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英語の「読み」の勉強方法 導入

まず前提として、4技能(聞き、話し、読み、書き)は密接な関係にあり、全てを伸ばすイメージを持つと上達し、どれかを捨てることになる勉強法は近道に見えて遠回りになることが多いと思います。今回は「読み」が中心ではありますが、他の技能の勉強も入ってくるのでご勘弁を!ちなみに「読み」は英語学習の根幹なので、これを継続するだけで実は全ての基本となる力がつきます。「英語は読みありき」です。よってこれはまた細かく勉強法を紹介することになります。

言葉はすごくざっくり言うと「単語→表現→文→文章」と構成が進むので、順に見て行きましょう。

1. 単語をもっと覚える

 いきなりで身も蓋もないですが、英検1級レベル=約12000語レベルの習得が当面の目標になります。たくさん読むことで自動化と語彙習得を両立する「多読」と言う考え方もありますが、語彙力を大きく伸ばすには時間がかかる作業なので、自動化に特化するとして、語彙学習の最初はやはり「単語帳」になると思います。
 私はアルクが作成したSVL12000がいいと思っているので、「究極の英単語」「キクタン」あたりが12000まで取り組める単語帳としていいと考えています。もちろん受験レベルの単語帳でも大丈夫ですよ!ただしその場合到達できるのは3000から5000語くらいでしょうか。いずれにせよ究極の英単語であれば4巻のうち2巻は追加で学習する必要がありますね。12000レベルまで覚えると英語の本のうち児童書の類は読めるようになってくるので読書が楽しくなります!

2. 表現を覚える

 これは単語を覚える際にどう使うか。という以前紹介した内容に関連するので割愛しますが、「多読」を通して知っている単語の使い方に多く触れることも有効です。表現を知れば文の構造も把握しやすくなるので次の「文」を読めるようにする際にも役に立ちます。ほぼ全ての単語帳に「表現例」や「例文」があるので、単語を覚える際にまるごと覚えるイメージでいきましょう!

3. 文の構造を覚える

 これはいわゆる「構文」を知る、「英文解釈に取り組む」といったものです。世の中のほとんどは一定のルールに則った英文が使われますので「構文」はそのルールをシンプルに知り、「英文解釈」では実践練習です。レベルが上がると語順が変わったり、途中で邪魔が入ったりするのでそれも英文解釈で学びます。最近ハイレベルな本が増えているので、基礎から難しい文まで修行できますよ!

4. 文章の構造を覚える

 受験においては「自由英作文」にあたる部分です。日本語には「起承転結」があるように、文章には書く際の一定のルールがあり、いわば文章における「文法」と同じです。「この話をしたから次はこの話」といった文と文のつながりの鉄則から、「この段落ではこれを書いたから次の段落ではこれ」といった段落ごとのつながり、そして文章全体が美しくつながる時、その文章は美しく、読みやすい文章となります。論文やニュース記事、果ては物語にすらこの「文章の文法」は存在しています。最初はこの鉄則を「多読」しつつ、時には自分で書くことで身につけ、特殊な文章に取り組んでいけるといいですね!

5. 導入を終えて

 さて、ここまで簡単に展望を紹介しましたが、どう感じましたか?ある程度「覚える」作業と「使う」作業を織り交ぜることになります。「楽しく」学ぶには「使う」部分を多くしますが、「勉強」して次のレベルに上がるにはどうしても「覚える」作業が必要になりますね。1日1分、1単語、1文、1段落、どの程度でもいいので毎日触れていければ必ず結果につながります。私も未だにに上の全てやっています(笑)日々共に英語の森を歩んでいきましょうね!

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