大森カンパニープロデュース 「いつかの宴」(90分)観劇レポート

久しぶりにnoteを書いてみる。気が付けば11月も終わる。今月は、序盤に北九州へ観劇へ出かけたり、東京に出かけたりと、様々なジャンルの演劇を観た、そんなこんなで、濃い一ヶ月だった11月も終わるということで、大森カンパニープロデュース人情喜劇シリーズvol.10「いつかの宴」(下北沢・小劇場B1で明日11月29日日曜まで上演されている)というお芝居の配信公演をwebサイトで観たのでネタバレにならない程度にまとめます。

人情喜劇ということで観劇する前まで、群像ものか歴史ものかと考えていたところ、自分にとっての心の拠り所、落ち着く場所のあることのすばらしさと過去の記憶から甦る家族問題や社会問題を考えることの尊さにグッときました。自分が親の立場になったら、そして、もし自分が過去にひょんなことから家出したり虐待を受けてたりという影響が将来にまで及ぶとなると観ていて共感しました。寄り添ってくれる人、寄り添われる人、支えてくれる人が居てくれる存在の多様性と素直な自分の存在が今の時間となり未来への生きる価値となるということが劇を通じてすばらしいなと思いました。

また、劇のキャッチコピー「何でもない時間が特別な幸せをつくってくれました」という一言から本編の内容を想像して舞台を配信なり、劇場に足を運んでみたりなど楽しめることは多種多様だと思いますので、このご時世、なかなか劇場へ行きづらいとは存じますが、是非、劇場へ足をお運びください。


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