【#4】生徒に伝えたかったこと
みなさんどもども。PON先生です。
前回まで数回にわたって離任式で考えたことやスピーチのことを記事にしました。
今回は学校での生徒の様子を見ていて、離任式で生徒に伝えたかったことは一体何なのかを書きます。
※今回は高校の偏差値帯や個人差についてはあまり考えないこととします。あくまでも対象を抽象的に高校生とします。
やりたくないことに対する忍耐力をつけてほしい
私は大学卒業後は会社員として生計を立てていました。いわゆる転職組です。
そこで考える高校生に身につけてもらいたい能力を一言で表すとすれば、それは
やりたくないことに取り組む(忍耐)力です。
今の高校生は非常に素直です。
教員になって最初は感心しました。課題の提出状況もよく、反抗してくる生徒もほとんどいません。指示はしっかり守ってくれます。生徒指導の件数も自分が高校生の時と比較すると非常に少なかったです。
しかしながら教員の仕事に慣れてきた頃、段々と気づくようになったのです。
課題を出せばしっかりやってきます...模範解答丸写しで
提出日に遅れると言ってくる生徒も少ないです...あれ?数が足りない
指示にもちゃんと従ってくれます...ダラダラと
そう、基本的にやりたくないことはやりません。なんとかして逃れようとする生徒が多いのです。しかも、それを全力で態度に出してくるのです。一方でごまかし方も知りません。何とかその場を取り繕うという手段すら取れないのです。生徒と学校生活を過ごしていて、このようなことに気がついたのです。
まずは取り組む力から
確かに嫌なことは誰でもやりたくありません。しかしながら大人はやります。それはお給料のため、人間関係のため、家族のため、理由はいろいろありますがやります。
しかし、やった後で後悔したことはありますか?
やった後には必ず達成感があったり、経験して得たことをスキルにして次に繋げたり、もし仮に失敗しても、同じミスをしないための教訓にするはずです。
やりたくないことに取り組むからこそ得られるスキルが存在すると思います。
最初は我慢してでも取り組んでみましょう。
それが高校生に最も伝えたいメッセージなのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回はスピーチする上で気をつけていることを記事にします。