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#001 noteで発信したいこと

みなさん、初めまして。
ENECHANGE株式会社、新規事業開発室の中村です。
室長の内藤さんとともに、2021年にリリースをした「エネチェンジDR」を担当しています。

noteを始めたきっかけ

「エネチェンジDR」は電気を利用される需要家にとってのメリットはもちろんのこと、日本の電力の安全供給にも貢献できるという取り組みなのですが、サービスや仕組みをご理解いただくにはハードルが少し高いという難点があります。

このnoteがサービスや仕組みを理解する足掛かりになればいいな、このnoteが理解を深めていただくきっかけとなって、「エネチェンジDR」に関心を持ってくださる方が増えたらいいな、という想いで始めました。

「エネチェンジDR」とは

「エネチェンジDR」は、工場や設備で使われている発電機や空調設備など、もしくは企業やご家庭で使われている蓄電池などを活用し、調整いただくことでうまれた節電量・増加いただいた電力量(調整力)を束ね、市場に流通させることで、ご協力くださった企業や家庭のみなさんは報酬が受け取ることができます。

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なぜ、日本の電力の安全供給にも貢献できるの?

電気の安定供給には、需要(使用量)と供給(発電量)のバランスが保たれている必要があり、電力会社(送配電事業者)は常に電気の使用量を予測しながら発電量の調整をし、日々の安定供給を実現しています。

世界各国、脱炭素社会の実現に向けて動いているなかで、太陽光や風力などによる再生可能エネルギーの普及拡大は脱炭素社会を実現するひとつの要素ですが、再生可能エネルギーは天候に左右されやすいため、供給量の調整は困難という性質があります。

そこで、需要家が電力使用量を調整することをデマンドレスポンス(DR、Demand Response)、その調整でうみ出された電力(節電量、または通常よりも増加して利用した電気使用量)を調整力といい、デマンドレスポンスは再生可能エネルギーの普及拡大に欠かせない取り組みなのです。

「エネチェンジ DR」は、需要家にデマンドレスポンスにご参加いただくサービスであり、需要家がデマンドレスポンスに取り組んでいただくことで、日本の電力の安定供給に寄与できるのです。

安心してサービスをご活用いただきたい

「エネチェンジDR」は調整力などを取引する市場の仕組みを詳しく把握せずとも、わたしたちENECHANGEがフォローをするのでご参加いただけるのですが、「需給調整市場」「容量市場」などの新しい市場やその取引のルール、そのなかで用いられている「調整力」「ネガワット」「電源I ’(でんげんいちだっしゅ)」などの言葉を理解いただけると、なぜこの取り組みが必要とされているのか、なぜ報酬が受け取れるのかなどが明確になり、より安心してお取り組みいただけると考えています。

厳選したテーマで、わかりやすく!

エネルギー業界で扱われるテーマの多くは検索をすれば、それらを解説しているコンテンツはたくさん出てきます。エネチェンジDR / VPPのnoteは、エネルギー業界や用語になじみがない方にとって、概要をつかんでいただくこと、わかりやすいことを最重視し、厳選したキーワード・テーマをお届けいたします。

今後の投稿予定
・エネチェンジDR、報酬額の算出方法と目安
・4つの新しい市場(電力卸市場、容量市場、需給調整市場、非化石価値取引市場)
・需給調整市場とは

みなさん、どうぞよろしくお願いいたします!