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【シティ最速?優勝&自主大会13-2】WTBの初期案~最新構築の紹介

ご無沙汰してます。えねみ(@ene3_vvk)です。
第何弾になるかわかりませんが、久々にnoteを書いてる気がします。

今回の記事はWTBについての記事なります。
ざっくりですが以下の4部構成で記載しています。

① 3/5(バトルリージョン発売後1週間)のシティリーグで優勝したWTB(水バレット、ゲッコウガループ)の紹介
② そこから3週間の環境/構築の変化
-----------------(以下2項目は有料)-----------------
③ 3/21の自主大会(ポケカ乱舞ッ(チーム戦))にて2名使用し、13-2-1と好成績を残したWTBの紹介
④ 今後(CL愛知に向けて)の構築

①~②は無料となっておりますので、無料部分だけでも閲覧いただけると幸いです。

1.3/5のシティリーグの優勝構築(とちょっとだけ構築経緯)

まずは元凶?ともなった3/5のシティリーグで優勝した構築です。
使用したMSKが構築をTwitterに貼ってますので、以下リンクをご覧ください。

彼と私はほぼ同CSPで、今回のシティで優勝できれば世界出場圏内に入れることもあり、本当は自分のシティリーグまで隠し通そうと思ってましたが、彼の方がいいタイミング(バトルリージョン発売後すぐにシティリーグ)でこのデッキを使えたので、初見殺し力も高くデッキパワーも高いことから、完成してすぐに迷うことなくオススメしました。
無事優勝してくれてよかった。

このデッキを考察し始めたのはかがやくゲッコウガが発表された時で、「このカード特性やばいけど技もやばくね?」となったところからです。
1枚しか入れることができないものの、技を打つためのエネルギーが水エネルギーであることからルリナですべて回収できることはTwitter上でも登場に話題になっていたと思います。
(なので、自分たちが隠したところでこの手のデッキが登場するのは時間の問題かなとは思っていました…)

3/5時点の環境だと連撃ウーラオスが猛威を振るっていたわけではなく、そもそもデッキにマナフィが入っていないこと、初見でユキハミが見えた時点でかがやくゲッコウガが攻撃してくると想定できる人が少ないと判断し、メタカード等はできるだけ減らし、デッキを回すカードを多めに入れました。

それでもシティリーグの仕様上、1度対戦した方と決勝トーナメントで戦うことは多々あるため、2度目の対戦ではマナフィを置かれることも念頭に置いて構築したつもりです。
具体的には低コストで攻撃のできるスイクンVの採用、クイックシューターを2枚採用することで、VSTAR相手にケケンカニを通しに行くルートです。
結果的にはその構築がハマったのもあり、優勝することができました。
この時点ではアルセウスインテにはケケンカニだけで勝つことができたので、スターミーVは採用していませんでした。

前日夜に「優勝したらスイクンとインテレオン入ってるからスイクンインテで隠し通してくれw」と言って、Twitter上では「スイクンインテレオン」で情報が流れていたのも今ではいい思い出です。
(当時リプライやDMで構築を教えてほしいと打診いただいた方には騙してすいませんという気持ちでいっぱいです。。)

しかし、そこから先は皆さまご存知の通り、その週中には他の方が結果を残し、大注目デッキとなったわけです。


2.WTBが結果を残し始めてからの環境変化

さて、このデッキが登場してからの環境の変化について触れていきます。

当然、デッキバレをすることで一番の大きな変化となったところはミュウVMAX以外のほとんどのデッキにマナフィが採用されたことです。
さらにおまけとして、ユキハミが見えた時点でマナフィを置くというプレイが鉄板プレイとなり、かがやくゲッコウガで攻撃し続けるプランで勝つことが困難になりました。

WTBの要求としてはゲッコウガをメインルートとして攻撃を通すためには、ボスの指令等でマナフィ呼び出しマナフィを取るターンが必要になります。

ゲッコウガをメインアタッカーにしつつマナフィを倒すためには、1回目のゲッコウガの攻撃でボスの指令を使うorサブアタッカー+ボスの指令でマナフィを取るターンが必要になるわけです。(ゲッコウガが1度気絶し、2回目の行動をする際には、ルリナを使う必要があるため、同一ターンでボスの指令を使いマナフィを呼び出すことができない

さらに1度取るだけでは終わらず、釣り竿やクララなどで再利用されることも多々あり、非常に向かい風のように思えます。

これだけではありません。
別アタッカーのケケンカニVや当時は採用していなかったもののその後の採用が目立ったスターミーVも存在がバレるとケアをするプレイが取れるため、登場時のようにイージーゲームをすることが難しくなってしまいました。

現にここ最近のシティリーグのWTBの結果を見てみると「アルセウス+インテレオン(本記事ではアルセウスインテと略します)」に負けてることが多く見受けられます。

Twitter上でも「初見殺しに過ぎない」「バレると勝てない」という意見を多々見ました。
私自身もその認識に違いはないものの「バレると勝てない」ではなく「バレると簡単に勝ちづらい」だけであり「勝てない」ではないと判断しています。

というのも、そもそもこのデッキはアタッカーが自由自在であること=環境に併せてアタッカーを変える/プランを変えることができるわけです。

故に少なくともバトルリージョン環境では環境トップデッキ(ミュウVMAX、アルセウス系統)と並ぶデッキパワーであり、常に意識しなければならないデッキであると思っています。

3.メインのメタカード(マナフィ)に対する付き合い方について考える

そもそもマナフィというカードが場にいなければ、ゲッコウガの技が強すぎてイージーゲームができることほとんどです。
その結果がまさしく3/5時点のシティリーグであり、あの日の構築は正直いま出回っているリストと比べれば荒いところも多々あるものの、当日はほぼ初見殺し(マナフィがそもそも置かれない)だけで勝てています。

ではマナフィをボスで取ればいいのでは?となるのが自然です。釣り竿やクララも打たれてもせいぜい1回だし、2回取れる構築にすればよいのでは?

…実はこれが命取りとなることがほとんどです。

このデッキはモスノウを使って盤面を構築するデッキであるため、モスノウを2体(最低でもモスノウ+ユキハミ)を準備する必要があり、他の環境トップデッキ(ミュウVMAXやアルセウス系統)にサイドを先行されることがほとんどです。
準備するのに2ターンかかることも多々あります。

では例として、相手にサイドを2枚先行されたとしましょう。
相手は順当に回れば残り4ターンでサイドを取り切れるため、こちらが勝つためにはサイド2枚目を取られた返しのターンを含めて、4ターンでサイド6枚を取り切らないといけません
このなかでマナフィを2回攻撃する余裕がありますか?という話しになります。
マナフィを2ターン連続で取る=残りサイド4枚(相手は残り2枚)
つまり残り2回の攻撃でサイドを4枚取る必要があります。ゲッコウガの攻撃1回でサイドが2枚動いたり、2回の攻撃で4枚取れる盤面であればこのプレイを狙ってもいいですが、おそらくほぼこの盤面になることはありません。

以上のことから、マナフィの2回目を取ることは実は悪手となることが多いです。
おまけに攻撃するためのエネルギーはルリナを使ってアタッカーと一緒に回収するのをメインルートにしているため、ボスの指令を2ターン連続使うハードルが想像以上に高いです。

ポケモンVで1回相手の攻撃を耐えてボス2回目を打てばいいのでは?というのも実は全く同じで、こちらは2回の攻撃で2枚のサイド(マナフィ×2)を取っており、相手も2回の攻撃でポケモンV1体を取っているため、2回の攻撃で2枚ずつのサイドを取り合っている上記の展開と同様の展開となってしまいます。

以上から、マナフィを深追いすると最終的に負けてしまうことが多いです。
もちろん再利用できないパターンやそもそも再利用ギミックが採用されていないデッキに対してはマナフィを取ることは有効プランであるため、相手のデッキ構成に併せて取る/取らないを判断するのがベストです。

ではどのようにして再利用してくるデッキに勝つのか?

当たり前ではありますが、できる限りマナフィを無視して戦うような構築にするのが理想論になります。

相手からすればマナフィを置くために、貴重なボールを序盤から使わなければならない他に出したかったポケモンを1体並べることができないとなるので、マナフィを無視してサイドを6枚取りきるのをメインルートにすれば、相手の展開を強要しつつ、こちらはメインルートを通すだけで勝つことができるわけです。

ここまでのポイントを1回整理してから有料部分に進んでいきます。
・WTBというデッキの存在がばれている以上、ユキハミが見えた時点で天敵マナフィを置かれてしまう
・マナフィを取ればよいかというとすべてがそういうわけではない(再利用等もある)
・マナフィを取るためにボスの指令を宣言することが思った以上にハードルが高い
・できる限りマナフィを無視してサイドを取りきる構築にすれば、相手の展開を強要しつつ、こちらはメインルートを追っていくだけでよい(ハードルが相手に比べて低い)

上記のポイントを意識して構築していきました。
その構築でハセキョンさん、カヲルさんの2名が自主大会で使用し、トータルで13-2-1という好成績をおさめることができました。

ハセキョンさんのツイートにもある通り、アルセウスインテに対して明確な立ち回りが組めたのでこのデッキを使うことになりました。

これより先は有料部分となりますが、先ほど述べた条件をできる限りクリアした構築の紹介およびCL愛知に向けてのカスタマイズ案、過去に試したカードとWTBへの対策カードを含めて気づいた限りで紹介いたします。
あまり見かけないカードも採用しているのでその点も含めてみていただけると幸いです。

CL愛知に向けてWTBを使おうと考えている方、またWTBへの対策で迷っている人に対して微力ながらサポートできればと思っております。

WTBを1から考えてかなり長い時間使っているつもりなので、より多くの方に試していただき、このデッキの可能性を更に高めていければと思っております。

4.最新のデッキリスト(3/21使用)

まずはデッキリストの画像になります。

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