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組織――「動ける組織」のデザイン25のポイント(ダイヤモンド社)

元マッキンゼー東京支社長でもあり、東大EMPの立ち上げを推進した横山禎徳氏の著作。

組織デザインは「身体知」である、という前提に立っているのが非常に納得感がある。学問としての組織論でもないし、組織図をいじることを言ってるのでもなく、組織を動かす仕組みや仕掛けなどが複合的に組み合わされた「高度スキル」として組織デザインを捉えている。

・組織を変える目的は人の行動を変えること
・組織は「意思決定」「業績モニター」「人材育成」の3つのシステムが肝
・組織は動的なシステムという前提に立ち、隅から隅までデザインせず、包括的な「マスタープラン」ではなく部分的な「ミニプラン」を導入する
とか、どれも腑に落ちるものばかり。

あと個人的な志向として楽しかったのは
・組織デザインが実態→機能→構造→ソフトウェアの4段階で発展する、
・ティール組織はマッキンゼーのカルチャーを体感した著者が書いているという指摘、
とかのくだりとか。

#組織論 #組織デザイン

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