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連載 8・毎日の生活の中にある気と地

3番目のエレメント「気」は空気の気です。

空気は
「見えない、掴めない、拡散する、どこへでもいく」ものです。

空気は酸素、窒素、二酸化炭素で主に
構成されていますが

なにはともあれ
動物は酸素がないと
たった数分で死んでしまいますし、

植物は二酸化炭素を光合成で
固形の物質に変えて
一部は野菜や果物になって
私達の糧になってくれます。

こんなにも目に見えなくて
実体を感じられないのに
命を継続させるために
かけがえのない、大切な空気!!

そして
呼吸の深さは健康のバロメーターと言われるので
ストレスを感じた時には
深呼吸をすると有益ですし、

反対に深呼吸もできないほどに
体がこわばってしまっているなら
意識してストレス解消をする必要があります。

日本語での「気」は
インドのヨガではプラーナと言って
その実践は呼吸のコントロールによって
行われることも偶然ではないでしょう。

気の巡りを良くして
身体をリラックスして保ち
健康維持をすることと
空気と呼吸には密接な関係があります。

また、
風、大気圏、気圧、天気なども
空気のエレメントと結びつけて
考えられています。

良い天気の時は洗濯物が乾きやすいし、
コロナ禍の時の3密厳守が大切だったように
風通しの良さは健康維持の要素ですし、

そして空気が動くことで
音や匂いが運ばれるので
この世の認識をするお手伝いをしてくれますよね♪


次に地のエレメントの理解を深めるために
大地について考えていきますが

連想されるものは
土地、山林、岩などではないでしょうか?

そこから連想できるものは
住処を建てたり、
畑や田圃を作って
野菜や穀類などの
作物を育てたりすること。

そして
林や森では果物が成るので
実りがあれば食べることができる
といったことが考えられます。

言わずもがな、
食べることは生きることです。
他の命をいただくことで、
私達は命を繋ぐことができるので
大地のもたらす恵みは底知れません。

そして食べることから
衣食住へと連想は進み、
そして快適な衣食住で生活を維持するための
資産やお金といったことにも
理解が及びますから

山林から木材を確保して
岩の中から金属や宝石などの
資源を得ることも、大地と関わることです。

人生の中で
「お金が一番大切」ということはありませんが
一般的な先進国では生活していくために
「お金は最初に必要なもの」です。

正直、お金がなければ
尊厳を保つことさえ難しくなります。

大地の恵みにしろ、
お金などの資産にしろ
この物質世界での豊かさが
大地と関わりある事柄です。

他に、実生活の中で「地」から連想されるものは
どういう場面があるでしょうか?


さてさて、
日々の生活の中でなくてはならない
火、水、気、地ですが

人はすでにあるものや、
すでに持っているものを
当たり前と捉える傾向があるので
特に深く感謝することはありません。

その反面、不便な時に騒ぎ立てたり、
欠けている時に苦情をいうほうが得意です。

不安や怖れを感じることは
傷つきやすい心や体を守るために
本能的に起こる反応なので
ネガティブなことを見出す傾向が強いことは
仕方がないことなのですが

周囲にあるもの全ては
決して当たり前のことではなくて
命の体験に貢献してくれている
有難いものだと意識をしてみると
感謝の気持ちが深まるので、
当然、人生の質も高くなります。


エレメントについて理解を深めるコツは
「こんなの当たり前じゃないの??」と
思うところから始めることなので、

実生活の中で「火」や「水」や「気」や「地」が
どういう場面で関わって
どのような状況や感情をもたらすか、
ということを考えると

「エレメント」の感覚が掴みやすくなりますよ♪

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「四大元素思想」連載、続きます😃♪

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