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繁盛している個人店はちゃんと考えている

住んでいるエリアはチェーン店があまりなく、個人の飲食店が多いのですが、繁盛しているお店とそうでもないお店が当然ながらあるのですが、繁盛してるお店はきちんと考えているので、「サラリーマンだからって画一的な仕事してはならぬ!」という自戒の念を込めて書きます。


週替わりメニューしか提供しない定食屋さん

営業時間はランチタイムから夕方までで、メニューは週替わりメニューのみの定食屋さんに行くのですが、定食の内容は
メインのおかず1品
副菜小鉢3品
汁物1品
ご飯 or 雑穀ご飯
という内容です。

メインのおかずと副菜小鉢、汁物が一週間同じです。
着席して聞かれるのは、ご飯を白米にするか、雑穀ご飯にするか、だけです。

繁盛している理由は美味しいのはもちろん、盛り付けの美しさにあります。メニューはインスタで公開していますが、定食はお盆に載って運ばれてくるのですが、料理が到着した時にお客さんの顔がパッと華やぎます。

定食屋さんというと、和洋中で色んなメニューを取り揃えて、ご飯ものや麺類などお客さんのニーズに合わせて準備をしているお店が多いですが、こちらのお店はお客さんがお店に合わせるスタイルで、ちゃんと繁盛しています。

よく考えてれば、メニューを増やすとその分、下ごしらえや材料費、食品のロスなどが発生しますが、メニューを1つに絞ることでそれらの負担がなくなるので、料理の美味しさと美しさを残し、それ以外は削ぎ落すということがしっかりと考えられているなぁと感じるお店です。

お客さんの状況でメニューをアレンジするイタリアン

イタリアンやフレンチに行くと、メニューには文字しか書かれておらず、味やボリュームがイメージしづらいお店がほとんどではないでしょうか。

そのイタリアンはそういったお客さんの不安を解消するために、料理の説明はよだれが出そうになるほど魅力的に、ボリュームは人数に合わせて、1.5人前やハーフサイズに対応しています。

ファミレスとかに行くと、メニュー大盛プラス〇円とか書いてあると、「あぁこのメニューは大盛とかできるんだな」というのがわかりますが、そういう表記がないと決められた量しか頼めないということになります。
バイトでも調理ができる料理というのは決められた分量があるわけなので、応用が効きません。

バイトができない調理するのがプロだなと感じますし、料理のプレゼンテーションをメニューに任せないというのは効率は下がりますが、客単価として返ってくるので個性が光るお店ということになるのです。

まとめ

他の飲食店ではやっていないことをやろうというよりも、自分たちのパフォーマンスをどうすれば最大限発揮することができるのかを考えた末の営業スタイルなので、これらのお店を見習って、自分のパフォーマンスを上げるために思考の檻になっているものがあればじゃんじゃん外していきたいです。

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