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【全文無料】【煌めくきゅうり杯ベスト4】ニンフィア+バシャーモの解説と大会レポート

どうも、えねみです。

先日(6/5)に実施された「煌めくきゅうり杯」に参加してきました。
結果はタイトルの通りベスト4になることができました。

ありがたいことに、是非noteお願いしますと声をいただいたので、レポートも兼ねて書こうと思った次第です。

なお今回のデッキについては対人での調整は0、出来上がったのも前日であり、時間を費やして作ったものでもないため、投げ銭方式にしています。
普段は200円設定で公開しているのですが、「えねみは普段こんなことを有料部分で書いてるんだ」ってのも紹介がてら、最後まで無料で読めるものになっておりますので、お時間ございましたら目を通していただけると嬉しい限りです。

有料時よりは雑に書いてるところもあるかと思いますが、その点についてはご了承ください。
(できる限り同じボリュームで書いてるつもりです)

1.久々に自主大会に参加しました

(この部分は構築とか全く関係ないので読み飛ばしでOKです)
私は普段からポケモンカードは月1~2回程度やるかやらないかの人間で、ジムバトルもあまり参加していません。
ただデッキを考えるのがとても好きで、他の人が使うデッキを考えたりデッキを託したりすることがほとんどです。

そんな中でJCSの優先権も持っていたことから、知り合いが「煌めくきゅうり杯」という大会にエントリーしたと聞き「JCS前だし参加してみるか~」という軽い気持ちでエントリーしました。

自主大会に積極的に参加していなかった理由は、元々自分がこういう自主大会を開催する側の人間であったからです。(敢えて名前は出しませんが、遊戯王のCSや音ゲーの全国大会に携わってました)
どうしてもプレイヤーとしてではなく、主催側の立場で物事を考えてしまうため、見たくない部分も見えてくると思い避けておりました。(実際、過去に参加した時にそう感じたことがあり、避けていたのもあります)

が、結果的にはそんなことは気にせずとても楽しい時間を過ごすことができました!運営の方々には頭が上がりませんね。これを機会に少しずつ大会にも参加して行こうと思った次第です。

2.イーブイヒーローズ環境について

プレイや構築に関係ない前置きは以上として、本題です。
イーブイヒーローズ環境における新カードで、環境トップクラスと考えたのは以下のカードです。
・ゲンガーVmax+ブラッキーVmax(ブラッキー単体もあり)
・インテレオンVmax
・ニンフィアVmax
・リーフィアVmax

グレイシアも上記が流行れば必然的に評価はあがると考えましたが、既存の三神ザシアンや一撃デッキにおけるVアタッカーが厳しいと考え、環境初期段階ではそこまでいないだろうという予想でした。(結果的には予想外でしたが…続きはレポート編にて)

上記の新規カードは以下のように評価しておりました。
・ゲンガーVmax
⇒先攻を取ればどのデッキにも強く出ることができ、要求値もそこまで高くないが、連撃ウーラオスが絶望的に厳しい。
・インテレオンVmax
⇒モミの回復が非常に強力だが、素点が低く試合が長引くため、一撃系統のデッキと黒馬バドレックスが非常に厳しい。ミラーの回答がよくわからん。
・ニンフィアVmax
⇒リボンバッチが非常に強力でサイドを3-3で取らせず5枚取らせることが容易であるため、リセットスタンプが非常に強力。ポケモンを並べる必要があることから、ゲンガーVmaxが非常に厳しい。
・リーフィアVmax
⇒省エネルギーで大打点を出せることから先攻時の強さはゲンガーと同等レベル。後攻時が厳しいこと、取られるサイド枚数が2枚以下のサブアタッカーが少ないことから、3-3プランを取られやすい。

どのデッキも強力なものの、欠点は当然あるので、どれだけ補完しつつ戦えるかに焦点をあてデッキを構築しました。

この中で一番潰しこめる可能性が高いと判断したのはニンフィアVmaxです。
ゲンガーVmaxに対しての課題を解決すればそこそこ行けるのでは?と判断し、ニンフィアVmaxの考察を始め、デッキを組み始めました。
また既存デッキの中では連撃ウーラオスが非常に柔軟性、デッキパワーがトップクラスに高く、一番意識すべきデッキだと判断しました。
当日も確実にトップシェアであると予想し、このデッキに対する明確なメタを採用していく必要があるとも考えました。
ベンチバリアのミュウは回答になっていないと考えており、むしろサイドを3-2-1で取らせるためのサポートになっているのでは?とも思うレベルです。
連撃ウーラオスを綺麗に使いこなせる人には全く刺さらないと考え、別ルートを模索しました。
その中で気づいたのが「しっぷうづきをくらったポケモンを回復する」ことです。
連撃ウーラオス側からすると確実に1ターンロスすると考え、回復を採用することを決めました。

以上の条件から今回のポイントは
・ゲンガー対策として、できるだけV・GXを並べない
・回復カードを採用する
・最大10回戦あることから、展開カードを多めに採用する

上記3点を意識してニンフィアのデッキを構築しました。

3.デッキレシピ

Twitterにて公開しておりますが、当日使ったリストになります。

画像1

各カードの採用理由です。
ニンフィアV ニンフィアVmax 3-3
1ターン目に展開したいものの、キャプチャーエネルギーが最大枚数採用されていることから、枠の関係で3-3にしました。
当日はサイドに2枚埋まることがあったので、できれば4-3の方がいいと思います。

バシャーモV バシャーモVmax 2-2
ニンフィアのダイハーモニーで190与えたあとにダイブレイズ130点で320ラインを見るポケモン。
またニンフィアVmaxで攻撃できないタイミングで連撃エネルギーから即座に攻撃できることも評価ポイントであり、モミを打ったあとのエネルギー加速も非常に強力です。
試合中に1枚しか使わないため、サイド落ち考慮の2枚ずつの採用。

タイレーツ 2
ゲンガーの対策カード。ついでに190+130で見ることができないムゲンダイナも見ることができます。
その他にもサイド枚数をずらしたり、メッソンを取りに行ったりなど非常に強力でした。バスラオと1枚ずつに散らそうかとも思いましたが、タイプを増やすことができること、ゲンガー相手にサイド落ちすると苦しいことからタイレーツを2枚採用することにしました。

テッポウオ オクタン 2-2
試合中に1ライン立てたいことから、2枚ずつの採用。
水タイプかつ非ルールであることから減らす理由はありません。

ヤレユータン 1
ノーマルかつ非ルールかつキャプチャーエネルギーの展開先として非常に優秀なポケモン。デッキによって必要となるカードを博士で巻き込みしないようケアできるため、状況によっては早めに展開することが多いです。個人的には今回の構築のMVP枠でした。

デデンネ クロバット ワタシラガ 2-1-1
各種タイプが違うことから1枚ずつ採用していましたが、最大10回戦あることから、一番使用回数が多いデデンネがサイド落ちすると困るかと思い直前に2枚に増やしました。特に必要に感じなかったので、1枚でも問題ないと思います。クロバットはほとんど使いませんでしたが、タイプ枠として採用しています。ワタシラガはどこで使っても強いです。基本的にはボスかモミを使いまわします。

クイック 通信 おこう 4-2-2
特記事項はありませんが、通信おこうはドリームギフトで持ってきたいので、サイド落ちを考慮して2枚ずつ採用してます。

リボンバッチ 2
このデッキのチート枠です。
310もHPがあるのにサイド2枚しか取れないなんて世界線があってもいいものなのか…?これのおかげで三神ザシアンに対してもなんとか戦えたりします。ドリームギフトでサーチできるのも非常に強力です。

風船 いれかえ 1-2
エネルギーを切って逃げることが多いので入れ替えは1枚減らしてもいいかなーと思いました。水の塔が非常に強力ですし。
風船は基本ヤレユータンにつけてました。

リセットスタンプ 2
このデッキのデッキコンセプトの一角です。
確実に1回使いたいため、2枚採用にしてます。

博士 コルニ 4-2
博士は特記事項なし。コルニはスタンプの復帰と止まったときとで2枚ほしいかなーと思って2枚にしました。最初は3枚にしてましたが、一人回ししてて被りまくったので、1枚減らしました。

ボス 3
先攻が取れれば220点でVを倒しに行けること、後1でメッソンやデルビルをマジカルショットで取りにいけることから、序盤~終盤で使う回数が多いため3枚採用としました。結構被るのがストレスですが、ヤレユータンでうまく戻してあげましょう。

モミ 2
今回のデッキコンセプトの連撃ウーラオスへのメタカード。
バシャーモVmaxの採用、トリプル加速エネルギーの採用からモミを打ちながら攻撃ができることが、このデッキの最大の長所です。
引きたいときに引けないことがストレスになるかと思い、3枚採用にしようと思いましたが、連撃ウーラオス相手は4ターン目までに引けば大丈夫かなーと判断し2枚に留めました。特に2枚で問題なかったと思います。

水の塔 2
特記事項なし。スタジアムとして優秀すぎる。

連撃エネ キャプチャーエネ トリプル加速エネ 4-4-3
連撃エネは特記事項なし。キャプチャーエネルギーは最大10回戦あることから安定感をあげるため4枚採用としました。
トリプル加速は手張りが遅れたタイミングくらいしかないのと、被ると弱いため3枚にしてます。2枚だと少ないかなーと思ったのですが、如何せん退陣が0だったので判断ができませんでした。
特に問題なかったとは思いますが、2枚でもいいような…

4.採用検討カード

連撃ウーラオス+ガラルファイヤー+エネルギー付け替え
Twitterでこの3枚とニンフィアが並んでる画像を見かけたので、この構築からスタートしてみました。
しかし自分のなかでうまくまとまらなかったこと、連撃ウーラオスが手張り2回のゲンガーを1パンできないことから、根本的なゲンガーメタにならないと考え、不採用にしました。
他のデッキに対しては強く出れるのかと思いますが、ニンフィアにおけるゲンガーの存在は大きく、ゲンガーへの明確なメタにならないのであれば事故要素にもなりうるカードをたくさん採用するのは得策ではないと考えました。クイックシューターはやはり偉大ですね。

ゼラオラV
初期段階では構築に入っていました。
このカードを採用することで、スパイラルエネルギーを採用しなければならないことが事故要素の1つであると考えました。
またこのカードを採用することでインテレオンに強く出れると思いましたが、インテレオンは採用しなくてもなんとかなる(回復の打ち合いになれば打点がこちらの方が高いので攻撃回数で勝てる)と判断し、不採用にしました。
蓋を開けてみるとインテレオンだらけだったので、採用するのが正解だったかなーと思います。

バスラオ
タイレーツの欄でも書きましたが、このカードを採用しなかったのはオクタンのせいで色が増えないこととジュナイパーに対して先殴りができないことからタイレーツに寄せました。
カードパワーは非常に強力であるため、環境によっては採用するカードになるかと思います。

正直なところ、今回はこれらのカードくらいしか検討しませんでした。
(ボールの枚数とかはしましたが)
といいつつ、上記以外は特に試合してるときにほしいと感じたものもなかったので、何かあればお気軽にご意見いただければと思います。

5.当日の大会レポート

ここからは当日の大会レポートになります。
簡単に盤面を振り返りながら記載していきます。

予選
1回戦 インテレオン 後攻 〇
1ターン目に相手がメインアタッカーがおけず前がメッソン、後ろにテッポウオを置いて番が返ってくる。
こちらがニンフィアスタートだったので、博士とデデンネを使って連撃エネルギーを掘り当てマジカルショットでメッソンを取る好発進。
その後はどんどん呼ぶからインテレオンが展開されるものの、次のメッソン⇒オクタンと順に取り、あとはひたすらインテレオンを攻撃し続けてモミ連打が終わったところにボスをあてて勝ち。

2回戦 グレイシア 後攻 ×
1ターン目にカビゴンを2体展開され番が返ってくる。この時点でジュナイパーと判断する。
こちらは運よく?タイレーツスタートだったので、連撃のポケモンを並べつつカビゴンを落とすために連撃エネを拾いにいくが博士を打っても引けなかったのでドリームギフトでクイックボールをサーチして番を返す。
次のターンにカビゴンに水エネルギーがついて番が返ってくる。この時点でインテレオンと判断する。
返しにクイックからデデンネで山を掘るとサポートが引けず止まってしまうが、連撃エネが引けたのでそのままカビゴンを倒して番を返すと、満を持してグレイシアが登場。。。ボスで狙いに行きたかったが前のターンのデデンネで完全にストップしてしまい、おまけにインテレオンと判断したことからニンフィアも進化させてたため、打つ手なし。
そのままVmaxに進化されてタイレーツを取られておしまい。意識してなかったので構築負け。

3回戦 一撃ブラッキー 後攻 〇
1ターン目にブラッキースタートからキャプチャーでデルビルを展開し、もう1体場にでて番が返ってくる。
前のニンフィアに手張りしてもう1体のニンフィアを展開し、手札からテッポウオをだすが手札に打てるサポートはボスしかない状況。次のターンはデデンネから入ることを想定し、1ターン稼げればいいかなーと思ってボスを打ってデルビルを呼び番をドリームギフトで番を返す。
するとヘルガー2体に進化からマリィを打たれ風船を引かれ前のニンフィアが飛ばされる、強い、困る。
こちらもマリィで博士、トリプル、おこうを引けてたのでオクタンからニンフィアVmaxをサーチし、トリプルをつけて博士。ダイハーモニーで打点を与えて返すと、2体目のブラッキーからオクタンがとられる、強い、先攻ゲーの香り。
返しにバシャーモでブラッキーを倒し、ニンフィアの準備も進める。
こうなってくると相手はサイドの進行が遅くなり、こちらは2回の攻撃(1枚のボス)で勝ちとなるので、猿知恵で予約しつつデッキのボールをの残し最大限ボスを引けるよう立ち回り、マリィを打たれるもボスを引けて勝ち。

4回戦 連撃ウーラオス 先攻 〇
先攻2ターン目からダイブレイズでナゲツケサルを取る好発進。
連撃相手は予定通り、モミを打つことを意識し、ワタシラガでも使いまわして計3回打ったところでお相手が投了。イメージ通りの試合展開。

5回戦 一撃ゲンガー 後攻 〇
デルビル前でゲンガー1エネ+デルビルのお決まり展開。
ニンフィアとバシャーモを展開し、モミが手札にあったためバシャーモを前にして番を返すとデルビルが逃げれず1ターンもらえる展開に。
デルビルを倒し、バシャーモなので余裕をもって構えてるとハチマキ+3つの一撃エネでバシャーモが突然死、困る。
ここでゲンガーメタで入れたタイレーツを挟みお相手はゲンガーを逃がして番が返ってくる。その後はボス2連打(うち1回ワタシラガ)でタイレーツですべてサイドを取り勝ち。

6回戦 ドガスリーフィア 先攻 〇
こちらが先攻でリーフィアとわかったのでバシャーモを展開し番を返す。
お相手はグズマハラから風船鉱山ハイドをサーチし、クイックからドガースを展開。そのまま覚醒でマタドガスが降臨。
次のドローで水の塔が引けたのでそのままガラル鉱山を割りバシャーモ降臨。博士でエネルギーも引けたのでマタドガスを即倒すことができ、あとは弱点もあり、モミも打てる余裕のある展開で勝ち。

予選5-1の4位通過でトナメへ

トナメ1回戦 ブラッキーレッパ 先攻 〇
お相手のデッキがわからず、オドリドリスタート。
3神ザシアン、レッパ、テンタクルの線で動き、バシャーモを展開しつつ、前のニンフィアに風船を貼り番を返す。
お相手がレッパであったものの、こちらの風船の影響でホラーハウスを打ちづらい状況ができており、ミュウミュウに手張りされた状態で返ってくる。
その返しにダイハーモニーでオドリドリを取り、そこからは色相性で順当に勝ち。

トナメ2回戦 ゲンミミウーラオス 先攻 〇
事前情報でゲンミミウーラオスとわかっていたので、トレーナーズをドリームギフト込みで2枚以下になるよう調整して番を返す。
お相手ゲンミミを展開してくるも、超エネが引けずそのまま番が返ってくる。その後はボスでウーラオスを取る展開からスタートし、それ以降はひたすらダイハーモニーを連打して勝ち。
事前に情報を持ってたのも大きかった。

トナメ3回戦 インテレオン 先攻 ×
こちらは順当に展開し、お相手はバスラオを前に差し出しインテレオンを後ろに引く展開。
インテレオンは1-2-3で取るのが理想だと思っているので、2連続ボスで強引に狙いにいって想定通り1-2をとることに成功。
そこからはスタンプ+雪道をくらうが博士を引けてたので博士を打つとエネルギー大量とコルニで完全にストップする。
そこからはずるずる行ってしまい、お相手のモミと2枚目のスタンプでテンポをつかまれる。お相手のボスリーチがかかったタイミングでワタシラガから博士でスタンプを引き込み、こちらも王手をかけるが、お相手がスタンプ後にマリィを引き込み、こちらの揃った回答を下に戻しつつ、レベルボールを引かれてしまい勝負あり。プラン通りではあったものの、最後はお相手の方が持ってましたね。

3位決定戦 グレイシア(2回戦の方) 後攻 ×
構築段階で負けてるのはわかっていたたため、先攻を取り2ターン目にボスでグレイシアを狙うところから始めたいものの、じゃんけん負け。
先2でグレイシアが進化するわヨノワールも立つわでボコボコにされました。

というわけで7-3で4位でした。
仮想敵に対しては7-1できたので、そこは満足してますが、グレイシアは完全にやられた‥という感じですね。

6.最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?

ベストな結果であったとは思っていませんが、対人0のなか、仮想敵に対してイメージ通り戦えたことは非常によかったと感じております。
前述の通りですが、環境的にゼラオラは採用しておくべきだったなー。。。

普段はこんな感じで有料部分を書いてます。
(今回は対戦レポートでしたが、普段は調整をしてる中で気づいた仮想敵に対するプレイング、プランも書いてます)

この記事以前の購入や今後の購入の際の判断材料にしていただければと思います。

本件のお問い合わせについては、TwitterのDMにてお願いします。
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