので上達は遅いですが、最近ふと思ったんです。
意外と、簡単なことならまともに文章組み立てられるし、それなりに時系列に話しを進められているのではないか?と。発音は2008年の時点で相当頑張ったお陰で、どの先生からも褒められてきましたので次の目標は、滑らかさを出すことです。
私の中国語語彙数は1000語ですが、会話できるんです
では、私の語彙数はどのくらいあるのか気になったのでHSKという中国語検定の過去問題集にサラっと目を通してみました。そうすると3級レベルはとても簡単に感じるのです。 中国語講師からも「今のあなたなら3級は簡単に合格できますよ」と太鼓判を押して貰えたほどです。
HSK3級の説明を引用をご覧ください。
「中国語を使って、生活、学習、仕事等における基本的なコミュニケーションができる。中国旅行の時も大多数の場合において中国語で対応することができる」ことが求められます。
【学習目安】
600語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度前期履修程度の学習が目安とされています。
なんと「600語程度の常用単語を習得している」と書いてありますよね!?
今の私はもしかすると1000語くらいあるかもしれませんが、こんな少しの語彙数で色んな会話ができるのか!!と逆に驚いているんです。
なぜなら、冒頭で書いたようにオーストラリアに行った時の私の英語語彙数は7000語くらいはあったのに恥ずかしいほど話せなかったんですよね。でも、中国語はたったの1000語で臆することもなくバンバン話せるんです。
では、この違いは一体何なのか? と検証してみました。
結果、それは間違うことを恥ずかしいと思わない自分の意識だと気付いたんです。中国語は私にとって、別にやりたい言語ではありませんでした。会社っから赴任命令が出たので行っただけ。。。という感じで思い入れも特にありませんでした。
だから、現地での感覚としては「通じなくて当たり前」なので、話せない自分を恥じたことは一度も無いし、聴けないことに落胆もありませんでした。
そうは言っても会話が成立した時の喜びは大きかったですね。
もう1点大いに異なる点は、オーストラリアでは白人社会の中のアジア人という立場で、肩身が狭い思いをしていましたが中国では同じアジア人として最初から同胞扱いしてもらえている感覚がありました。
中国では聴けない・話せないことであからさまに嫌な顔をされることも良くありましたが、どういう訳か、全然落ち込むこともなく逆に下手な中国語で言い返したりしてました(笑)
タクシーの運転手さんなどは私が「話せない」と言っているのに弾丸トークで話しかけてくるので私も諦めて辞書を引き引き、受け答えをしたり。。。無理やり喋らされている感がありました。
こんな感じだったので、中国語が話せないから引きこもる、ということができない国なのかなぁ?と思ったり(笑) 激務で大変でしたが楽しい思い出しか残っていないのが不思議ですね。
よくよく考えてみると、周りの中国人が使っている「話し言葉」の中国語を真似て使うようにしていました。だから通じやすかったんですかね? 学校で学ぶ英語はどうも「丁寧な英語」だから実際に使われている英語よりも硬いように思います。
ただ、最初から砕けた表現を学ぶのもどうかと思いますので、やはり学校教育は、それはそれできちんと学びドラマや映画で砕けた表現を学ぶ、という二本立てにしたらバランスがとれるんではないかと思うようになりました。
後は、間違いを恐れずに口から英語を出すということが大切ですね。
7000語の語彙数を引っ提げてオーストラリアに行った21歳の私は、話すことに全く慣れていなかったので話せるわけがなかったんですよね。また、話せない自分に物凄く恥じ入ってて、ますます殻に閉じこもってしまったようにに思います。
それにひきかえ38歳のとき、語彙数ゼロで中国に放り込まれて、もがいた2年間は強制的に喋らされていたので付け焼刃で身に付けた600~1000の語彙数でも場数を踏んで話せるようになっていたように思います。
結論:
①発音は最初の段階で80%習得しておくと後が楽。
②基本の1000語があればサバイバル可能。
③間違いを恐れず口からその言語を出して出して出しまくる。
私はHSK4級(語彙数1200語程度)を目指して勉強中ですが3級と比べてかなり難しく感じています。以下の説明にあるように「広範囲の話題について会話ができる」レベルなので、合格できたら更に中国人と交流ができると思うと楽しみで仕方ありません。
中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる
たった600~1000語でも他の人から見たら「中国語ペラペラじゃないですか!」と言われているのに、1200語のHSK4級合格したらどれだけ自由に言いたいことが言えるようになるのか、本当に楽しみです。
どんな言語でも先ずは基本の1000語、そして2000語と押さえていくこと。
それを口から出す練習をして、会話が成立するという成功体験を積み重ねてから初めて「使える」と自信もって言えるんでしょうね。
ではSee you tomorow!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?