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音声認識機能はネイティブの耳

音声認識の結果がズバリ相手に伝わっている音です


自分の英語が通じてるのか、通じてないのか。

昔なら相手が居て初めて結果が分かったと思うのですが、最新のテクノロジーを使えばその場で結果が分かります。私が生徒さんに1年ほど使って貰った結果、正しく発音すれば99%の確率で認識してくれます。

残りの1%は何かというと、単語1つだけで認識させる場合、音声が近い単語を表示してきたりします。 例えば rein (統治する)と発音しても rain(雨)と結果を返される場合、これはOKとします。

なぜなら、両方とも発音記号が同じ /reɪn/ だからです。単語1つだけよりもセンテンス単位の方がより正しく認識してもらいやすいです。

一般的に使わない単語で類似する音の単語がある場合、オンライン辞書のネイティブ音声でも誤った結果を返されることもあるので、その場合は辞書の例文などを読み上げると良いでしょう。

例えばmartyr(殉職者)と1語のみネイティブ音声を認識させるとmurder(殺人)という単語として結果が出ます。発音記号を併記してみるとその理由が分かります。

**martyr   /ˈmɑːr.t̬ɚ/

murder  /mˈɚːdɚ/**


martyrの / t̬ / の下に小さい下向矢印のような記号がついているのが見えますか? これはFlap T、つまり/t/が「軽い/d/」に変化した音、を意味します。そうすると発音記号は以下のようになると考えてください。

**martyr   /ˈmɑːr.dɚ/

murder  /ˈmˈɚːdɚ/**


そうすると後は、/ɑːr/ と /ɚː/の違いのみとなります。
/ɚː/は /ə́:r/と読み替えられるので、並べると以下のようになります。

**martyr   /ˈmɑːr.dɚ/

murder  /ˈmə:r.dɚ/**


ここまで分析すると最終的な違いは/ɑ/ と /ə/ のみであることが分かります。

/ɑ/ の発音方法:
日本語の「ア」の2倍口を開き、舌の付根をぐっと下げて喉を開いて出す「ア」

/ə/ の発音方法:
曖昧母音=なるべく口を開かないで出す「ア~オの中間的な音」

こうして比較すると「全然違うやん!!」と思うのですが、martyr(殉職者)などという単語は日常的に使わないからか(?)代わりにmurderという単語を出してくるようです。(murderはニュースなどで良く見かける単語ですね? あまり見かけたくない単語ではありますが。。。)

その場合は、a Christian martyr (キリスト教の殉職者) というように意味が取れるような単語を付け足してやれば認識してくれるようになります。

認識されない語があれば、このような感じで少し補助すればOKです!

このようなレアケースを除けば、99%使える機能だと思います。
ご自身の英語がどのように相手に伝わっているか、是非、音声認識機能でチェックしてみてください。もしNGの場合は、口の形を正しくすることで正しく認識してもらえます(`・ω・´)b

私自身も今までにSiri・Google Chrome・iPhoneのメモ帳の音声認識を試してきましたが一番良かったのは MS Wordの音声認識機能でした☆彡 

他のどれよりも認識率が高かったのでおススメしております(^▽^)/







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