初めての広島電鉄を歩く(2023/GW) 2日目/2
2023年5月1日
広電の朝ラッシュを追いかけた後、ホテルに一旦戻る。
準備をして再出発、さてこれからどうしよう…
紙屋町で降りてみると、被爆電車として有名な651号に出会えた。これも広島で会いたかった電車…。
写真を見返してみると、朝に352号を捉えた胡町の歩道局からの望遠ショットでも、奥の方に写っていた。どうも今日は7号線運用をこなしているようだ。
もう11時前、日がずいぶん高くなったが、まだ旧型も運用入りしているのか? とりあえず宮島まで行くつもりだったけど、元神戸市電1156号も見かけたし、撮りたいな…と迷い、迷っているうちに着いた小網町で下車。
広電唯一の平面電停、小網町。高知訪問以来、平面電停(とさでん的にはノーガード電停)に目がない私。ここも来たかった場所だ。
宮島口~広島駅の2号線連接車も止まり、迫力抜群。
2車線+複線軌道で道幅は広いのだが、それでも「路地」という雰囲気がある。素敵だ。
明日朝のロケハンも兼ねるんだよ、という名目で、電車で進んだ道を戻る方向に歩いていく。旧型が7号線に入っているようだったし、また来ないかな。
ちょうど歩道橋があったので、上がってみた。
まだ5月だが、夏のような暑さ。結局旧型は来なかった。私が見たのを最後に、そのまま千田車庫に入ってしまったようだ。
謎の、そしていつも陥る「きっとこのあと折り返してくるでしょ」という自信が見事に打ち砕かれた。しかし折角中心部に戻ってきたのだから、原爆ドームを見学していこう。
じっくり原爆ドーム周辺を見学してから、3号線で西広島へ。
そういえば、昼間の3号線ってなくなるんだっけ。こういった何気ないスナップも、実は貴重なものになってしまう。
後続の2号線連接車で広電宮島口に向かい、そこからフェリーに乗り換えて、宮島に上陸。ここは普通に観光。厳島神社を訪問したり、手紙を出したり。行列に並んで生牡蠣を食べたり、シカに舐められたりしながら過ごす。
まあ、懲りずにトラム撮影にもチャレンジしてみたのだけど…
ヒロデンを探せ。どこにいるか分かりますかね??
来るのが遅すぎで、午後の光線ではどうも微妙だ。でも、浜辺の岸壁に座ってぼーっと電車を待つのはなかなか良い時間だった。
宮島観光を終え、船で本州に戻る。広電には乗らず、JRで横川駅へ。疲れた脚に追い打ちをかけるような階段を登って、目星をつけていたポイントを目指す。
太田川放水路から瀬戸内海へと繋がる水の流れ。そこに幾つもの橋が架かり、沢山の車とトラムが行き交う。そんな広島らしい風景を換算600mmで切り取る。18時半、ちょうど夕暮れの時間で良い雰囲気だ。
もう少し粘ってみたかったが、暗くなってきたし、スズメバチっぽい羽音が聞こえてくる。威嚇されている?恐れをなして退散。
歩いて横川に戻ってきた。ラーメン屋で休憩し、7号線で中電前へ。一旦ホテルに戻る。
疲れてるんだから休めばいいのだが、もう少しだけ…と、紙屋町周辺をうろつく。本数は少ないし、旧型は元京都市電1900しか見かけない。それでもやはり、夜のトラムは抗えない魅力がある。
今日はうろうろぼんやりしている間に、トラム撮影というよりか、普通に観光する日、という感じになっていた。観光したかったからいいのだけど。
明日は広島滞在最終日。翌朝も旧型を色々見られたらいいな…と思いながら横になった。
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