【#1】離任式 Part 1

前職を退職して教員として勤務して、人生初めての離任式を迎えました。今回から数回に分けてそこで感じたこと記事にします。

教員として初めての離任式、しかも自分は送り出される側です。職員室にもう自分の座席はありません。この日だけは、これまで勤務していた学校の同僚からゲストとして扱われるのです。どこかむず痒い感じがしました。そうこうしていると、離任式の時間が近づいてきました。大勢の生徒の前に立ち、同僚教員が見守る中スピーチをしなければなりません。教員になって初めての授業の時と同じぐらい緊張しました。

式典後の出来事〜俺の話を誰が聞いてたの?〜

離任式を終えて、同僚教員と話をしていて驚いたことがあります。それは、複数人の先生からPON先生のスピーチよかったよ!! と声をかけられたことです。離任者のスピーチの中で5人中5番目というさっさと切り上げることを期待される順番でした。正直誰もこんな若造の話なんか聞いていないだろうと思っていたので、こう声をかけてもらったのはすごく意外でした。もちろん社交辞令もありますが...

そう、眠そうにしている生徒がいる中、離任者の話をしっかり聞いていたのは同僚の教員だったのです。これには2つの理由があると思います。

その1 自分の話のネタを増やしたい

まず初めに思いつくのは、自分が離任者になった時にどんなスピーチをするかの参考にしたいということ。もっと言えば、雑談のネタや生徒に伝えることをアップデートするためです。教員という仕事は、大勢の前で話す機会が多い仕事です。私自身、こういう時に生徒に話をするテーマとして持っているサブジェクトは2パターンしかありません。この2つのサブジェクトではいずれ私の話のネタは尽きるでしょう3年間持ち上がった先生なんかは尚更です。他の先生も話のネタを探すのに必死なんでしょう。

その2 同僚が生徒の前に立つ姿を見ておきたい

もう一つは、ほとんど職員室でしか会わない同僚教員が、#こと。教員同士はお互いに生徒の前でどのように立ち振る舞うのかをあまり知りません。特に年齢を重ねると、他の先生の授業を見る機会はほとんどなくなります。特につい最近まで民間企業で働いていた、教員経験の浅い若造がどのような話をするのかが気になっていたのだろう。

今回は、離任者として迎えた離任式で私が同僚に対して感じたことを記事にしました。次回は離任式でのスピーチ内容を中心に記事を書く予定です。

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