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認知科学に基づいたコーチングをわかりやすく解説

はじめに

現在、マインドセットコーチングスクールにて認知科学に基づいたコーチングを学んでいます。


今回はこれからコーチとしてコーチングを提供していく上で、
クライアントの方が

✅認知科学とは何なのか。
✅コーチングを受けると何がかわるのか。
✅実際に何をやっていくのか。

これらをわかりやすく理解してもらうために執筆していきたいと思います。

認知科学とは

はじめに認知科学について説明していきます。
認知科学とは、
人の心と脳(マインド)の情報処理パターンを科学的に解き明かしていこうという学問です。

もっとわかりやすく説明すると、
私たち人間は常に何かしらの外部刺激を受け取っています。
そして受け取った情報をそのまま出力しているのではなく、
心と脳(マインド)で情報を無意識に重要なものから順位付けして出力をしています。
この『無意識で重要なものから順位づけしている機能』のことを、ビリーフと言います。このビリーフを研究してるのが認知科学です。

ビリーフを理解する

ビリーフとは氷山に例えると水面下の大きな氷の部分

ビリーフを日本語訳にすると直感システム1無意識などと訳します。氷山に例えると意識は水面に出ているところで、ビリーフは水面化に隠れている部分です。
ビリーフを理解することで一番重要なことは『人間はほぼ無意識で行動している』ということです。
コンビニにいくと大体同じものを選んでいませんか?
車の運転も無意識でできますよね?
行動経済学者のダニエルカーエネマンは「無意識=ゾウ」「意識=象のお尻についているノミ」これくらいの比率があると言っています。

認知科学コーチングでは何をするのか

これまでの説明で人間はほぼ無意識で意思決定していることが理解できたかとおもいます。 
コーチングでは脳と心(マインド)の上手な使い方を教えることで、情報処理をしているビリーフ(無意識の重要性)の書き換えを行います。

ただ単にビリーフを書き換えるのではなく、あなたの本音でやりたい事を抽出した上で、【あなたが本当になりたい姿になれるように重要性を変える】というのが重要なポイントです。

コーチングを受けると何が起こるのか

パフォーマンスが最大化されて新しい行動が取れるようになり、これまででは得られなかった結果を得られたり、加速度的に成長していくことができます。現状を打破するブレイクスルーを起こせます。

本音で話すことで生まれ持った才能や強みを理解することができます。

本当にやりたいことがわかります。

実際に何をやっていくのか

コーチングでは未来思考で『ゴール設定』をやっていきます。
その時に3つのポイントがあります。

  1. ゴールは現状の外側である

  2. ゴールは心の底からやりたいことである

  3. ゴールは人生全体で複数決めている

ゴールは現状の外側である
✅想像すると怖くなるもの
✅達成までのプロセスが全く想像できないことである
✅周囲の人が驚いて止めてくなるもの
これらを全て満たすものが、現状の外側のゴールです。

例えば、ワンピースのルフィは仲間も実績もない時から『海賊王に俺はなる!』といっています。これは駆け出しのルフィには到底達成できないゴールです。このようなゴールは現状の外側のゴールになります。

出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

逆に達成はすごく難しそうだけど今の自分の能力、スキル、を使って、ものすごい頑張ったらなんとか達成できそうなゴールは現状の外ではなく、『理想の現状』といいます。
例えば、
仕事を頑張って年収1000万円になる、
スポーツの大会で優勝する、
将来は社長になる、
これらのゴールは現状の外側のゴールではなく『理想の現状』といいます。そもそもこの程度のゴールなら自分で考えられるのでコーチをつける意味がありません。

現状の外側のゴール設定は難しいです。難しいからこそ設定できた時に人間が本来持っているホメオスタシスが最大限機能して本人すら想定していないゴールが達成できます。※ホメオスタシスについて後述しています。

ゴールは心の底からやりたいことである
 心の底からやりたいこと= Want toです。
want toとは
楽しくてドーパミンが止まらない
結果がでようがでまいがやりたい
誰にも認められなくてもやりたい

want toと勘違いしやすい例
褒められるため 怒られるから
やらないといけないから、責任があるから
これらは外圧により結果を求めて行動してしまっている為、
全てhave to(やらなければいけないこと)です。

人生のゴールにhave to(やらなければいけないこと)をやっている暇はありません。全てWant toで埋め尽くしましょう。

ゴールは人生全体で複数決めている
ゴールを複数持つことにより、よりゴールの世界に臨場感を高く持つことができます。

なぜゴール設定をするとパフォーマンスが最大化するの

ここまででコーチングでゴール設定をすると、
ビリーフ(無意識の重要性)が書き換わってパフォーマンスが最大化されることを説明してきました。
では、なぜそのようなことが起きるのかを人間に備わっている機能を用いて順番に説明していきます。

世界は様々な情報で溢れかえっています。
その情報を脳が全て処理しようとすると、爆発してしまいます。
例えば、
町中の看板の情報が全て脳内に入ってきたら鬱陶しと思いませんか?

それを防ぐために、脳には自分にとって重要だと思える情報しか収集しないという機能が備わっています。
『その機能のことをRAS(脳幹網様体賦活)といいます。』
似た様な例だと、Instagramを使っていると勝手に自分好みの投稿を収集してきてくれる機能がそれに近いです。
逆にRASが機能せずに遮断された『情報部分をスコトーマ(心理的盲点)』といいます。

RASが集めてくる自分にとって重要だと思える情報コンフォートゾーンに必要な情報です。

コンフォートゾーン

人のマインドと身体にはコンフォートゾーンという安心、安全な場所があります。そして人はこのコンフォートゾーンに何が何でも留まろうとしています。
例えば、体温の場合
サウナに入った時は意識しなくても勝手に汗が出ますよね?これは人の体温のコンフォートゾーンが36.5度前後なのでそれを何がなんでも保とうとして勝手に汗がでて体温調整しようとしているからです。
例えば、ダイエッこのyトの場合

昔から太っている人は、太っていることがコンフォートゾーンなので一度ダイエットしてもすぐに太っている状態に戻ろうとします。 このようにコンフォートゾーンに何が何でも留まろうとする力をホメオスタシスと言います。

人間にホメオスタシスが備わっている理由は死なないためです。できるだけ安心、安全に生きて子孫繁栄するためです。
ホメオスタシスが備わっていた人間は、リスクを犯しません。失敗から学び、安心安全な行動のみをとります。 彼らはリスクを犯さないので、長生きします。結果、安心安全に子孫を残すことができました。

このように人間が生存するためにはとても重要な機能でしたが、これからもっと成長したい、変わりたいと思った時にはブレーキになってしまいます。

つまり意識して変わりたいと思って決断したとしても、変わりたくないというホメオスタシスによって慣れ親しんだ元の環境や価値観に戻ってしまいます。

これを防ぐためにゴールを設定をします!!

現状の外のゴールを設定して、現状の自分にあるコンフォートゾーンを未来のゴール達成している自分に移します。

このようにコンフォートゾーンが未来側にずれれば、先ほど説明したRAS(コンフォートゾーンに必要な情報を集める機能)が機能し始めます。現状の自分では気がつかなかったゴール達成に必要な情報を脳が探し出すようになります。
また、コンフォートゾーンに留まろうとするホメオスタシスの力が未来側にかかるので、『現状の自分は自分らしくない!未来のゴール側の方が自分らしい!』というように思えて、無意識にゴール側に近づこうとしていきます。
結果的にパフォーマンスが最大化されて、現状の自分から抜け出ることができます!

コンフォートゾーンを未来のゴール側にズラす方法

では、どのようにコンフォートゾーンを未来のゴール側にズラすのかというと、以下の要素が大事になってきます!!

・人生全体で複数ゴールを決めた理由を知る
・エフィカシーを高める
・セルフトークをする

・人生全体で複数ゴールを決めた理由を知る

ゴールを複数設定するゴール側により高い臨場感を持つことができる

前提
コンフォートゾーンは二つ同時に取ることは不可能
体温は二つ同時に取れませんよね?
コンフォートゾーンは臨場感の高い方にズレる
今を生きている我は未来より、今に臨場感が高い状態です、なので、ゴール設定をしなければコンフォートゾーンは基本現状の自分にあります。

実は、、、
脳は現実を見ているのか、イメージした映像を見ているのかを区別していません。
感動する映画を見ていると涙が出てきたり、ホラー映画をみてびっくりするのは映像の臨場感が高いから脳が現実だと勘違いして感動したり、びっくりしています。VRも同じ原理です。

ゴールを本当にやりたいことで複数設定し、臨場感を高めて、
それを達成している自分をイメージすることで『現状の自分は自分らしくない!未来のゴール側の方が自分らしい!』というように思えてコンフォートゾーンはゴール側にズレます。

・エフィカシーを高める

エフィカシーとは
GOAL達成のための自己能力の自己評価
「根拠なき自信」というと分かりやすいかもしれません。
「俺にはできる。俺はやる。」という自信です。

先程のワンピースのルフィを思い出してください。
彼はガキンチョの頃から「俺は海賊王になる」と豪語していました。 そしてその言葉には、確固たる自信がありました。
ルフィは、エフィカシーがとてつもなく高いです。

エフィカシーが高ければ高いほど、根拠のない自信が高まり現状を抜け出ようとします。

エフィカシーを高める方法
✅エフィカシーの高いコーチと話す。
✅自分の才能、強みを理解する。

・セルフトークをする

日頃から未来のゴール達成をしている時の自分が使っていそうな言葉を使うことで、行動がゴール達成している時の自分の行動になってきます。
そうすれば、コンフォートゾーンが未来のゴール側にずれていきます。

前提
人間の行動はセルフトーク(自分に語りかける言葉)で変わります。
人間の全ての始まりは言葉です。まず言葉があり、それをもとに頭の中でイメージが湧き出てきます。そのイメージが感情を呼び起こして、その感情ににより日々の言葉がともなってきます。

試しに、自己紹介をしながら、頭の中で明日の予定を立ててみてください。
思考が全て自己紹介で埋め尽くされとおもいます。

人間は使う言葉によってパフォーマンスが大きく変わってきます。

まとめ

認知科学のコーチングでは人間の情報処理をしているビリーフ(無意識の重要性)を書き換えることで、クライアントのパフォーマンスを最大化し、新しい行動が取れるようになり、現状の自分では得られなかった結果を得られたり、加速度的に成長していくということをします。
それをするためにゴール設定をします。
ゴールは、現状の外、want to、複数設定で決めていきます。
そうすることで、現状にあるコンフォートゾーンがゴール側にズレます。
その結果、コンフォートゾーンに必要な情報を集める機能であるRASがゴール達成に必要な情報を集めてきます。
そして、コンフォートゾーンに留まろうとするホメオスタシスが働き、ゴール側に引っ張られていきます。

また、エフィカシー(根拠なき自信)を高めることでより大きなゴールを設定することができ、より現状を抜けでやすくなります。
セルフトークも併せて行うことで、ゴールに高い臨場感を持つことができるようになるので、コンフォートゾーンが未来にズレます。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
コーチングを受けるにあたりどんなことをするのかの
イメージがざっくり掴めたかと思います。

これから現状をぶち破って一緒に本当になりたい人生を掴みいきましょう!!!


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